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先日、台中で「馬岡正宗豆花」という名物トウファ(豆花)店に連れて行ってもらい、初めてその名物豆花を食べることになった。
台中の同名の有名な豆花屋チェーンで、ここが本家だという。しかし店があるのは商店街でもない、民家の並ぶはずれ。しかもかなり小さい。超ローカルだ。それでもガイドブックに載り、日本人がよく来るというのだから驚く。
30年もやっているという女店主が出してくれたお薦めは、豆乳に浸かった豆花、ピーナッツ、タピオカ、うぐいす豆のもの。40元(110円)。
豆乳をつかったものは初めて見た。邪道じゃないか、と思わずかまえる。豆関係で攻めすぎる、と。
しかしここはかなり有名で、うまいらしい。
彼女いわく「これはすべて手作りで、暖かいものより冷たい方がおいしいのよ」。
ちょっと寒いから暖かいのがよかったが、逆らわない方がよさそうだ。なんといっても「正宗」である。
個人的にヂンツゥ(タピオカ玉)とピーナッツはこの取り合わせに入れたくなかったが、ぜひと言われてその白骨温泉に浸かる珍客の顔ぶれを、奇妙なオタマ状(湯豆腐を食べるようなかたち)のスプーンを片手に向かい合った。
やはり、なんか奇妙だ。
「このオタマ、変じゃないっすか?」と、店主に聞けば、
「いや、その方が食べやすいのよ」と、何をこの日本人は聞いているの、という目で見返される。
逆らわない方がよさそうだ。なんといっても「正宗」である。
なにもかも自分の知っている豆花ではないので、違和感があるが、食べ始めると、なるほど、と唸った。
黒糖で味をまとめた、なかなか美味なデザートだった。
住所:台中県大雅郷林南路146−10号
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