ここから本文です
走路有風〜 作家・坂野徳隆の書斎からの景色
Photos & Texts (C)Narutaka Sakano 転載厳禁 *著者への連絡は上の「メッセージ」にお願いします

書庫過去の投稿日別表示

全1ページ

[1]

イメージ 1

チャンディダサはバリ島東部海岸にあるが、この5,6年まったくのデッドタウン。ゆえに僕にとっては天国のようなところで、ひと気のないホテルやレストランを満喫している。

そんなところのメシがうまい? ご安心を。客が来なくてもつぶれず、一応安心なのがこの島の不思議な常識。

ここの名物はほかにもあるが、いくつか飽きると、これを食べながらビールをちびちびやるのが天堂(天国)。と、中華風の紹介のとおり、華僑経営のこの店の味は、インドネシアで無難な味を保証してくれる中華の王道に沿っているのである。

最初コ・サムイ風の草葺屋根のあばら家だったこの店も、この味のおかげで客が増え、ここ数年ですっかりきれいになった。。。「パンダン」のイカン・アカン・オカンでした。(冗談)
(写真 著者。皿がメインのイカンではない。ドカ〜ン!)

イメージ 1

1928年、ジャワからバリ島へ移住した間際のシュピースは、バリ島西部のジャングルを探検。そのときの印象を「動物寓話」という油絵にあらわした。トラに似た動物は今は絶滅しているが、当時はまだ生き残りがいたという。しかしヘビと格闘する様子といい、タッチといい、ルソーの空想による熱帯絵画によく似ている。
シュピースの画風は、バリへ来た直後になぜか表現主義へと戻り、鮮やかな色彩をキャンバスに散りばめている。
「すばらしい、すべてが美しい」と友人への手紙でバリの景色や生き物のすばらしさを綴るシュピースは、この1920年代終わりに、かつてヨーロッパにいたときに感銘を受けたルソーの熱帯絵画の印象をモチーフにした作品をつぎつぎと描いていくのである。

イメージ 1

ペニダ島で緑色のコウモリを発見した10年後、つまり1930年代終わり、ヴァルター・シュピースは昆虫の採集とスケッチに没頭した。そのスケッチの数は100を越えると思われ、70数点が今もオランダ・ライデンの自然史博物館に展示されている。
そのうちのひとつが、この写真である。バリ島でつかまえたトンボを、シュピースは色が変わらないうちに、その毛や羽の文様ひとつひとつまで、正確にスケッチしている。

シュピースは「ドクター」としてオーストラリアの科学誌にもその成果とともに紹介された。

シュピースがそうした資料を送っていた学者のリーフティングは、後年「シュピースが生きていたら、高名な学者として歴史に名を残しただろう」と讃えている。

しかし、シュピースのこうした趣味も、インドネシアを侵略するため迫ってくる日本の戦争により、中断されてしまうのである。。。

全1ページ

[1]

坂野 徳隆
坂野 徳隆
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1
2
3
4 5
6
7
8 9
10
11
12 13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
検索 検索

本文はここまでですこのページの先頭へ

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!
数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!

その他のキャンペーン

みんなの更新記事