|
晩秋のヤマトシジミは私を悩ませる・・・
虫の観察のおおかたを庭で済ませてしまう私にとって、ヤマトシジミはとっても有難い蝶である。探す必要などない。玄関の扉を開けただけで間違いなく見付けることもできる虫好きに人気ある蝶・・・の、取り敢えずは一種だ!
「ヤマトシジミのうち、鮮やかで爽快感ある水色の翅を持つオスと、漆黒の・・・と言えば聞こえはいいが、早い話が暗い黒色の翅色を持つメスのどちらが好みですか?」と、問われれば、私は間違いなく・・・
「暗い翅に観えてはいるが、実は虹色に反射する妖艶なメスが好きです!」と、即答するだろう・・・
ヤマトシジミのメスの高温型の暗い色には、或いは・・・
「オスを誘うための意味であったり、捕食者から身を守る効果が隠されているのかもしれない。」・・・それを言うなら・・・
「オスが持つ鮮やかなブルーは、メスに己をアピールする意味があるのかもしれない。」
「いずれにしても、私が、生き物のメスを好みより見詰めるのには、自分も女性であり、女性としての(生き方)に興味がある。・・・と言った想いがあるからだ。」
10月中旬の幻想的なメスの翅色に・・・
(*:虹色に反射する翅・・・メス) (*:日々、気温が下がるに従い翅が青く変化していく・・・メス) ・・・私は、心高鳴り揺さぶられるのだ。
「ああ、あなたは何故、気温の低下とともに翅の水色面積が増えるの?その意味とは?効果とは?」と・・・
それに引き換え・・・
「ほらっ、また今年も、私の心を乱す・・・・オスめっ!」
「あなたは、あなたは本当はオスなんでしょ?さっさと白状して!」
メスの翅の水色面積が増える時期なんだから、あなたも何か高温期以外の翅色に変化させてくれなきゃ困るじゃない!・・・オス・メス同色の水色に観えて・・・私の脳に混乱をきたすじゃないの!」
例えば・・・
今年:10月24日に観た個体は、翅の縁にある黒いラインで何とかオス?と判別できたものの・・・問題は、次の個体です・・・ この個体の写真も、今年:10月24日に撮影したものです。 翅色を観ただけでオスだと確信し、翅裏の色彩や腹部の様子の確認を怠ったばかりに、いざ、記事として載せる際、確たる証拠が無く戸惑いました。
「ああ〜〜〜だからよ!だから・・・オスってね・・・だから・・・そうよっ・・・だから・・なの!」と、少々イライラ・・・心乱れたところに・・・
ブログ仲間さんがお載せになってた・・・
「オスの前翅前部に白っぽい部分(白いライン)がある方がオスである。」と言った(他、内容満載)ヤマトシジミの翅色彩・模様における性判別の方法の記事に助けられました。
「↑の個体の前翅前部にはうっすらとではありますが白化した部分がありますので、この理論からすると、確信通り(オス)と言うことになります。」
つい2,3日前、(今秋最後?と想えた、ヤマトシジミの交尾)の現場を目撃しました。
今年:11月1日(午後5時)
❤型に観える初々しい交尾シーン! よく観ると・・・
オスが・・・非常に難しそうな体勢になってます。 横から観ると・・・
「(笑)・・・まさかねっ!(?)・・・交尾中を悟られないため(誰に?)の、生き抜く術なのかしら(?)・・・ううん違う、多分偶々よ・・・にしても、オスって大変そうねっ!」と、想いつつ・・・ 夕方であり、気温も低下し蝶も移動が困難ということも相まって、それをいいことに!
交尾の様子を詳しく観察させてもらいました。 「オスの腹端の鍵部分をメスの腹端の鍵穴部分にひっかければもう、物理的に結合。そこから交尾が開始と成る・・・(ネットより)」
・・・この説明からも、写真向かって右側がオスであり、腹部がふっくらした左側がメスであることが判ります。
驚いたのは・・・
翌朝(午前9:30)
同じ個体どうし(気温低下のなか、個体が入れ替わったとは考えられません)が、つながったまま一夜をともにしてた・・・こと。 (向かって、右側:メス、左側:オス・・・方向は転換したようだ。)
・・・これが・・・ 「愛とか、恋とかの感情からくるものでは無く、ただ、子孫繁栄といった使命(?)本能(?)行動をつかさどる遺伝子の仕業(?)からくるものか・・・?・・・」
・・・なんて、一夜の(虫の営み)をつい冷めた目で観てしまう一応女性の私、生き物のメスの動向、同性の動向が気になる私・・・
「・・・この感性は、どうでしょう・・・?賛同者是非我城へ!」
「エッ?
・・・年齢的な問題もある!って?・・・ジイ! ・・・ちょっと、こっちおいで!」 |
チョウ・ガ
[ リスト | 詳細 ]
|
・・・花も終わり、(そろそろ鉢の整理をしなければ・・・)と、黄色がかったアサガオの葉を眺めてたところにやって来たのが、キタキチョウでした。
このところ(って言うかいつも)、庭に訪れる珍しくも無く見飽きてしまった虫のみの観察に終始する私ですが、たとえ足元の虫であろうと、その虫達についての不思議や疑問が尽きることはありません。
・・・この時のキタキチョウに関してもそうです。
「このキタキチョウは、花も無く吸蜜できるわけでも無いアサガオの、しかも、(黄色がかった枯れかけの葉)に、いったい何の用(目的:意図)があってとまり、休んでは飛翔しまた舞い戻りとまるのだろうか?」
・・・以下は、率直に、そう感じながら撮影したシーンではありました。が、本当のところは、周りの葉色に見事に同化したキタキチョウの姿に、ただただ魅了され夢中で撮り続けた写真でした。
・・・(キタキチョウの秋型でしょうか?)とまでは何とか判別してみましたが、翅のフォルムや眼の大きさをいくら観ても、私には性別は判りませんでした。
さて、最初に抱いた疑問について、自分なりに考えてみましょう・・・
●:何の意図も無く、たまたまアサガオの葉にとまり、たまたま、そのアサガオの葉の色がキタキチョウの翅の色に酷似していた。ともとれますが、↑の写真を観る限り、キタキチョウの行動(黄色い葉にとまり飛翔しては又黄色い葉に戻る)は、同化の効果を狙ってるように想えてなりません。
・・・もちろん、キタキチョウ自らが(自分の翅の色は淡い黄色だから、淡い葉に紛れ隠れ天敵から逃れユックリ休みたいわ!)などと想ってるわけではありません。
・・・そこには、生まれる前から既に刷り込まれていた「隠れたい時(ゆっくりしたい時)には、黄色い場所へ!」的な、行動をつかさどる遺伝子の働きが作用しているのではないのだろうか?と、私は考えてみました。
・・・とは言え、キタキチョウがとまるのが、黄色い場所ばかりとは限りません。緑色の葉であったり、吸蜜のための花であったりと、多くの色・色彩にとまるでしょう。
・・・ここで知りたいのは、キタキチョウ(シロチョウ科)が好む色です。同じシロチョウ科の仲間には、(黄色)を好む種が多いことから、もしかすると、キタキチョウも(黄色)を好む傾向にあるかもしれません(?)、そうなると、自ずと(黄色)にとまる率も高くなるのではないでしょうか?と同時に、周りに溶け込み、同化の率・効果を高める結果につながるのではないだろうか?と、考えてみたりもしました。
(*:キタキチョウに、黄色がどのように見えているかは不明です。)
・・・以上は、あくまでも素人の考えではありますが、こういったことを想いながら見る情景はまた、いつもとは一味も二味も違い、人生をより豊かにしてくれますね!
・・・ええ、少なくとも私には、必要不可欠であり得難い一時と成ります。
|
|
・・・先日のこと・・・
(例年ならば、8月の中旬には姿を現してもおかしくないはずなのに、今年は来てくれなかったな・・・)と、本音を言えば、ほんの少し淋しく、それでもって裏切られたような、そんな想いで一杯だったのに、(でも、傷一つない葉が茂る光景も悪くないじゃない!)と強がり、(それでも!)と期待し、庭に蔓延るツワブキの葉を一枚一枚チェックして回ったところ・・・
「居た〜〜〜っ!(喜)」
(もうっ、この、穴あきあきの葉の状態を観れば一目瞭然!) 「期待し待った種(しゅ)の来訪である」
(穴あき葉の裏には必ず、ツワブキを食草とするヨツテンアオシャクの幼虫が居るはず!) 「ほらねっ!(*^^)vサイン」
「では早速、ヨツテンアオシャク(幼虫)の収穫祭開始!」
何とか、3個体の幼虫をゲットできました。 ヨツテンアオシャクの様相は・・・
(*:過去の写真から、→が頭部) 幼虫は、刺激されると体を丸めるようです。
(*:体の至る所に針状の棘があり、それが、切り取った葉を装備するのに役立っているのではないか?と想われます。)
予てより、(ヨツテンアオシャクの生態を、より自然な状態で調べてみたい・・・)と準備してたのが・・・
ツワブキの鉢植えです。
収穫した3個体の幼虫をツワブキの鉢植えに移動させ・・・念願叶ってやっと!
「ツワブキとヨツテンアオシャクが共に存する、私が想う(美しい鉢)が完成しました。」
(植物と虫が共存する美しい鉢)が完成したその日の夕方には・・・
2個体(→、→)の幼虫が〇内の葉裏に移動し、無事に捕食できた様子でした。 (*:残る1個体は、他の葉裏に移動し、捕食もせずジッとしたままでした。)
その内・・・
蛹と成り・・・ 成虫と成る様子を観察できるものだと・・・信じて疑わなかったのですが・・・ 次の、また次の日の朝・・・
〇内の葉裏に2個体の姿は無く・・・ 幼虫が食した痕の葉と、その下に無数の糞が残るだけでした。 「より自然状態の・・・!」
それを目指したため、鉢植えにネットはかけずに置きました。
【疑問】
「2個体の幼虫は、何故姿を消したのでしょうか?」
『自分なりの考察』
(ネットをかけていなかったがために、これ幸いにとツワブキの鉢植えを後にした。)とも考えました、が、動きが緩慢なヨツテンアオシャクの幼虫2個体が同時に移動し姿を消すのは不自然だと想いました。・・・他に考えたのは、ウイルスによって溶けた?でしたが、これもまた(う〜〜〜む?)考えにくく・・・唯一これしかない!と想えたのが・・・
「捕食者によって捕餌されたのでは!(?)でした。」
その証拠が↑の写真です。
(葉に開く穴や、無数の糞を頼りに集まる捕食者は無数に存在するのでは?)と、私は感じました。
更に、残る1個体(捕食せず葉裏でジッとしてた個体)は無事であったこと。も、その証明になるのではないでしょうか・・・
無事だった(ツワブキの鉢植えに残った)唯一の個体が居た葉は・・・
幼虫の捕食がなかったお陰で全くの無傷です。 捕食された葉は「こりゃたまらん、助けてぇ〜」と、匂いなりの化学物質を放出し、イモムシの天敵を誘う術に出るやもしれません!(?)
ですが、幸いにも↑の葉は幼虫によって捕食されることも無く無傷のままでした・・・
【疑問】
「唯一残った1個体は、何故ツワブキの葉を捕食しなかったのでしょう?」
『答え』
●:前蛹状態に入ったため、動くに動けず食すに食すことができなかった。
そのお陰で、幸いにも助かったのでしょう!
・・・で、「めでたし!めでたし!」・・・と、私だって、これで終わりたかった!
ところが・・・だ!
余計なことしちゃったんだなぁ〜〜〜( ;∀;)私が!
(この個体、ほんとに生きてるのかな?)って・・・ 折角、葉の裏にしがみつき蛹化の時を待っていた個体を剥がしてしまった(´;ω;`)ウゥゥ私が!
この翌日には・・・
蛹には成りましたが、私が!余計なことをしたばかりに地面に落ちてしまったため、無事羽化できるかどうかが不安です・・・ 「キク科で常緑多年草のツワブキは、放っておけばいくらでも繁殖します。▲庭を(或いは目の前の景色を)見目美しく保つために、必要以上に蔓延るツワブキは容赦なく排除するかたもいらっしゃれば、▲ツワブキを大切に育て、葉に近づく虫・喰らう芋虫は容赦なく排除するかたもいらっしゃる。▲かと想えば、ツワブキとヨツテンアオシャクの共存シーンを愉しもうとする者も居る(私はこれに近い)・・・▲ただ、植物にはあまり興味が無いけれど虫は好きだから、興味がない上にうざったいツワブキは(全て排除)できても、ヨツテンアオシャクだけは保護するぞっ!・・・と言うかたはいらっしゃらないはずです!何故なら、風媒花で繁殖できるツワブキにとって虫は不要ですけど、幼虫の食草であるツワブキがなければヨツテンアオシャクは繁殖の危機にさらされるからです。」
人の持つ思考や指向に嗜好はそれぞれですから、ツワブキを排除するかたにも、ヨツテンアオシャクを排除するかたにも、私は何も言うつもりもその立場にもありません{現に、私も、ある程度のツワブキを残し必要以上のツワブキ(極力、鉢に移植してはいますが)は排除しています}
・・・だからこそ・・・
「(植物と虫が共存する鉢を美しいと捉える私の感性)も、他の誰にも止めることはできず、咎められるものでもない・・・と想うのです。」
|
|
・・・激しく雨降る今朝のこと・・・
いつものように、たいぎたいぎ起き上がり、しんどしんどゴミ出しを終え、(今日は、朝から雨だから虫の観察も出来そうにないな・・・!)と、ため息交じりに玄関の扉を開け屋内に入り込もうとした瞬間・・・
クヌギの葉裏で休むチョウが目に入りました。 裏翅模様を観た限り、ツマグロヒョウモン(漢字:褄黒豹紋)である・・・ことは直ぐに理解できましたが、私には、この写真の状態での性別の判別はできませんでした。
それでも、チョウの性別が気になってしかたがなかったので、オス・メスの異なる翅の色彩で判別を試みようと、ほんの少しつついてみたところ・・・
わずかではありますが、後翅によって隠れてた部分から鮮やかな色彩が表れました。この、翅裏の白いラインと鮮やかなピンク色を観れば一目瞭然です!・・・ 雨の中、クヌギの葉の裏で休んでいたのはメスであることが判りました。
ツマグロヒョウモンのオス・メス共に、翅表の後翅端に目立つ黒帯を持ってはいますが、見た目に、豹の模様・色彩をイメージさせるオスに比べて・・・
↑のメスの持つ翅の色は表・裏共に多彩で、その様相は、毒チョウのカバマダラに酷似してるのだそうです。 「卵を持つメスは栄養価も高いために、捕食者によって、より狙われ易いので、毒チョウに似せることで難を逃れているのでは?」との説もあります。
「ちょっと!ちょっと!では、その毒チョウのカバマダラとやらも記事に載せてみせてよ!」と、そんな声が聴こえてきそうですが・・・
私は生れてこのかた、幾度となくツマグロヒョウモンは目にしたことはあっても、ただの一度も、そのカバマダラは目にしたことがありません。ですから、カバマダラの写真を載せることもできません。
となれば・・・「ちょっと待てよ!」と、疑問も湧いてきます。
この辺りの捕食者(鳥など)も、その毒チョウ(カバマダラ)を目にしたことがない可能性があります。ツマグロヒョウモンのメスが、折角、怖い毒チョウに化けてるのに、捕食者が、その、肝心の毒チョウを眼にしたことがないとしたならば・・・はて?
〇:ツマグロヒョウモン(メス)のことを、毒を持つ不味く危険なチョウとして認識できるのでしょうか?それとも・・・
〇:捕食者には潜在的に、食べることの出来る餌(色彩)と、食べれない餌(色彩)の見分け方、或いは、不味い餌(色彩)と上手い餌(色彩)が体内のプログラムにインプットされてるものでしょうか?
・・・など、翅の色彩一つとっても、疑問に想う事が後を絶ちません。
・・・何れにしても!
今では、例え、カバマダラが飛翔していなくともツマグロヒョウモンを普通に目にできる地域が拡がったこと。そのことからみても、種の生き残り条件には・・・
●:幼虫の食草条件(ツマグロヒョウモンの幼虫の食草はビオラ・パンジーなど、地域によっては1年中を通して目にできるスミレ科である)
●:気温などの気象条件や周りの環境条件
・・・などが大きく影響してることが考えられます。
・・・こんな雨の日は、庭先で目にしたチョウ1個体にさえ・・・
・・・飽くことの無い考察の散策で、心を満たすこともできるのです・・・ |
|
・・・「血圧が低いから早起きは苦手だ!・・・から、許して!」と、勝手に思い込んでる私は、今日も、いつも通りの朝寝坊!(全く、懲りずに困ったものだ(ため息))と、自分でもそう想う。
しんどしんどカーテンを開け、のたりのたりと家事を始めるのが通例の私だが・・・
この日は違った!何故なら・・・
・・・カーテンを開けた先に、とまる1個体のナミアゲハを見付けたからだ!
(血圧が云々などとウダウダ言ってる暇などない)と、翅を開き休むナミアゲハに出会える機会など滅多にない私は、カメラ片手にチョウのもとに急いだ!(あらっ!動く気になれば動けるじゃない!そう言えば「家事と虫観察は別腹」って言いますものね!)
・・・以下の写真が、その時(3日前)に撮影したものです。
・・・ナミアゲハのナミは(並)と記され、そこには、アゲハチョウ科の中でも、いつでも目にできるチョウである(大して珍しくも目新しくも無いチョウである)と言った意味が込められているそうです。
・・・珍しくも目新しくも無いチョウであろうがなかろうが、そんな事は私には関係ありません!傷一つないところを観ても、翅を拡げゆったりと休む様子を観ても、この個体はきっと羽化したての・・・!?・・・羽化したての・・・はて、いったい・・・?詳しくない私には、↑の個体の性別が、この時点で即判別できませんでした。
「・・・あなたはオスなの?それともメスなの?」
そんな疑問を抱きつつぼんやりと眺めていたところに・・・とつぜん!
・・・もう1個体が姿を現しました。 ・・・目の前の光景に私は!
〇:「ははぁ〜〜〜ん、と言うことは、翅を開き休んでた個体はメスで、羽化したてのメスにアプローチをかけてきたのはオスだな!間違いない!」であったり・・・
〇:「ははぁ〜〜〜ん、さては、これは縄張り争いかな?(おいっ、その席は俺んだっ!)と言った風に、縄張り争いでも始めたかな?」であったり・・・などの様々な想いが脳裏を過りました。
・・・虫好きとは言え、チョウとの出会いが少ない故か?否か?、知らないことも多く、疑問に想うことも少なくありません。こんな私のことですから、家事をしながらも、いつも頭の中は虫のことで一杯です。(取り敢えずは朝御飯作らないとね!)
・・・さて、先ほどのナミアゲハの性別をハッキリとしておかなければなりません。
*:チョウのなかには、季節(気温の高低差)に応じて、形態的(色や大きさ)な変化が現れる現象(季節型)を持つ種がおり、ナミアゲハも季節型を有し、(春型)と(夏型)(秋型)が存在することが分かりました。それぞれの季節で変わる色・模様などの特徴から、ナミアゲハの(夏型)が持つ翅模様に着目し、性別判別を行ってみることにしました。
・・・先ずは、〇内をご覧ください! 翅を拡げ休んでいた最初の個体の翅表には(赤色の中に黒点の斑紋)があります。が、後から訪れた個体には赤色が見当たりません。(と言うより、赤色が目立ちません)
・・・実は、多くの場合、ナミアゲハの夏型のオス(メスも)は、全体的に黒っぽいイメージが強くなり、〇内の赤色が目立たなくなるのだそうです。(赤色の斑紋を持つのはメスである、と考えられます)
よって、写真の→はオスであり、→はメスであることが判りました。
・・・ああ、よかった!性別が判りホッとした。めでたし!めでたし!となればいいのですが、私には、さらなる疑問が湧きました!
・・・「季節型:世代を繰り返す途中で、羽化する季節によって形態的(色や模様や大きさなど)な変化が生じる現象)を決定する原因は、幼虫期や蛹期の(昼の長さの条件)が主であり、次に温度条件が関係していることが解って来た。」・・・とは言え・・・
「(春型)のナミアゲハには、(春型のオスの翅表をしっかり観察してませんでしたので確かなことは判りませんが)オス・メス共に(赤色に黒点の斑紋)を持つ、にもかかわらず、(夏型)のオスは、翅の後尾にハッキリとした(赤色)を持たないのは何故か?{メスの翅には、(春型)も(夏型)にも(赤地に黒点の斑紋)があるのは何故でしょう?}そこのところが、私には理解できません。
・・・例えば、(赤色に黒点斑紋)に、捕食者の眼を欺くための(眼状紋)の役割がある。としたならば、夏型に変化したオスにも、春型と変わらぬ様相の斑紋があってしかるべきだと想うのですが・・・」
・・・抱いた疑問を解消すべく努力はしてみましたが、いまだに解明できず。仕方ないので、自分なりの応えを模索してみました。
〇:春季に羽化する成虫は、低気温で動きも鈍いので、捕食者に狙われた際、逃げ遅れる可能性が高いために、オス・メスともに(明確な赤色に黒点の斑紋)を持ち、捕食者がその斑紋をチョウの眼と勘違いし咥えた途端、翅端を犠牲にし、命からがら逃げ延びる。その効果を見計らっての両性共の翅端の斑紋である。
〇:夏季は気温も上昇しオスの動きも活発化するため(赤色)を目立たせる必要がなくなる。(体表や翅などの色素合成にはある程度のコストがかかるのかもしれません。オスは、そのコストを抑えても生き延ることができる可能性が高いためにわざわざ赤色を作り出す必要もなく。逆に、捕食者に狙われ易いメスは、夏型になっても春型と変わらず(赤色に黒点斑紋)を持たなければ逃げ延びる可能性が低くなるのでは?)
〇:夏型の個体が全体的に黒っぽくなるのは、或いは、紫外線対策かな?
・・・などと、ここまでくると只の妄想話になってしまいますが、特に、こんな雨の日は、一日中でも虫の疑問点についてあれやこれやと悩み考える私です。
・・・それにしても、季節型を持つチョウは、身を守るため(?)の衣替えをちゃくちゃくと行う手のかからない類なのに、私としたら、いまだに、秋に移行する服の準備もしておらず考えてもおらず半袖ポロシャツのままです。虫について考える前に、己の生活について考えろ!と言いたいところですが・・・
考えても、昨年、夏から秋に移行するこの時期に自分が何を着て過ごしたか思い出せない私です。大丈夫でしょうか?
|
・・・年齢的な問題もある!って?・・・ジイ!
・・・ちょっと、こっちおいで!」



