幸せのかたち

風景写真ときゅんの毎日

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想いの行く末〜後編〜

イメージ 1

出かけてから1時間後の午前2時

遠ざかってゆくテールライトを見つめる私がいた

白い息が深夜の冷たい空気に煙る

コツコツ・・・と靴音が響く住宅街を私は急ぎ足で

家へと戻った

淡い光に包まれた部屋で、ひなたは布団をまた蹴飛ばして

ぐっすりと眠っている

気温氷点下1度

急いで洋服からパジャマ代わりのパーカーに着替えて

私はひなたの横に滑り込んだ

暖かいひなたの体を包むように抱きしめて体を丸める

少し、苦しそうに、ひなたが体をよじった

すっかり冷えてしまった体が温まってゆく

「・・・・・。」

私はおもむろにバックから携帯を手を伸ばして取り出すと

ゆっくりと開いて、メールを打った

「今、着いた。気をつけて行ってね。」

・・・・・・。

私に会って、すぐとんぼ帰りするはずだった彼は

妹に呼び出されて、また彼女の元へ向かった

私に会いに行く途中に電話がかかってきたらしく

「下のやつがなんか吐いてるらしいから、来てって言われてさ。」

「じゃ、すぐいってあげなよ。」

「いや・・今はとりあえず寝てるらしいから。」

そう言って彼は、私を引き寄せて、肩にこつんと

私の頭を乗せて、髪の毛をなでた

「会いたかったよ。」

何度もわたしの存在を確かめるように抱き寄せる

「・・・・そっか。」

「うん。」

なんでだろう。嬉しいはずなのに喜べない

ドキドキもしない

むしろ、また寂しさが増幅していくように思えた

「会えてよかった・・・。」

彼はそう言うとしばらくわたしを抱きしめていた

会えて良かった・・・・のかな

彼に抱きしめられながら、ぼんやりそんな事を考えていた

それから少しして、私は彼と別れて帰ってきた

「・・・・。」

はぁ、と短いため息をついて携帯を傍らに置こうとしたら

彼の着信音が流れ出した

メールの受信が表示される。

彼だった。

「ゆっくりできなくてごめんね。また会おうね。おやすみ。」

薄暗い部屋にぼんやりと浮かび上がるその文字に

なんだか無感情になっている私がいた

彼はいったいどんな気持ちで私を思ってるのだろう

ただ、こうやって都合のいい時に会えるから?

前に似たような事を言ったら

「そんな風に考えてたら、今頃会ってないし

ただ出会い系みたいな目的ならわざわざ会いに来ないよ。」

彼がそう言っても、

その言葉を、私は心から信用はしていなかった

どんなに彼が私に優しい言葉をかけても

私が飛び込めなかったのは、無意識に

何かを感じ取っていたからなのだろう

「・・・・・・。」

今頃はもう、妹の所へ着いた頃だろう

私の住んでる所から、そう遠くないから

暖房のブゥゥン・・・という低い音が部屋に流れている

私が望んでたのは・・・こんな思いじゃなったはず

もっと、穏やかで、ふんわりするような関係が欲しかった

これだけ謎や、疑問が多いとどうしても尻込みしてしまう

だんだん暖かくなっていく体に眠気が襲ってくる

明日は仕事だ・・・ちゃんと眠らないとね・・。

気分転換に、お給料も入る事だし

髪の毛でも切ってこようかな・・・早く終わったらだけど・・

なんとなく、行き止まりが見えたような気がした

彼がどう思うか・・・それはわからないけど

きっとこれ以上私は、彼を大切だと思えないだろう

私だけをみていてとは言わない

ただ、嘘や、疑うような行動をする人はもう嫌だ

あと、勝手な人も。

しばらく彼への連絡はしないでおこう

それで終わりになったら仕方ないことだ

ただ、私でなくても、ほかの女性でも

彼の行動はきっと不可解で、自己中心的なものにしか

映らないだろうと思った

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想いの行く末〜中編〜

イメージ 1

ブゥゥン・・・

ドライヤーの低い音が部屋に響き渡る

好きな人に会えるドキドキ感を

こういう時みんな楽しむんだけれど

今の私には・・・・

「・・・・。」

鏡に映る、素顔の自分が少し、やつれて見えた

私って、こんな顔してたかな

温風に揺れる髪の毛から、淡く香るシャンプーの香り

彰と一緒にいた頃とはまた違う、少し疲れた私の顔

どんなに笑ってても、前向きに思ってても

ふと、素に戻ると、不安げで、寂しい顔が浮かび上がる

はぁ・・とため息をついてドライヤーを止めると

温風で熱せられた髪をばさばさっと無造作に散らした

時間は0時30分

私は、ひなたの机に行くと、1枚便箋を取り出した

マジックペンできゅっきゅっと短く言葉を並べる

”ひなたへ

お母さんちょっとだけ外に出てるから

起きてもし、お母さんがいなかったら

携帯に電話して、すぐ帰るから”

「これでよし・・と。」

私はその便箋をわかりやすいようにドアに張って

もう一度読むと、ひなたの携帯を

眠るひなたの横に置いて

パジャマ代わりのパーカーを脱いだ

すばやく着替えて、髪の毛を軽くなおすと

口紅だけ薄くつけて、彼からのメールを待った

義母は20時にもう眠ってしまっている

別に凄く、彼に会いたい訳じゃなかった

ただ、ここ数日、イライラしたり、やるせなかったり

時間に追われて、かなり不安になっていたので

情緒不安定な気分を少し、外に出ることで

落ち着けたかった

彼に会いたいと言うよりも

それが先決みたいな・・・・

なんか、わざわざ会いに来る彼には少し

悪いようには思うけれど。

なんとなく、ついでのような感じの彼の行動だから

わたしも”ついで”にくらいの気持ちで、いいのかもね

12月ももうすぐ上旬が終わる

クリスマスが近くなると、やっぱり去年のことを

思い出して苦しくなってしまう自分がいる

だから余計に最近は精神的に苦しくなっていた

いくら消そうとしても、鮮明に蘇る記憶が

めまいや息切れや微熱を引き起こす

体の中に閉じ込めてたものが

小出しに外に出てきて私を悩ませる

それがとても辛かった

「・・・・。」

枕元のスタンドライトがぼんやりと照らす部屋

その視界に、フォトスタンドが入る

少しはにかんだようなひなたと笑顔の私と・・

彰が笑っている

「・・・・。」

遠い過去のようで、つい最近の思い出

つい最近のようで、もう遠い春の記憶

今では、千葉にいた記憶が少しづつ

思い出へかわっていこうとしている

前を向いた私、歩き出した私

だけど、いつまでも、忘れられない私

「・・・・。」

そっと手を伸ばして、フォトスタンドを手に取った

うっすらと表面に埃をかぶってる

それが私達の今を物語っているように思えた

ねぇ、彰

人を好きになる事はやっぱり難しいね

どうしても私は、疑ってしまうし

信用できないでいる

そして、上手に甘えられないでいる

今の彼も、信じようと思ったんだよ?

だけど・・なんかちょっと・・・ね

深く考えすぎるからいけないのかもしれないけど

私の思い描くものとは・・違うような気がするんだ

あぁ、やっぱり男ってみんなそうだ

そう、思ってしまうんだ

それに、私は一人じゃないから

誰よりも幸せにしなきゃいけない

ひなたがいるから・・

恋とか考えちゃいけないのかもしれないね

でもいつか、ひなたも私も、受け入れてくれて

幸せにしてくれる人が現れるのかな?

一番いいのは、誰が本当の運命の相手か

わかったら、いいのにね

ね?

彰は、もうそんな人見つけれたかな?

ゆっくりと埃を指先でぬぐうと

より写真が鮮明になる

「・・・・。」

色んな想いが胸の中をかけめぐる

ここにいるから、なのかな。

彰の面影が詰まったこの部屋にいるから

だから苦しんでしまうのかな。

毎日、彰の事を何かしら話す義母さん

毎日、彰にメールを送るひなた

日常のどこかに、彰の存在がある生活

自分で悩んで選んだ道だけど

それで本当に良かったのかな

だけど・・・あの時はもう選択肢は

ここしか残されてなかった・・・。

だから、私が乗り越えなきゃいけないんだよね?

だけど、ありえないよね、やっぱり

別れた彰の母親と暮らしてるなんて・・・

「・・・・まだまだ、頑張りがたりないのかな・・。」

♪♪

そんな時、足元の携帯が音をたてた

思わずはっと我にかえる

宇多田の着信音  彼だ

そのまま私はフォトスタンドを元に戻すと

携帯を開いた

「もう、着くよ。」

「・・・・・。」

私は少しためらった後

「了解。」

と返事を打って、携帯を閉じた

タイムリミットは1時間

自分でそう決めていた

そのまま携帯をバックに押し込めると

眠るひなたの毛布をかけなおして

すっくと立ち上がると、私は

そばにあったコートを手に取った

マフラーを巻いて、コートを着込むと

バックをかたにかけて、また、ため息をつく

ドアをゆっくりと開けると、わたしはひなたに

小さな声で”行って来るね”と言うと

「・・・・・。」

もう一度、テレビの上のフォトスタンドを見つめて

パタンとドアを閉めた

フォト BY きゅん

想いの行く末〜前編〜

イメージ 1

忙しかった土曜日の仕事、やっぱり休みが多いと

どうしても私の仕事が溜まってて困る

”これお願いします”とメモがあって

山のようにある加工する商品と入荷物

(;´д`)トホホ

どんだけ仕事出来るようにならなきゃいけないのよ

と、思いながら、仕事をこなすきゅん

あっというまに仕事は終わったけれどね

家に帰ってきて、ほっと一息

義母は少し家事を出来るようになったので

私も助かっている

ひなたにお手伝いをするように頼んでおいたので

ちゃんと洗濯物たたんだり、上靴を洗ったりしていたらしい

(^_^)ヾ(^^ )えらいえらい

ご飯も義母が作ってくれてて、久しぶりに少しゆっくり出来た

茨城名物の干しいもを買ってきたらしく

少し食べたら、おなかいっぱいになって、疲れもあって

ソファーで少し眠ってしまった(笑

そんな中、彼からまたメールが届いた

「今日、仕事が早く終わったら、会いに行きたいな。」

ねぼけまなこで私は

「無理しないでね。」

私はそう送って、携帯を閉じた

それから数時間後

夜の10時を過ぎた頃、着信が入った

「今、終わって、家に帰ってきたんだけど・・

どうする?会えるなら・・会いに行きたいんだけど。」

「でも、もう遅いし、疲れてるでしょ?

妹さん、あんまり遅くに行くと迷惑なんじゃない?」

「いや、今日は行かないから。」

「え?」

「きゅんに会えたらそのまま帰るよ。」

「でも、きついでしょ?」

「いや、大丈夫。」

「うん・・・。」

「でも、ちょっと、休んでからでいい?」

「いいけど、眠かったらそのまま寝ていいよ。」

「わかった。」

そう言って、電話を切った

ふー・・・ん

彼はなんで、私のこと、好きなんだろうな

なかなか会えないし

別れた彼の母親と娘と暮らしてるし

そんなメリットあるわけじゃないし・・

なんか、わかんないや

そんな事を思っていたら、30分後

「今から出るよ。また近くなったらメールするから。」

とメールが届いた。

やっぱり彼はこっちへ来るらしい

頭痛がして具合悪いって言ってたのに

大丈夫なのかなぁ・・。

私は静かになったリビングでひとりそれを見て

ため息をひとつ、ついていた

会いたいような、会いたくないような

でも、せっかく向かっているのだから

・・・少し会うかな

はぁ・・・とため息をつきながら立ち上がると

私は、まだ生乾きの髪の毛を乾かしに

ひなたが眠っている2階へ上がっていった。

後編へ続く

フォト BY きゅん

イメージ 1

”夢よかなってしまえ”

4年に1度の移動遊園地 ドリカムワンダーランド

約2ヶ月間のツアーで44万人を動員したライブツアー

そのファイナルが

2人が一番強く要望していた場所

東京 国立競技場で行われた

「東京の真ん中で歌いたい」

吉田美和のこんな言葉から実現した今回のライブ

国立競技場でライブを単独で行うのは

SMAPについで2組目の快挙

芝生の管理やトラックの保全など厳しい条件をクリアし

今日の日を迎えた

東京の空は今にも雨が落ちてきそうな曇り空

そんな中、国立競技場にはぞくぞくとファンが駆けつけた

その数 6万人

午後5時過ぎ

ぱらぱら小雨が落ちだしたステージから

あの曲が流れ出した

いっせいに観客席がどよめいて、立ち上がる

競技場中央のステージの大きなバルーンがゆっくりと

上昇し始めると、そのバルーンに乗って、吉田美和が現れた

「きっと そうなんだ・・・ めぐりあえたんだ・・・」

吉田美和の透き通った声が会場に響き渡る

「うれしい・・たのしい・・・大好き・・・。」

スタジアムが歓声で揺れた

「ドリカムワンダーランド2007!」

空中を舞いながら吉田美和が歌い始める

夢の時間の始まりだった

2人は会場のファンを

「ワンダーベイビーズ」と名前をつけて呼んだ

「今日はね、本当に夢じゃないかと思ってるの

目が覚めたら、夢だったってのじゃないよねって

それくらい、すごく嬉しいの。」

満員の競技場を見渡して吉田美和が叫んだ

”今日はみんなの事、絶対、絶対・・”

そう言って吉田美和は感極まって涙ぐんだ

そして

”幸せにするからね!”

そう、とびっきりの笑顔で微笑んだ

その言葉は本当だった

会場いっぱいを走り回って、アリーナだけじゃなく

スタンド席ほぼ全部まで近づいて歌った

会場がひとつになったのは

「何度でも LOVELOVELOVE」

夢よかなってしまえのコンセプトの中の

「ドリカムと歌いたい」

それを実現させ数千人の中から選ばれた

男女のボーカル2人が吉田が休憩の間に

会場のみんなと

事前に打ち合わせ・リハーサル・振り付けをして

6万人のワンダーベイビーズがバックコーラスを勤める

「みんなはもう私たちの一員だから、あいさつしてみようか?」

「業界ではいつでもこう言うの。”おはようございます”」

みんながいっせいにおはようございまーすと答えた

打ち合わせは完璧

やがて本番

吉田美和はなんと競技場の聖火台に現れた

「みなさーん!おはようございまーす!」

いっせいにみんなが驚いて後ろを見上げる

「準備はいい?はじめるよ?」

吉田はそう言って、中村正人と聖火台に火をつけた



アーティストが聖火台に火を点けるのは史上初

炎が燃え上がると会場は一気にヒートアップ

大歓声の中聖火台を駆け下りると スタンド側のステージへ

何度でもの大合唱があたりに響き渡った

そして今年も

”あの夏の花火”を歌い終わったあと

「じゃぁ・・・今年もみんなで花火みっか?」

一気に会場のライトが落とされて

花火が東京のビルの夜景をバックにはじけた

ワンダーランド名物の花火

その頃には雨もやんでいた

みんなが空を見上げて、その光にしばらく黙り込む

「絶対に、この日の事、わすれないよ。」

吉田はそう言って、笑った。

そして、アンコール

吉田美和は中村正人から

「俺の願いも言っていい?」

と言われて

「12月5日にアルバムが出せればいいなぁぁぁ。

吉田さんおねがいしまーす!」

とせがまれていた

「そうきたかww」

と笑いながら吉田は

「がんばりまーす!」

と答え

新曲「アイシテルのサイン」を歌った

ラスト、吉田美和は寂しそうに

「今日はみんなここに泊まっちゃう?泊まっちゃおうか?」

と言いながら

「じゃぁ・・・最後はこの曲で燃え尽きちゃおう!」

と、決戦は金曜日を熱唱した

もちろんサビの金曜日”を”日曜日”に変えて

「本当に、今はありがとうしかみつからないの。

みんな、ありがとう。」

最後に、中村正人から

「吉田さんよく頑張りましたエスト〜♪」

と抱きしめられて、少し、泣いているように見えた

3時間半 32曲

夢のようなステージは幕を下ろした

席を立って帰る人の誰もが、笑顔だった

吉田が約束した”幸せ”は

みんなの心にしっかり受け取られているように思えた

さぁ、また4年後

今度の彼らはどんな幸せを私達にくれるのだろう

あの透き通る歌声を また聞けることを

私は心から楽しみにしている

♪ちゃんとあなたに伝わってるかな・・

ねぇ あなたとだから ここまでこれたの

ねぇ あなたとだから 未来を思えたの

どんな明日が待っているかは 

誰にもわからない毎日を

当たり前のように 傍にいて いろんなことを

すごしてきたのだから

ちゃんとあなたにつたわってるかな

メット5回ぶつけたり ブレーキランプ踏んだり

愛してるって伝えられてるかな

2人の今が昨日に変わる前に・・・・

ねぇ あなたとだから 喧嘩もできるし

ねぇ あなたとだから 私はここにいるの

思ったようにかなわない日も 不安だらけの日も

毎日を 当たり前のように 傍にいてくれて

あなたとの今日に感謝しているだから

ちゃんとあなたに伝わってるかな・・・・

花火振り回しながら ハートを五つ描いた日

愛してるって伝えられてるかな・・・

2人の今が昨日に変わる前に・・・・

ねぇ 私達の未来予想図は

まだどこかへたどり着く途中

一緒にいる毎日が積み重なって描かれるのだから・・・

ちゃんとあなたに伝わってるかな

おでこ5回ぶつけたり 何度もキスをしたり

愛してるって伝えられてるかな

2人の今が明日に変わる時も・・・・

新しいサインが増える時にも・・・・・♪

SONG BY Dream Come True 

”ア イ シ テ ルのサイン”〜僕らの未来予想図〜

20007.09.23

きゅん

半年

イメージ 1

住み慣れた千葉を離れたのは

まだ半そででは肌寒い4月のはじめ

荷物がなくなって、がらんとした部屋を

最後に振り返ったとき、なんともいえない思いになった

涙は出なかったけど

心の中で、”さよなら”とつぶやいてた

だんだん遠くなっていくマンションを

大きなスーツケースを抱えて、何度も、何度も振り返った

6年間を過ごした千葉の街

海風と少し湿った空気、そして、飛行機の行きかう空

春を染める朝焼け 夏を彩る公園の緑

秋に埋め尽くされる枯葉に 冬のイルミネーション

最後は、辛いことのほうが多かったけど

けれど、わたしがようやく見つけたと思った

いとしい場所

そこをわたしと娘は今、離れてゆく

咲き始めた桜の香りに包まれながら、私は茨城へ向かった

それから半年

色白で、いつも私にべったりだった娘は

日に焼けて、縄跳びも100回近く飛べるようになった

かけっこも早くなったし、べったりじゃなくなった

いつも部屋にこもりきりだった私は

色々あるけれど、一人で歩き出すために、仕事を始めた

もう4回目のお給料

もらえる額は、彰の5分の一だけど

なんともいえない充実感と、自由なお金を少し手に入れた

だけど、失ったものの方が大きすぎて

まだ心の中は癒えていないまま、時が過ぎていく

彰の実家で、彰の部屋で、彰の思い出にかこまれて暮す私

そんなの、忘れなさいっていう方が無理だよね?

昨日、ドリカムの未来予想図聞いてたら、なんだか知らないけど

ポタポタ涙がこぼれて落ちた

”きっとわたしこれからもわがままばかりで困らせるけど

 こうしてあなたと寄り添っていきたい・・”

知り合ったばかりの頃、よく聞いていた曲

どうして、楽しかった思い出より、

つらかった思いでは、鮮明に蘇るのだろう

ちくちくと胸を刺すたまらない痛みで苦しくなる

戻りたいわけじゃない まだ好きなわけじゃない

けれど、どうしても、胸が痛くなって、泣いてしまう

なんで?どうしてよ。

自分に問いかけても答えはまだ、見つかっていない

彰は、もう心の中はリセット出来てるのかな

でもリセットしやすいのは彰のほうだろう

私達のものは何もないのだから・・・・

でも、きっといつかは 笑えるかな

心から 笑えるかな

毎日そう思いながら わたしはこれからもここで

必死に生きていくのだろう。

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