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ペルガリッサ市奇談901
解説その1。
日本人の好きな童話第1位が「アリとキリギリス」の話だそうです。
まあ内容はよくご存知でしょう。
意味不明の理解しがたい物語です。
傲慢な人間目線で書かれたしょうもない話です。
子供に読んで聞かせても仕方無いでしょう。
蟻には蟻の生活が、キリギリスにはキリギリスの生活があるから、お互いを尊重しあいましょう。
という話ならわかる気もしますが。
まあ童話だから、ということでしょうか。
個性重視などとも言われますが。
ひとりひとり個性があって人間性なども違うんだからよく人を見て判断してくれ。
という声があります。
しかしその一方で、あの人が、信じられない、って言う声があります。
犯罪者でも自分の知っているその人はいい人だったと言う事ですね。
家庭でも地域でも友人でもそうですが。
人間関係はパワーバランスの上に成り立っています。
夫婦、親しい友人などは対等の関係ですね。
また知らない他人との接触でも対等の関係です。
夫婦、友人はよく知った上での対等の関係で、知らない人との接触では相手を知りませんので、
容姿、動作、立場などで瞬時に判断するしかなく判断が付かないのでとりあえず対等な関係と
言う事になります。
あとはたいていどちらかが上でどちらかが下という関係になります。
親子、兄弟、生徒同士、上司と部下、役員と一般、客と店員。
人間の判断はその程度と言う事ですね。
情報が少なすぎ、処理能力が低すぎということです。
他の動物、昆虫などは優秀さを一目でわかるように自分をアピールしています。
カラフルだったり大きかったり強かったり。
まあそれで済むんですからいいんですけど。
人間の場合の個性はどういう風に主張したらいいんでしょう。
自分の優秀さ、正当性、美しさ、悲しみ、苦しみ、歴史、などなど。
今現在ですと自己実現できた勝者のみ、自己主張できるようですけど。
一目でわかる判断は不可能のようです。
諸星大二郎の漫画に、感情を切り離してその感情が自分のそばで幾何学模様で出現。
悲しいときは悲しみの模様が、楽しい時は楽しみの模様が宙に浮かんでいる。
他の人はその模様を目で見て相手の感情を判断する。
と言う話がありますが。
現実の世界でもそうならないと相手の気持ちを理解するというのは不可能なようです。
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