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ちょうど今の時期って、映画見に行くって言うと必ず「スターウォーズ??」って聞かれますよね。 なりぃはすでに6人に聞かれました…。 さて、今回ひょんなことから、この映画『埋もれ木』を知り、観に行くことになりました。また、監督をされている、小栗康平監督も初めて知りました。 この映画について事前に知っていたことは、カンヌに出たということだけ。(正確には、カンヌ国際映画祭《監督週間》正式出品作品だそうです) 果たしてどんな映画なのか、期待を膨らませつつ、首都圏唯一の上映館、渋谷シネマライズに向かいます。日曜の最後の上映は1,000円のスペシャルプライスだそうで、ラッキーでした。ダラダラして遅れても、たまにはいいことあるんですね。 さて、ストーリーの紹介等はオフィシャルサイトを見ていただくとして、なりぃの観た感想を書いてみようと思います。 まず、ストーリーの描き方に衝撃です。というか、衝撃のないストーリーです。ふつう、映画ならば起承転結があり、スペクタクルな展開と衝撃の結末が必要なのですが、それがありません。 これは好き嫌いが分かれると思いますが、なりぃは結構気に入りました。なりぃの場合、あまり映画を観ないほうなのですが、特定の俳優が出てる映画を観に行くときがあります。そういった場合、たいていは興行を意識した大作というより、芸術性を追求したタイプなので、監督の個性が強くても拒絶反応は出ないんです。 本当なら、僕らの日常っていうのはあくまで日常なわけで、映画の中の世界だけが起承転結のあるストーリーっていうのも変な話なんですよね。この『埋もれ木』は、物語の起点はあるものの、その他の要素はぱっと見当たりません。そのぶんリアルの日常に近い気がしました。 この監督のマイペース感、なりぃには川本真琴に通じるものがあるような気がしてなりませんでした。…まっ、これは個人的趣味ですけど。 続いて、映像についていろいろ思いました。 実はなりぃは映画のフィルムの質感があまり好きではありません。なぜかというと、自分が見て育ってきたビデオカメラの絵に比べて、暗く、重苦しく感じるからです。(あくまでも個人的にです!フィルムファンの方スイマセン!) ですが、この作品の絵は色合いがはっきりとしていて、観てて映像の美しさに目を奪われました。本編で、クジラの広告カーが水面に反射するシーンがありますが、ここなどは、しっかり色が分離していました。そのほかにも、特に夜のシーンが多い(舞台が夜ってことですよ!)のですが、黒がつぶれたり、ノイズが載ったりなどということがなく、非常にクリアな色でした。 最後に、ちょっとだけ違和感があった点をあげておきます。 それは、さびれた商店街や埋もれ木の発掘現場(最後の祭りで登場)、中盤にまちが男の子に連れられて行く未完成の道路など、セットがちょっと違和感あるかな、と感じたことです。 商店街の場合は、質感が高いセットだと思うのですが、存在自体が現実離れしている気がしました。発掘現場と道路は、思いっきり作った感があったので、作品全体の美しさや芸術性のまえに、いささか見劣りするかなと思いました。 この作品に主演している夏蓮という女の子、14歳なんですね。いい目をしていると思います。また、彼女と一緒に物語をつくっていってた女の子、すごくかわいかったです。彼女たち3人は新人ということですが、これからも活躍してほしいと思いました。 余談ですが、この作品を観た帰り道、なりぃは自分の人生のあり方について考えてしまいました。 もしかして自分はつまらない人生を送っているのではないか? 自分のやりたい事ってなんだろう? …というように。 就活が近づき、心が殺伐としていると、この作品の世界に生きている人々のようなスローライフが、ものすごくうらやましく思うのでした。 |
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履歴からまいりました。いまどきこのような、自己見つけの旅にいざなまう、映画もあるんだと感銘。ご紹介ありがとう。
2005/7/11(月) 午前 9:47
はじめまして。今度「埋もれ木」を見に行こうと思ってます。どんな映画なのかわからないまま鑑賞券だけ手元にある状態です。でも「衝撃のないストーリー」とはかなりわかりやすい説明でした。決して万人ウケする映画ではないと思いますが私も嫌いではありません。「きょうのできごと」という映画が私には心に染みた覚えがあります。来週にでも埋もれ木を見に行こうと思います!
2005/7/17(日) 午後 2:51 [ - ]
『埋もれ木』オススメですよ。なんかあの世界…いい感じです。ほんとに日常です(日常すぎるから、非日常なのかもしれません)。終わってみると、もっとなんとなく観ていたい気持ちになりますよ。
2005/7/18(月) 午前 0:21