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走路有風〜 作家・坂野徳隆の書斎からの景色
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書庫ヴァルター・シュピース

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「鹿狩り」1932年作

同性愛者のドイツ人画家ヴァルター・シュピースが描いた、熱帯幻想絵画。

描いた動機は、甥っ子がサメに食われて夭逝したこと。

当時、バリ島のシュピースを訪ねていた喜劇王チャップリンは、この絵を見てすぐに気に入り、高額で購入。バリ滞在中、子供のようにはしゃぎながら、この絵をまわりに見せびらかしていたという。

しかし、絵のモチーフには、甥の巻き込まれた悲劇が隠され、テーマは生と死に関わる。
そしてこれが、シュピースにとっては、大事な転換期の絵となるのである。

ヴァルター・シュピースを知るキーワード

シュピースが関わる人物:

チャーリー・チャップリン(コメディアン)
 1932年、バリ島訪問時に案内人としてシュピ−スを紹介された世界的スターの彼。実はシュピ−スが運命的な事件に遭遇した直後にバリを訪問している。そしてチャップリンは、シュピ−スがその運命的流れのなかで描いた秀作絵画にほれ込んだ。さらに、シュピ−スにとんでもない相談をするに至る。果たしてその事件とは? 作品とは? チャップリンとシュピ−スのあいだに起こったこととは?

F・W・ムルナウ(映画監督)
 吸血鬼映画『ノスフェラトゥ』や普及の名作でハリウッド進出第一作目『サンライズ』などで知られるムルナウは、チャップリンに「サイレント映画最大の監督」と絶賛されたドイツサイレント映画を代表する映画人。同性愛者だった彼は、シュピ−スの芸術のパトロンとなり、多大な影響を与える。インドネシアへ旅立ったシュピ−スに会うため、彼は「バリ号」と名づけた自身のヨットでアメリカから出航するが、その航海には思わぬ結末が待っていた……。

グレタ・ガルボ(映画女優)
 ハリウッドでムルナウを兄のように慕い、ムルナウのデスマスクを片時も放さなかった孤独な女優。彼女が愛したフィラデルフィア・フィルハーモニーの指揮者は、実はシュピ−スとある計画をたてていた。

アルトゥール・シュナーベル(音楽家)
 世紀のピアニストは、実はシュピ−スと「特異な」関係にあった。さらに、このマエストロさえうならせた、シュピ−スのある一面とは?

ココシュカ(画家)
 元マーラー婦人アルマとの堕落的、狂気的恋愛で知られ、映画にまでなったオーストリア人画家。アルマの等身大人形を連れてドレスデンを練り歩くこの変人を、シュピ−スは敬い、交友を結ぶ。しかし、まさかココシュカの手が「そこ」に伸びていくとは、シュピ−スも予想だにしなかった。



<シュピースの絵画作品>

「夢の景色」(1928年)
 ムルナウのために描いた予言的絵画。それは誰の未来を、どのように予測しているのか? そしてその結末は……。

「風景と子供たち」(1938年)……この上の絵画
 一見単なる風景画に見えるこの絵には、シュピ−スの深い哲学が隠されている。彼が熱帯の景色にこめたその思いとは……。


詳しくは、「バリ、夢の景色」HPへ

http://www.geocities.jp/narusakano/index.html

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Walter Spies(ヴァルター・シュピース)は、二〇世紀終わりのモスクワに、裕福なドイツ商人の家に生まれた。
華麗な貴顕社会に育ち、幼少時から絵画や音楽に才能を示しながらも、第一次世界大戦勃発後は、成人年齢に達した適性外国人(つまり交戦国ロシアに住むドイツ人)としてウラル山脈の収容所へ送られてしまう。
しかしそこで出会った遊牧民の素朴な生活や、宗教観、プリミティブアートに触発され、後に彼はインドネシアのバリ島へと旅立つ。
そして、バリ島に西洋絵画の技法を紹介し、バリルネッサンスと呼ばれる、1930年代の文化興隆現象を引導していくのである。

僕がシュピースと出合ったきっかけは、また今度紹介しよう。

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坂野 徳隆
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