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走路有風〜 作家・坂野徳隆の書斎からの景色
Photos & Texts (C)Narutaka Sakano 転載厳禁 *著者への連絡は上の「メッセージ」にお願いします

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一九四五年八月上旬、日本敗戦直前。
インドネシアのスンダ列島を、東から西へ大移動する軍団がいた。
帝国陸軍の南方部隊である。

インドネシアから宗主国オランダを追放した日本軍は、すでに四年近くのあいだ駐留をつづけていた。
無傷のまま占領し、その後も大きな戦闘がなかったため、日本兵たちはオーストラリア侵攻の命令がくるのを待っていたところだった。

しかし日本の敗戦が濃くなると、シンガポールへと移動する命令がでる。
すでにオーストラリア攻撃どころではなかったのである。

ティモール島からスンダ列島を西へ移動していた台湾歩兵第一連隊の兵士、平良定三(宮古島出身)も、そんな移動陸軍兵士の一人だった。
20代半ばの平良は、190センチ近い長身で、空手や相撲で鍛えた立派な体躯と精悍な容貌の、少々喧嘩っぱやい、気丈で頑固な男だった。
スンバワ島(バリ島のふたつ東隣りの島)で敗戦の報を聞いた彼は、ショックに震える。

この後、平良はバリ島への集結命令を受ける。。。
バリ島へ向かう旅路は、危険だらけだった。
スンダ列島はすでに、独立に燃えるインドネシア人の咆哮に埋まっていたからだ。

バリ島における対オランダの独立戦争は、それから約半年後に火蓋を切る。
平良は、この独立戦でバリ人兵士を教育し、戦いを指揮していくことになる。

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坂野 徳隆
坂野 徳隆
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