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(写真は著者であり、殺人犯ではありません)
以前住んでいた台北県汐止市(台北と基隆の中間)
の裏山は、美しいものと恐ろしいものが混在する、ミステリーゾーンだった。
汐平路という道が、濃緑の峠を越えて平渓という観光地へ抜ける快適な
ワインディングとなり、つづいている。ここでは
台湾の国鳥である青い尾羽の珍しい鳥、台灣藍鵲(英名Formosan Blue Magpie)
を見かけることもあるし、渓谷や見晴らしのいいところには、お茶を飲むための
石造りのテーブルと椅子が設置され、市民の憩いの場所となっている。
また、よく整備された峠道には小さな公園もある。そうした見晴らしのいい
ところには、脱サラで移動コーヒーショップをはじめた人たちが、臨時スタバのような
サービスをおこなっている。
こうした整備されたところは、汐止市の前市長(今回、立法議員選挙で落選)が
市民サービスに熱心だったことから可能になった、すばらしい成果なのだそうだ。
東京あたりでいえば、汐止は川崎あたりの位置関係なので、川崎のすぐ裏に山脈があって、
気軽にそこへ入っていくという感じか? 大自然に囲まれたエリアだ。
風光明媚で、市民もよく足を伸ばす、自然豊かなこの裏山。
しかしそこでは、物騒な事件やはなしをよく聞くのである。
タクシー運転手による焼身自殺、他殺体を車でここにつれてきて遺棄した
というはなしもある。僕も、焼死体が一日前まであった焼け焦げた車を見たこともある。
たしかに交通量の少ない山で、野良犬もたくさん歩いている。夜の交通量はほとんどない。
「トラブルでもあって停車したら、きっと悪い人に襲われる」と、怖がる人もいる。
しかし昼間なら、と出かけてしまうのは台湾人だけではない(自分)。
戒厳令後も台湾社会がそうであるように、緊迫と安寧の共存は、
市民にとってそれほど珍しいことではないようだ。
快適にこの裏山をドライブし、平渓へ行って、炭鉱跡に入ったり、
天燈のときは小さな熱気球に願いをこめて飛ばしたりする。
また、その途中、大型バイク野郎たちが集るカフェでコーヒーを飲んだり、
足を伸ばして十分、基隆まで行き、高速で帰ったりもできる。
季節によっては、山一帯が白い雪花(油桐花− 大樹に咲く大型の花。六月雪と
呼ばれる)に染まったり、血色の山桜(原住民の恨みの血の色。。。)に埋まったりする
のを見ることができる。(写真は雪花のとき)
こんな台湾もあるんですよ。。。
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そうなんですか。そんな処があるとは、知りませんでした。台湾での事件のニュースなどは日本と違って流血や死体(?)も映っていましたが、周りはいたってのんきに感じたもので。
怖いイメージがなかったのですが、台湾でもあるのですね。
2008/2/3(日) 午後 4:05