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発 心 と は
遍路における(発心)
遍路関係の書籍などには、「遍路に出る気持ちを起こすこと」
と言った内容で書かれていますが、
「初発心」(しょぼっしん)の発心は一般用語として用いられます。
「気持ちを起こす」と言うことであればその一般用語は「発意」あるいは
「一念発起」の「発起」が用いられるべきところ、「発心」とあるのは?
遍路は本来仏教修行の一形態であり、経本などに書かれている文言は
仏教用語です。
遍路における用語も然りです。
仏教用語で言うところの「発心」とは「発菩提心」(ほつぼだいしん)の略、
自らは菩提(悟り)を求める心自利と、他を利する心利他が共鳴してこそ
菩提心は成り立つのです。
「自分だけが自分達だけが御参り出来れば良い」といった、後に続くお遍路
さんの通る参道を確保せず塞ぐ形で御参りするのは、我利であり発心無き
姿です。
山門を通らず平気で脇道を通って境内に入るのは御仏への冒とくであり
近道をせんがための我利に他ならず、何の功徳が得られましょうか。
発心せずして発菩提心真言(おんぼうじしったぼだはだやみ)を唱えて
何になりましょうか。
菩提心があって、それを深めるために唱えるものと私は思います。
経本に書かれている文言にはそれぞれ意味合いがありそれを心にとどめ
実践することこそ肝要かと思います。
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発心
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