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次の日の昼休み
涼太と歩美はパンを買いに購買へ来ていた 週に一度だけ販売されるやきそばパンを買うためだ。二人ともそのやきそばパンが大好きなのだった 毎週交代で二人分のやきそばパンを買う。昼時の購買の混雑を避けるためだ。しかし購買までは二人でいく これはもはやお決まりのことだった 今日は歩美がパンを買ってくる日 必然的に涼太が購買の外で待つことになる 待つことしばらく… 歩美がパンの入った袋を片手に購買からでてきた 歩美と目が合ったその瞬間、涼太は ドスッ!
突然バスケットボールを脳天に食らった
歩美の目の前で涼太が崩れ落ちる
歩美が一瞬固まるが、慌てて涼太の元へ駆け寄る 倒れた涼太に声をかけると幸いすぐに目を覚ましていつもの微笑を浮かべた
「ほら、笑ってるだろ」
遠くで、そう言って笑う輩がいた
またかという気持ちが沸いたが、そんなことよりもと歩美は意識を涼太に戻す 頭を押さえながらもいつも通りの困惑交じりの微笑 昨日の悲しみが首をもたげるがそれを抑え込んで涼太の身を案じる
大丈夫かと聞いても大丈夫と答えるだろうと踏んで、幸いすぐ近くにある保健室に涼太を連れて行く 歩美は涼太に顔を見られないように手を掴んで後ろを振り返ることなく進んでいった 歩美の顔はなんともいえない表情になっていた |

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