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この曲、大学の卒業試験で歌いました。
そのころはまだ、ドイツ語の発音がむちゃくちゃだったなあ。
しかし、大学4年の秋ごろからだんだん、ドイツ語が向いてるかも?
と気付いて、ドイツ歌曲にのめり込み始めました。
ピアニストにとってはすごく大変な曲です。
右手の動きは曲の初めから終わりまで
「さらさら流れる小川の水」
を表しています。
この曲は本当に純粋な恋愛抒情詩で、その愛の真っ直ぐなところに
多くの人が惹かれます。
Liebesbotschaft 愛の使い
作曲 F.シューベルト
作詞 レルシュタープ
Rauschendes Bächlein,so silbern und hell,
eilst zur Geliebten so munter und schnell?
ach, trautes Bächlein,mein Bote sei du,
bringe die Grüsse des Fernen ihr zu.
All ihre Blumen im Garten gepflegt,
die sie so lieblich am Busen trägt,
und ihre Rosen in purpurner Glut,
Bächlein,erquicke mit kühlender Flut.
Wenn sie am Ufer,in Träume ver senkt,
meiner gedenkend,das Köpfchen hängt,
tröste die Süsse mit freundlichem Blick,
denn der Geliebte kehrt bald zurück.
Neigt sich die Sonne mit rötlichem Schein,
wiege das Liebchen in Schlummer ein.
Rausche sie murmelnd in süsse Ruh,
flüstre ihr Träume der Liebe zu.
さわさわと流れる銀色でとても明るい小川よ、
そんなに快活に恋人のもとへと急いでいるのかい?
ああ、親切な小川よ、僕の使者となって
僕の挨拶を遠くにいる彼女に届けておくれ。
小川よ、彼女がとても愛らしく胸に抱き、
庭で手入れしている全ての花や、
彼女の真紅の情熱のばらを
君の冷たい水の流れで元気にしておくれ。
もし彼女が岸辺で夢の中に浸り、
僕のことを考えて頭をもたげていたら、
親しみのこもった眼差しで、彼女を慰めておくれ。
なぜなら君の恋人はまもなく戻るから。
紅く輝きながら陽が沈んでいく。
彼女をまどろみの中で寝かしつけておくれ。
甘い憩いへとさらさら流れていっておくれ。
彼女の甘い愛の夢をこっそりとささやいておくれ。
訳 楢崎
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