童話/ペルガリッサ市奇談

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第3章 想い=警告

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消え行くわたしたちから滑稽なあなたたちへのメッセージ。
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第100話想い/ひきこもり

ペルガリッサ市奇談300

想い。ひきこもり。
日本ではひきこもりが社会問題化している。
社会参加せず自宅自室にこもっている34才以下の人をこう呼ぶ。
原因は職場不適応。病気。就職活動の不調だそうだ。
また未成年者の不登校も問題化している。

考える根本的原因は家族社会に原因していると思う。
自宅自室にこもっている人はなぜ自分からこもっているのだろうか。
雨戸を閉めて真っ暗な部屋で一歩も出ずに暮らすのは苦痛であろう。
牢獄と同じだ。看守はいない。
家族の期待に応えられないからひきこもっている。
仕事、学校に行ってないのにブラブラ表に出ることが出来ない。
近所の目がある。家族に迷惑がかかる。
家族が注意を受けて自分を非難する。
いい迷惑だろう。
生活もすべて家族が負担しているんで余計に申し訳ないだろう。

日本でひきこもりを非難しているのは積極的社会参加している人だろう。
(たぶん大人。)
自分たちだけ働いて寝ている人間を許せない。
たたき起こしてケツを叩かねばならない。
一人残らず。
だから一軒一軒くまなく回っている。
許すと社会が崩壊するからだ。

ペルガリッサ市にはひきこもりはおそらく無い。
(そういう調査をしていないが。)
ペルガリッサ市は家族社会では無い。
日本では子供は家族が守る。支える。
ペルガリッサ市では国家が子供を守る。支える。
人間は生まれた時から衣食住が保障されているので生活には心配ない。
働く働かないも自由だ。
勉強するしないも自由。
だからひきこもる理由が無い。

ペルガリッサ市奇談204

アメリカの調査を待つ間、中国関係で進展があった。
553部隊に関する調査での話しだ。

天使長自身が中国で関係者に接触することに成功した。
その報告書が届いた。

553部隊は終戦時に、いち早く中国軍に投降した。
これは事前に滝大佐と中国軍関係者(中国側スパイ)との間で話が出来ていて、
8月初めには部隊ごと、投降、軟禁されていたという。

なぜ日本の秘密特殊部隊を中国側が知っていて、連絡まで出来ていたのか。
日本側では極秘とされながら。
戦後は部隊ごと、中国軍に協力を求められ、協力した。
だから関係者がいるわけだ。

553部隊は元々教育部隊だった。
創設は古く陸軍建軍時だそうだ。
教育部隊が創設された。その1係りだった。
研究部署だったという。
近代軍隊の創設でいろんな知識を必要とした。
中でも重要なのが教育だ。
徴兵制により多くの人間が集まった。
しかし教育がばらばらだから統制がとれない。
広く教育が始まった。

しかし中々成果があがらない。
もっと簡単で効果の高いものが求められた。
各部署にて様々な研究が始まった。
その一部所が553部隊の前身であるという。

では553部隊が一体何を研究していたのか。
これが催眠術であるという。
催眠術を掛けて一気に教育を兵士に施してしまおう、というのだ。
何重何層にも掛ける重層催眠である。
これを秘密コードで「加離喜羅無」(カリキラム)当て字、という。
明治からずっとこの加離喜羅無を研究してきたのである。

ペルガリッサ市奇談203

もともとこのネタは天使長が追っていた。
まったく無名の売れないジャーナリスト(自称)にとって滝大佐の話は
おいしい話だったのかも知れない。
野心に満ち、目的のためなら手段を選ばないという手法は彼にとっても
共感できる部分であったろう。
天使長自身も何度も中国に渡り、中国人情報屋から情報を集めてきた。
しかし決定付けるものは何もなかった。

長崎は勿論、進展しないこの話を局内ですることは無かった。
じっくり時間をかけようと思っていた。
調査は天使長にまかせてある。

忙しさに忘れていた時にふいに話が出た。
局内の食堂で簡単な打ち合わせの合間だった。
立ち去ろうとする長崎を顔見知りの局員が呼び止めた。
UFO特集の下調べをしているという。
いいネタや人物を紹介してくれと言っていた。
適当に紹介して、話のついでに何か面白いネタはないか、と聞いた。

その男がおかしな話があるという。
最近、アメリカのローカル局から男宛に依頼が来た。
「553部隊というのを調べてくれないか。」というものだった。
調べたが不明と回答した、という。
突然、秘密にしていた553部隊の名前が出たので驚いた。
長崎は事情を聞いた。

男の話によると、
そのアメリカのローカル局はUFO、超常現象を主に扱っているところだった。
そこで特集に合わせて取材していた。
向こうでも何かの特集で取材していた。
最近、政府筋からMJ12関係の極秘資料をもらっていたようだ。
その中に553部隊の名前が出てくるというのだ。

彼らにしてもまったく聞いた事の無い553部隊の名前が出れば「これは何だ。」と言うことになる。
少しでも手がかりがほしいんだから。
その時に丁度よく日本のTVスタッフが来ていたのだから、「これは何だ。」という話になって、
調べてくれ、となった。
しかし日本国内で幾ら調べても旧軍関係者に当たっても「不明。知らない。」と
なって、そう回答するしかなかった。

中国で調べていた話がなぜ、アメリカにもあるのか。
しかもMJ12関係で。
なぜ日本にはないのか。
まったく理解できなかった。
長崎は俄然、興味が湧いてきた。

ペルガリッサ市奇談202

長崎は天使長を雇った。
定期的に金を振り込んでやった。
そのつど報告書に目を通した。
たいした進展はなかった。
行き詰った。
長崎は天使長に話の出所を迫った。
天使長の話もまた怪しげだった。

天使長の話によると、話の出所は中国にいる中国人情報屋だという。
世界各地のTV局や新聞社にネタを提供している男だという。
なんとも怪しげな男だ。
その中国人から幾つかネタを買っていた。
主に中国軍関係や日本の旧軍関係のものだという。
その中に興味深いものがあった。
旧陸軍553特殊部隊に関するものだ。

しかも中国軍関係から話が出ていると言う。
これは、と思ってかなり力を入れていたという。
この部隊、日本にはまったく資料が無く実在しないと言われている。
しかし中国側に極秘資料として存在しているという。
確かに興味深い話だ。

この特殊部隊は正規部隊ではなく臨時編成だという。
滝十三朗大佐に率いられていたという。
いわゆる実験研究部隊で少数編成だった。
太平洋戦争開戦と同時に中国大陸に渡り、実験研究を重ねてきた。
終戦時には特殊作戦が命令され、準備していたという。
終戦時中国軍に投降し、その研究と一緒に部隊ごと中国側に取り入ったという。
しかし後に滝大佐は処刑されたという。

問題はこの滝大佐なんだが、天才的な人物で実に怪しそうである。
日本では実在しないと言われている。
この男が終戦時、特殊な方法でその未確認の国と交信をしたというのである。
何とも不思議な話だ。

青い闇の警告/情報屋

ペルガリッサ市奇談201。

新宿のある高層マンションの上層階の1室。
ひとりの中年男がベッドから起き上がり、ベッド脇の冷蔵庫から
リポビタンDを取り出して歯で開けた。
それを一口で飲み干すと、まだ明けきらない青い新宿の街を見下ろした。
隣では愛人の女子大生、真美子が眠っていた。
このマンションも真美子のために買ってやったものだ。

男は長崎といった。
有名TV局のプロデューサーだった。
この仕事について以来、女に不自由したことはなかった。
名刺を見せるだけで女が付いてきた。
あまりに簡単で飽きた。
最近は男を抱くようにしている。

仕事も簡単で、それでいて高収入。
いつも接待だらけ。
酒も金も女も幾らでも目の前に用意されていた。
そういう生活に飽きが来ていた。
何かでかいことがやりたかった。

出入り業者のネタ屋から面白い話を買った。
すごく胡散臭い話なんだが、引き付けるものがあった。
ものすごくでかい話だと思った。
最近は常にそのことで頭がいっぱいだった。
ベッドでメモを読み始めた。
もう何十回と読んだものだ。

そのネタ屋の元になったという情報屋に会った。
自称ジャーナリストという怪しげな男だ。
男は天使長と名乗った。
その名に聞き覚えがあった。
良くない噂ばかりだった。
大規模犯罪事件の時にいつも犯人側で取材している男だった。
時に潜入ルポを書いたりしていた。
宗教事件の時には信者になって潜入した。
ネタを作るという話もあって、犯人に情報提供したり、遠まわしに協力したりしていた。
煽ったり、恐喝まがいもするという。
お膳立てしてやっているという話だ。

喫茶店で1時間話したのだが要領を得なかった。
長い髪の青白い顔をした痩せた長身の30代くらいの男。
一見するとホームレスのようだった。
白いズックの踵を裸足の足で踏んでいた。
ウエイトレスが嫌な顔をしていた。
どうやら金がほしいらしい。
100万円くれてやった。

男から数枚のメモをもらった。
そこに書いてあることはさっきの説明と同じだった。
意味がよくわからなかった。
とても真実には思えなかった。

そのメモには、日本の隣に見えない(発見されていない)大陸があり、そこに日本と瓜二つの国が
あるという。
しかもそこに住んでいるのがすべて日本人とその子孫ばかりだと言うのだから驚く。
こちらからは見えず、向こうからは見えるという。
同じ日本人が知らないところからこっちを見ているというのだ。
とても理解できない。
現代社会においてそんなことがあるものかどうか。

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