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中国成長の限界

中国は世界有数の資源産出国です。にもかかわらず既に輸入国に転落しています。まだ沿岸地域しか開発されていないにもかかわらず、です。彼らの長所である巨大な市場、すなわち莫大な人口、はこの先彼らの足を引っ張ることになります。中国国民がすべて先進国並の生活水準になるとしたらどうでしょうか。世界の資源の需給バランスなんてものはむちゃくちゃになってしまいます。要するに世界はもはやそんなに資源を持っていません。さらに14億の中国人達が先進国並みに環境に負荷をかけ始めたら地球という器自体が持たないのです。すでにこの影響もあって原油は市場最高値を更新し続けています。中国という国は急速に成長し続けていますが、実はすでに原理的に先進国レベルまでは到達することが出来ない、しかもそれは外部的制約によって、なのです。ということは近いうちにこのことが多くの投資家に理解されたとき、中国のバブルは崩壊するでしょう。もちろん日本も甚大な影響を受けることになると思います。考えただけで気が滅入ります…。

昨今靖国問題・日本の常任理事国入り問題等で中国との関係が急速に悪化しています。ご存じの通り中国国内では大規模な反日デモまで起こっております。中国への日本の経済的依存度は相当な物で2004年には1,680億4,794万ドルに達したそうです。特に毎年のその伸び率は相当なものです。ミクロな視点から考えても、中国に材料や人員を依存している企業も多くあります。また市場としても世界の5分の一を占め、地理的にも近く、毎年8パーセント程度の成長をしている中国の存在意義は現在我が国にとって巨大そのものです。この巨大市場をこのままの政治的潮流では失いかねないのではないかと思います。それを避けるために代替的な投資先を探そうにもそのような場所はありませんし、何より中国という巨大市場で日本以外の国の製品がシェアを占めてしまうことになれば国際競争力の観点からも座視できない問題です。つまりここままでは折角回復基調にあるといわれる日本経済にとって、中国との問題が巨大な懸念として大きく浮上してくるということです。もちろん政治と経済は別問題で、私も日本の国内問題に対して厚顔無恥に介入してくる中国には不快感を禁じ得ないわけですが、このままではやっと不良債権問題が一段落したのに、また日本経済は大きなアキレス腱を持つことになるのかと、ため息ばかりでてしまいます。ほんと、困りました。

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