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今月はじめ(8月5日)に文藝春秋社から出版された日本エッセイスト・クラブの11年度ベストエッセイ集『人間はすごいな』に、去年8月『一冊の本』(朝日新聞出版)の巻頭コラムとして掲載された私の日月潭とサオに関するエッセイが収録されています。
あれはあんたか、と、あちこちから問い合わせがありましたので、ブログでお知らせしておきます。別に名前もそのまま載っているので改めてお知らせする必要もないのですが、このブログをご覧の方にもお知らせする意味もこめました。あのコラム自体、『一冊の本』の当時の編集長様のご厚意から掲載して頂いた、ありがたいものでした。
先日横浜で飲んだ文春のノンフィクション担当W氏によれば、一次予選をなんとW氏が、二次予選を日本エッセイスト・クラブで行い、10年度に発表されたエッセイから一次で116篇が候補となり、二次で52篇のベストエッセイが決まり、本になったそうです。大変光栄なことです。しかも、29冊続いたこのシリーズも、今年で最後とのこと!! トリを飾る記念すべき号に載せて頂き、ありがとうございます。少数民族などに対する同情心、ご興味をお持ちの編集者の方々との縁が、こうしたかたちで本になったりするのですね。
プロとアマの競演、というふれこみだそうで、確かに普通の主婦もいれば、表題のコラムはよしもとばなな、他に永六輔、島田雅彦など堂々たる作家さんたちもいます。311の後では、日常的な話題をとりあげたコラムは、感動と不感の微妙なバランスのなかにいるように思います。シリーズ中止は営業的な理由からでしょうが、震災の年に重なったのは不思議な一致でしょう。
日月潭とサオのことがより多くの人に伝われば、私にとってそれ以上幸いなことはありません。震災を機に立ちあがったサオ族という台湾最少の原住民の歴史、台湾人の悲哀、日本人の栄光と挫折を、ウェッジの本の30分の1ほどの分量でまとめてあります。P79です。本屋で見かけたらチェックしてみてください。
『人間はすごいな』 文藝春秋刊
11年版ベスト・エッセイ集
(定価 1714円+税)
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