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これまで・・ 「飯舘村のシェルターの犬達との散歩」っと書いてきましたが これで最後になります。 では・・さっそく前の続きです。。 さて・・シェルターの子達の散歩が終わった後は・・残された時間で・・ 飼い主さんが避難していて住んでいない家に 今もまだ繋がれたまま残されている犬達のところへ 平山さんの案内のもと行きました。 最初に行ったお家には太陽くんというワンちゃんが居て 偶然にも飼い主さんが世話をしに来ていました。 飼い主さんは太陽くんを避難先に連れてきて一緒に暮らしたいと願いながらも 仮設の家には連れてくる事が禁止されているため こうして週に2回ほど1時間かけて会いに来てる方でした。 小屋の脇には、別のボランティアさんが作った太陽君の情報が貼ってあります。 これを見ると、今の健康状態や予防注射を受けた日も書いてあったりしていて 他のボランティアさん達との連携にも繋がり ちゃんとお世話がされている事がわかります。 そして・・ちょうど「飯舘村見守り隊」の方々も訪れていて 飼い主さんと情報交換されているようでした。 この「見守り隊」というのは・・ 村で盗難などの犯罪を防ぐために震災後に結成されたもので、 隊員は村が募集しており、その資格は避難している村民であることが要件で 村へ通勤しながら日夜パトロールし防犯活動の仕事を行っています。 震災で仕事を失った方々にとっては、 この仕事があることで助かっている方もいるそうです。 防犯については他にも全国から来た警察官も警備をしていて この警察とも連携し、情報が共有されて不審者や不審車両がチェックされるようです。 そして、ペットを残して避難中の住民からの要望により 見守り隊がパトロールのついでに残された動物たちに給餌・給水もしているとのこと・・。 この日、車を走らせていると、他でも見守り隊の人々をあちこちで目にしました。 このように保護・給餌ボランティアの他に、こういう人達が居ることを知り ひどく辛い現場も見る事もあるのではと覚悟していただけに 少し胸を撫で下ろしました。 この太陽君のお家の納屋には、猫ちゃんも居るそうですが・・ 残念ながら姿を見る事はできませんでした。 飼い主さんも、太陽くんとこの猫ちゃんが一緒に居る事で お互いの寂しい気持ちもかなり緩和されているとおっしゃってました。 次に向かったお宅は・・ 居るはずのワンちゃんが居なくて・・どこへ行ったんだ?っと 心配が募りましたが・・ この家で作業する方に聞くと・・ 今この家は取り壊ししているのではなく、 家主さんが住むために建て直しているとのことだったので きっと・・飼い主さんが、ワンちゃんを今どこかへ連れて行っているんだろうと思われました。 この家のように・・再びこの地に住もうと思っている方も居て、 来春には役場も人が入ることになっており 避難指示解除を再来年の春までを目標にして除染作業をしているそうです。(4月末の発表) しかしその除染作業も予定通りにはなかなか進んでいないようでしたが 町へ戻る準備が始まっていることも感じることができました。 しかし・だからといって・・ 全村民が戻るわけではなく、放射能の問題はやはり大きく立ちはだかり・・ 行ったこの日の線量は 0.37 マイクロシーベルト/時あり、(仙台や東京では0.03前後) あの黒い塊が積み上げられたこの状況の中、帰村すると言ってる人は12%ほどだそうです。 そして次のお家へ向かう途中・・歩道にワンちゃん発見! この子は歩道の横の家に住んでるワンちゃんで 飼い主さんは現在住んではいけないと言われている中 自己責任の下、住んでいます。 この子はとっても平和そうな顔をしていて あげるオヤツにほとんど見向きもせず、 人が寄って来てくれたことに喜んでる子 やはりこうやって・・ この土地では散歩の定義は自由に外で動き回るんだという現実も また・・この時垣間見た気がしました。 とっても表情もとろぉ〜んっとして穏やかなワンちゃんだったにゃぁ。。 そして次へ移動している最中に・・ なんと! 「前の車停まりなさい!」っと警察に職質されるという事態がっ! 平山さんの車が他県ナンバーであることで 不信に思われてしまったのですが、 実際本当にこうやって停められて・・ しっかり警備が行われてる事も逆に実感することができました。 しかも・・この警察官は和歌山から来ているとのこと! 思っているほど見捨てられている土地ではないのかもしれないとも感じました。 そして向かった次のお家は・・ 立派な犬舎が4棟ありました。 この頑丈な犬舎は、某ボランティア団体に寄せられた寄付で作られたそうです。 水の確認をすると、たっぷりとあって、 そんなに汚れている様子もなく カリカリも山盛り入っていました。 ただ、ワンちゃんの周りにある大量のウンチが気になり・・ 取り除いてあげたくなって・・ 辺りを見渡すとスコップを2つ発見! 勝手にそれを使って、ウンチを取って遠くへ避けておきました。 今この子達にしてあげられる事は何か?っと・・ こうして周っていると、それを自然に探してしまいます。 ほとんどの子達は我々が行くと喜んで抱きついてきて 撫でて欲しいとせがみ愛情を求めてきます。 いっぱい撫でてあげることも・・ この子達にはとっても必要な事なんだよにゃ。。 次の家では・・ 猫ちゃん発見! じぃ〜〜っとこちらを見つめて様子を伺っている感じでした。 でもガリガリ痩せている様子でもなく、 毛並みも悪くない猫ちゃんで・・ 今は、色んなボランティアさんなどがちゃんと見回っていることで きっと、ご飯を食べれてるんだろうにゃ。。 そして日が落ちる前に最後に向かったのは ちょっと離れたところにいるラブラドールの女の子 張り紙を何度貼っても、未だに飼い主さんと連絡がつかず、 話をすることも出来ていないそうで・・ 飼い主さんがどの程度のペースで来ているかも不明 犬小屋の前の納屋の方には藁が敷かれていて そこにカリカリや水もありました。 でも!ここの水もあまり汚れている感じはなくて ごく最近誰かが訪れている気配がありました。 このお家はなかなかボラさんの手も届きにくい離れた場所らしいのですが ラブちゃんの身体をみると、けっこうふっくらしています。 もしかしたら、飼い主さんが今は頻繁に来ているのかもしれませんが・・ 玄関の扉やポストにはだいぶ前の行政からの連絡事項伝達のための紙などが 挟まれていたりするのを見ると どのくらいのペースで来ているのか?それも定かではありません。 この子はオヤツをあげても、 最初は小屋の中に持っていって置いてきてしまい 食べ物より人の愛情が欲しくてたまらないという感じで 喜んでみんなに愛想を振りまいて、撫でて欲しいとせがみます。 この日案内されてまわった数軒だけをみると・・ 食べ物より人の手のぬくもりが欲しい子が多い印象でした。 平山さんはこのラブは4年に数回ほどしか 散歩がされていないはずだとおっしゃっていて それを聞き一人のボラさんが・・なんとかワイヤーを外そうとしてみると 「あっ!取れた!」っと意外に簡単に外すことができて この子と散歩をすることが叶いました! でもラブは喜んで突っ走るのかと思いきや・・ そうではなく・・おいで!っと逆に誘導して歩くという感じで それがどうしてなのか?とっても不思議でした。 散歩中も穏やかな表情は変わらず、こうやってみんなで一緒にいることを 喜び噛み締めている印象でした。 この家の周りにはほとんど民家もなくて 仲間も居なくて、飼い主さんも居ない・・あまり人も来てくれない・・ その想像を絶する孤独感に4年以上も耐え続けてきた彼女の精神状態が やはり相当参っているのではないかと思ってしまいます。 すでに足が弱っている様子も見られ・・ 飼い主さんが住んでいないことで間違いなくこの子は寿命を削り これ以上はもう限界なんじゃないか・・っとさえ頭を過ります。 この冬が・・さらに追い討ちをかけてしまったら・・ この穏やかな優しいラブと別れる時には・・ 「やっぱり帰っちゃうんだね」・・っと言ってるような寂しそうな姿に どうしようもなく切なくなって、 がんばるんだよ!・・元気でいてね・・っと 強く願わずにはいられませんでした。 また明日来るから!っと・・言えない・・この辛さは 胸を掻きむしられます。 また4度目の厳しい冬がやって来ようとしていますが・・ 小屋の中には何もなくて、毛布くらい敷いてあげたくなるけど 毛布は雨や水分などによって凍ってしまい 氷のようになって毛布の役目を果たさずに、かえって 小屋の中にいられなくなるそうです。 やはりその現場には、我々の普通の考えが通用しない 数々の事情も存在していることも知りました。 今この飯舘村には、当初ボランティアで入ったある方が くまなく歩き回って作った手書きの貴重な地図があって これが多くのボラさん達を手助けし、 この地図のもとに、まわってお世話をしてきたそうです。 車が通れないような道なき道をも入っていって 犬猫達が居るところを突き止めて、作られたその地図は この村の多くの命を救ったに違いありません。 その沢山のボラさん達の努力のお陰で・・ 残された犬猫達の食事もかなり行き届いている事が ワンちゃん達のふっくらした身体や毛並みから感じる事もできました。 だけど・・それは運動不足で健康状態がいいというものではないと思います。 そしてこれからの氷点下の寒さで、飲み水が凍って摂取できなくなる過酷な日々が待っています。 中には鬱になってしまった子もいるそうで・・ 人と一緒に住めなくなった彼らにとって 飼い主さんがいつも居てくれない寂しさは 心を衰弱させ体も弱らせていって なんとか食べ物をもらうことで、命を繋いでいるだけ・・。 最近は人の気配が感じられるようになってきたけれど それ以前は、生活音が無い静寂の中で繋がれたまま取り残されていて その精神状態は想像をはるかに越える淋しさだったはずです。 仮に沢山置かれた食べ物さえも 飢えるイノシシやネズミや多くの他の動物達に食べられてしまう そんな中を生き抜いて来たこの子達の生命力はものすごい強さだけど・・ すでに多くの仲間達が命を落としていったその過酷な環境で 命を削りながら、飼い主さんがひたすら帰ること待ちわび 4年以上も生きてきた彼らにも・・限界はあります。 どうかっ! 早く!一日も早く!飼い主さんと一緒に暮らせる日が来て欲しい そしてその日まで、運動不足でちょっと太ったとしても それでもなんとか生きていて欲しいと 今のこの子達を見ていると、唯一それだけでも叶えてあげて欲しい。。 この4年9ヶ月頑張って耐えてきたこの子達が また飼い主さんと一緒に暮らせる日が必ずや訪れてくれますように・・ 心の底から喜べて安堵し穏やかな日が戻ってきてくれますように。。 この子達を支えてきた多くのボランティアさん達に 畏敬の念を抱くとともに、 また4度目の厳しい冬が巡ってきて それは犬達だけじゃなくボランティアさんにとっても厳しい冬であるはずです。 「福光の家」で頑張っている菅藤さんも 不足しているボラさんの手が、やはり雪によってさらに少なくなってしまうと おっしゃってました。 このシェルターへ車で来れない方のために 福島駅からJRバス(川俣高校前行)で終点まで来ていただければ 送迎もしてくれるそうです。 マンパワーが少しでも増えてくれますように。。 もう・・あの日から1週間が経ちましたが・・ 今日は散歩が出来たかなぁ。。 帰って来た翌日は、これまで経験したことのないほどの 全身の筋肉痛で、動く度に唸っていましたが・・ その痛みを嬉しいと感じる自分がいました・・ あの子達が喜んでくれた証だからにゃ。。。 |
飯館村の犬達
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前回の記事を読んでいただきありがとうございます。 前の記事は今の飯舘村とその犬達がどういう状況にいるのかを 説明したつもりなのですが・・なかなかデリケートな問題も含んでいるので それがちゃんと伝わる文章だったのか・・不安ではありますが・・ きっと、可哀想と思ってしまう現実に 胸を痛めてしまうことだから 知るのも躊躇してしまう人もいると思うのです。 でも4年9ヶ月前・・ 未曾有の大震災があって、その直後から、 あの現場に立った人にしか知り得ない 悪夢で残酷な状況を見続け・・ それに目を背けずに必至に現地で命を救うために動いていた 沢山のボランティアの方々がいて そのボラさんや、多くの物資などを支援してきた人達のお陰で 今はその当時とはだいぶ変わってきているということを感じました。 その今を少しでも伝えることができればと 滞在時間が5時間ほどの短い時間だったけど 前記事の続きをお伝えさせてください。 我が家から飯舘村までは、有料道路を使って およそ2時間ほど・・ 南相馬インターで降りて、その後・・ くねくね山道を越えて行った先が飯館村です。 当初人の気配がほとんど無いのかと思いきや・・ 次々すれ違うトラックや工事車両が多くて・・ 今、この村には全国から除染作業などをする人々が とてもいっぱい来ているのです。 至る所に目につく、積み上げられた黒い塊。。 除染で削り取られた土が入った黒い袋の多さ・・ その異様な光景に気持ちは重くなり この村の今がここに象徴されているような気がしてしまいます。 商店や郵便局もむろん閉まっていて 役場にも人は居ません。 でも、意外に人の気配が感じられるお家もあって 無人で静寂だった村が、動き始めてきているようでした。 なんとか唯一稼働していた自販機を1台見つけ・・ 持って来たお弁当を車内で食べて 約束のお昼に現場に到着。。 実は今回ここへ行こうと思っていることをfukkoさんに話した時に 「一緒に行く!」っと言ってくれて 心細い気持ちにならずにすみました。 「福光の家」保護施設は想像していた以上に広く その向かいには寝泊まりできるくらいの倉庫のような建物もあって・・。 この日は、千葉に住んでいてシェルターの代表である平山さんが、 ボランティアツアーとして連れて来た 3人のボラさんと合流しました。 何もわからくても突然行ってお手伝い出来る事は・・ なんといってもワンちゃん達の散歩です! これを我々とボラさんの5人で手分けして行ったのですが・・ 「犬達の熱烈な歓迎を受けるのでカッパと長靴が必須!」っと聞かされていたので 我らはガッツリ着替えて準備万端でのぞみました! 今ここには・・ 一年前に、この施設のすぐ近くに空き家になっていた家を購入して 山形から移り住み、 シェルターに常駐している菅藤さんご夫婦がいて (この日奥さんは留守) むろん!居住は許されている地域ではないけど この地に住み世話をしています。 この菅藤さんの的確な指示の下・・ 1頭ずつ、リードに繋いだ子を手渡されます。 どの子を散歩したのか? 20匹以上もいると わからなくなってしまいそうですが・・ こんな工夫がありますっ♪ ボードに書かれた四角の枠(=犬舎)の上の犬の名前のプレートを いったん全部枠外に出して・・ 散歩が終わった子のプレートを犬舎に戻していくことで ちゃんと間違わずにみんなが散歩できるのですっ♪ なるほどぉ〜っと関心しているそばから・・ 全員が「わんわんっ!きゃんきゃん!」と猛烈に吠え始め 早く!早く!!早くぅ〜〜っと 鳴きわめく犬達の、強烈な声に心臓がバクバクしてきて その凄まじい声の迫力に、圧倒され尻込みしそうになります。 すると・・ この子とこの子は相性が悪いから すれ違う時に気を付けて!っとか・・ この子達は一緒に行っても大丈夫!っとか・・ この子は最初だけ引っ張るから・・とか・・ この子は今ウンチが緩いから・・っとか・・ 噛む子はいないから安心して・・っなど・・。 性格から状態までをしっかり把握している菅藤さんから それを1匹ずつリードを渡される時に各々伝えられます。 そして・・1頭あたり10分くらいねっ!っと・・ 言われ行くルートは自由。 え?10分だけ?っと瞬間思ったけど この数の子達を満足させるまで連れていったら・・ 日が暮れてしまうから。。 仕方ない事なんだろうなぁ。。っと思い直しながら リードを掴んだその瞬間っ!!! ものすごいパワーで引っ張られ・・ それは転ばないようにすることだけで精一杯なほどの激しい勢いっ! 番犬だったせいもあるのだろうか? その力は半端なくて、さらに・・ この10分の散歩を心待ちにして待ち続けているその喜びが 爆発して興奮しているため、凄まじいパワーっ!! ちなみにこの村で番犬として飼われていたワンちゃんの多くは 散歩の定義はリードでするものではなく 独りで自由に野山を駆け回って帰ってくるというものだったそうです。 とにかく転ばないようにと踏ん張り堪えながらも ぐぃぐぃ引っ張られて走り・・ 時折ウンチやオシッコをする時だけが カメラのシャッターをなんとか切れる状況で・・ 撮った瞬間には突っ走られ、写真はぶれまくり・・ ウンチを拾うためにしゃがむ事さえ難しく・・ 正直私自身、小中学の頃に中型犬を飼っていて散歩の経験はあったので 平気だと思っていたその自信は簡単に打ち砕かれるような散歩でした! でも・・ 鳴き叫び、飛び跳ね身体にぶつかってきて ひとたび、リードを掴むとものスゴい力で引っ張られ 必至に力を振り絞ってリードを引くのですが・・ そこに凶暴性があるわけではなく ただ・・ただ・・散歩がしたいだけで、この瞬間を待ちわびて 歓喜している子だとすぐにわかりました。 嬉しくって!嬉しくって!たまらないっ!っと・・ 喜びを爆発させて走る姿に自然と・・・「よかったね!楽しいかい?」っと 声をかけてる自分がいました。 でも・・10分という時間はあっという間で・・。。 「さぁ・・帰るよ・・っ」と Uターンしなければならず それを分かっているように、戻ってくれる子と なかなか言う事を聞いてくれない子・・と・・ もっと走らせてあげたい気持ちを堪えて帰り・・ また待っている他の子を連れて再び行く・・ こうやって・・ 6頭の子を散歩しました。 とは言っても・・時間を見ながらの10分じゃないから やっぱりどうしてもその時間を越えてしまうんだにゃ。。 でも・・それを見越して 菅藤さんはきっと10分って言ってるんだろうにゃ。。 そうじゃないともっともっと・・時間をかけてしまうから。。 とにかく順番を待っている子は・・ 柵から身を乗り出して訴え続けているから・・ 早く行ってあげたい気持ちでいっぱいで 「休んでいいですよ!」っと声をかけられても そんな気には到底なれず・・ 筋肉が痙攣しながらも、がむしゃらに散歩をしまくりましたっ! この大五郎は・・ およそ1年くらい前に保護された子で・・ この付近をウロウロしていた子でした。 いつの頃にチェーンを切ったのか、もしくは切れたのか・・ それは不明だけど、自分の家を脱走して来た子です。 見た目はこの図体だけど、性格はビビリちゃんで なかなか捕まらなかったそうですが・・ 首にはチェーンが食い込んでいて、首の皮が無くなるほど削げ、 足には骨折の後もあって・・ でも!今はこのシェルターに来て元気になりました♪ 私が散歩したどの子も ものすごい力だったけど この大五郎の力には・・まったく太刀打ちできず ほとんど制御できなくて引かれるままの状態で走り続けました! でも、その負けるほどの力に対して、全く恐怖心を感じるものではなく・・ 骨折やチェーンが食い込むほどの怪我をしながらも生き抜いてきた この子のまっすぐな生命力の強さと、優しい眼差しに、 じわぁ〜っと嬉しさが沸き上がってくる不思議な感覚でした。 「楽しいかい?嬉しいかい?」っと言いながら 大五郎との散歩も終えて・・ 最後は、「サクラ」と「ボス」母息子 この二匹はみんなが居る犬舎ではなく 向かいの建物の横にいる犬達で 大きな大きな身体とは裏腹に 今までの子達とは違って なんと穏やかな散歩! まさにこれが私の知る犬の散歩って感じで 途中草を食べたり・・ のんびりペースのふたりには、時間がかかってしまった散歩になってしまったにゃっ! こうして散歩を終えたのが14時半頃でしたが・・ この短い散歩を、可哀想だと一瞬思ってしまう方も多いと思います・・ 聞けば・・この10分の散歩も思うように出来ない日もあるそうで 当初は多かったボランティアの手が今は不足しているとのこと。。 一人でこの頭数を相手し、さらにシェルターの掃除や雑用をこなしながら ケアが必要な子の元へ行ったり、別の場所の子達の給餌をして回ったり・・ 菅藤さん宅のワンニャンの世話もしたり・・ それらを毎日しながら・・ 一人でやったら3時間以上はかかるであろう シェルターの子達の散歩を十分に行うことは かなり厳しいことだろうとゆうに想像ができます。 安易に・・散歩が満足に出来ない犬達が可哀想だと思ってしまうのは酷な事で 動物達をただただ好きで、身を投げ打って、この放射線量がまだ普通より高く、 黒い塊の残土があたり一面に積まれていて 居住制限区域とわかっていながらも住み ギリギリいっぱい世話をしている人に・・ もっと散歩してあげて!っとは、そうやすやすと言えるものではありません。 きっと菅藤さん自身が誰よりも一番、もっと散歩をさせたいと思っているはずだから。。 我々のように散歩をするボランティアさんだけでも毎日いたら・・ かなり負担も軽くなって、 なんといってもワンちゃん達にとってもそれがいいに決まってます。 でも・・現在のこの場所では・・単純に自分の価値観を物差しにはできず・・ この場所だけを見てものを考えると・・ 飼い主の居ない家に繋がれて残され、これから氷点下となる冬を迎え 飲み水も凍ってしまう中を、独りぼっちでいる犬達よりは・・ 毎日人の手の温もりを感じ、他に仲間もいて、飲み水も氷が張っても割ってもらえて ご飯もしっかり食べれるわけで・・ そうやって比較した時には 同じ飯館村に残された犬だけど シェルターの子達はまだぜんぜん幸せなんだと思えてくるのです。 きっと・・ボランティアさんが多く居た時には おそらくもっと散歩も長く出来ていただろうから。。 さて・・散歩を終えた後には・・ この後日没までの短い残された時間でまだやらなければならないことがあります。 それを効率よく行うために、 その後二手に分かれて、菅藤さんとfukkoさんチームと 平山さんチームで別行動になりました。 菅藤さんと行動したfukkoさんは、 飼い主さんから頼まれている豚のくろちゃんの給餌 病気がちな子のお家へ様子見に行ったり さらに菅藤さん家にも17匹の猫と5匹の犬達がいて この子達の散歩などのお世話もしたそうです。 そして、散歩が終わったシェルターにいる子達へご飯をあげたそうですが・・ びっくりするほどのたっぷりの量に だから毛艶も良く、ふっくらしていて しっかり食べれてるんだなぁ〜っと納得したそうです。 そういえば・・ 10分の散歩中に3回もウンチをする子がけっこういて それを拾うのも大変だったからにゃっ! 聞けば・・ご飯などの物資は全国の支援者から届くそうで 今必要なのは、このシェルターを維持していく資金と、 犬達の医療費などお世話にかかるお金・・ そして何より!一番欲しいのは不足しているボランティアさんのお手伝いの手 これから冬になると現地に行きにくくなり さらにこの手が減ってしまうんだよにゃ。。 ・・で・・私はというと・・ fukkoさん達とは別に、 平山さんと3名のボラさんとで 繋がれているワンちゃん達のお家へ向かいました。。 そのことはまた次回に・・。。 |
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みにゃさまっ! 大変お世話になっていながらも放置が続いておりすまにゃいです! にゃんにゃんBOXも先週の土曜で全ての発送が終わり その最後の方のBOXも昨日無事に届いたとの連絡が入りました! これで今年もなんとか終えることができてほっとしてます。 多くの方々が BOXが届いて記事にしてくれたりしているのにも そのお礼にも伺えず今に至っていることほんと申し訳にゃいです。。 寄付の方につきましては・・ 実は・・今回はまだ完全決定までいけてなくて 何度もマイ太郎さんとじっくり話して 色んな角度から検討しながら、悩みまくっております。 でも先ほど・・電話である程度決める形までもっていけましたので あとは少し調整して最終決定ができそうです! 決めたらすぐにその方達にはお振り込みする予定ですので またこの件については、後日報告させていただきます。 多くの方々の想いと願いが詰まったお金ですので これを見守ってる方も含めて100%全ての方が納得する相手を選ぶということは きっと無理なことなのだろうけれど 出来る限り今をしっかり見つめて、みんなによかったと思ってもらえるような形に しなければならないと。。年々深まる悩みでありまする。。 さてっ! 怒濤のスケジュールに、連日連夜の徹夜が続いてしまっていたのですが スタートして70名を超える方々から一気に注文をいただいた感謝祭の発送も一段落となった一昨日・・ 以前から予定していた福島の飯舘村へボランティアのために行ってきました。 このタイミングを逃してしまうと雪が降って あの山道を走れなくなってしまうので、この日行っておかねば・・という タイムリミットでもありました。 この村は原発から20余kmに位置しながら計画的避難区域に指定され、 全村民が避難を勧告された村です。 この村には一緒に避難し連れて来る事が出来なかった犬猫達が あの震災から4年9ヶ月経った今も・・ 飼い主が居なくなった家に残されています。 その数はかなり少なくなったとはいえまだ100軒あまりあるそうです。 その子達は時折帰村する飼い主さんと、多くのボランティアさんの手によって なんとか生きることができているのですが・・ 飯舘村の犬達は、元々番犬として家を守るために必要とされ 飼われている犬がほとんどでした。 そのため、無人となった村は、心ない人達によって 荒らされることも多いためか・・ 家を守るために繋がれたまま、その役目をずっと背負わされ 家主が普段居なくてもそこに居続ける事を課せられている犬達なのです。 もちろん!そういう飼い主さんばかりではなく 我が子だから!!・・っと避難先の仮住まいの家に連れてきて 一緒に暮らすことを切望しながらも ペットと同居する事が許されないために泣く泣く 週に何度か通って世話をしている飼い主さんもいます。 こうして繋がれたまま残された犬達は 夏の過酷な暑さに耐え・・ 冬はマイナス10度に達し飲み水も凍ってしまう凍てつく寒さに耐え・・ なんとかこの4年以上の間を生き抜いてきた子達。。 その過酷な環境や、野生動物に襲われたりして・・ この間に命を落とした子達もいました・・ この地にこれまでボランティアで入った多くの方々が 勝手に保護して連れてくることができない・・ この繋がれた子達をどうすることもできない現状に胸を痛め 何度となく涙を流してきました。 しかしこれ以上繋がったままにしておけない!っと・・ 立ち上がった有志の方々によって、昨年2月・・ この子達を保護して預かるシェルターが作られました。 でも・・だからといって簡単に保護ができるわけではなく、 この番犬として残された犬達の飼い主さんを説得することはとても難儀な問題でした。 私達はごく当たり前に・・・ <犬猫を家族として慈しみ室内を中心に一緒に暮らすという価値観>をもっているけど これとはまるで異なる考え方で 「家を守ってもらうために、保護されては困る」 「週に1度世話に行ってるんだからいいだろう」っという感覚で 我々にはなかなか分かち合う事が出来ない気持ちで飼っている人の心を 少しずつ溶かしていきながら、なんとか説得を繰り返してやっと保護ができるのです。 しかも・・そこに飼い主さんが住んでいないために 家主と連絡を取る事も簡単ではありません。 どうしても・・ 繋がれたままの犬が不憫で可哀想で、なぜ!保護してはいけないのかっ!! 無償で預かるのに、どうしてそれを良しとしないのか? そう思い、苛立ちを感じずにはいられませんが・・ しかしそれで飼い主さんを非難する事は簡単だけど そうして問題が解決する事ができたら、すでに解決されているはず・・ 家を突然失い、生活が一辺し、今後の見通しもまるで見えてこない絶望の淵に 無情にも叩き付けられた人々の気持ちも、そう簡単に推し量れるものではありません。 さらに、風習や習慣が違う異国の人に、それをぶつけてもその考えを変えさせる事が 到底困難であると同じように、説得することの難しさは想像ができます。 ともすると・・言い方に気を付けないと意固地になって、 かえって保護が遠のいてしまい 世話をする事さえも出来なくなることもあります。 そしてもしも勝手に連れて来てしまったら・・飼い主から訴えられ、 シェルター自体の存続も危ぶまれることになり、保護している他の子達にも影響が及びます。 居住が許されない居住制限区域の村には、このシェルターの設置ももちろんのこと 国の許可がとれるわけではありません。 でも、それでも、犬猫達の命がかかっているから そんな事は言っていられないと建てられたシェルターなので 何か大きな問題が起きると、強制撤去される可能性もあります。 そんな保護しようにも思うように進まない どうにもならない現実が立ちはだかり、繋がれた子達がいるのです。 今回ここへ行ったきっかけは・・ 福島の犬猫達に給餌のボランティアの方々がいることを知ってはいたけど こういうケースもあるという事を・・ 先日宮城で開催した「にゃっ展mini」でお手伝い頂いた方に教えられ その彼女がここでボランティアを時折していると聞いた時から 「一度行こう!」と・・心に決めていました・・。 そのシェルター「福光の家」には、放浪していた子達など含め、 説得して保護することができた犬達が現在20数頭いて、 多い時には30を超える時もあったそうです。 ほとんどの子は飼い主さんが戻ってくる日まで無償で預かっている犬達ですが なかには飼い主さんの了承を得て、里子に出された子達もいます。 しかし、保護されてから病気や寿命で命を失った子もいます。 一昨日、このシェルター・・そして飯館村で・・ 見たこと、感じたこと・・ それをどこまでちゃんと伝えられるかわからないけど 今この瞬間にも・・飯舘村では・・ こういう子達が精一杯生きてるんだよっ!!っということを みんなにも知ってもらいたくて・・ きっと長くなっちゃうけど・・それを書き留めておきたいと思います。 っと・・明日に続きます。。。。 |
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