ここから本文です
走路有風〜 作家・坂野徳隆の書斎からの景色
Photos & Texts (C)Narutaka Sakano 転載厳禁 *著者への連絡は上の「メッセージ」にお願いします

書庫過去の投稿日別表示

全1ページ

[1]

イメージ 1

さて、またチャンディダサというバリ島東部のデッドビーチタウン情報を。

死んだリゾート集落に夕陽が落ちると、ひとりひとりと亡霊のような旅行者の影がメインストリートへあらわれる。能天気な昼間の余韻を引きずるように、ビールと適当なメシを求める旅人たちは火炎樹の並木通りの歩道で立ち止まり、さて右へ行くか、左へ行くかと首を振る。
亡霊街チャンディでは、ホテルやバンガローが並ぶこの海沿いのメインストリート沿いにしかレストランはないのだ。
「千と千尋の神隠し」の中華風食い物屋街のように、夕暮れのなか亡霊の影が火炎樹の下を歩き出す。15年前の往時に比べると、亡霊(旅行者)は恐ろしいほど少ない。
客引きの声やディスコの音響が響き、今夜の映画を示すレストランのチョークボードが道端に並んでいた頃など、すでに前世の記憶。何度も臨終している僕は、この亡霊街でもおいしいところを熟知しているので、迷わずに蝋燭の灯りをめざして浮遊していく。。。

はい、これが今夜の供物。
ストリートの西端近く、坊主頭の和尚似のオーナーがふてくされながら開いているレストラン、「ゲッコー」だ。
チャンディダサ・プローン(大海老)。900円くらいで、スープとデザート、ドリンクがつく。このメニューはもうなくなってしまったが、和尚かコックに言えば、つくってくれる。いい加減なのではない。やる気がないのだ。亡霊の供物なのだから、メニューも考えてみれば、いらんだろう。

香ばしいこのエビに、ビールやカクテルがよく合う。店も、和尚がやっているだけに、ほどよく暗く、ムードがある(というか、照明が買えないらしい)。エビの右の三角形の白いものは、ライス。なんと供物のような雰囲気か。。。
潮騒を聞きながら、新鮮なエビのグリルとビールで合掌、ではなく、乾杯。。。亡霊街とそこが好きな私に。。。

(写真 著者撮影といいたくないほど写りの悪いもの)

全1ページ

[1]

坂野 徳隆
坂野 徳隆
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1
2
3
4 5
6
7
8 9
10
11
12 13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
検索 検索

本文はここまでですこのページの先頭へ

[PR]お得情報

数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!
ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン

みんなの更新記事