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「サンタクロース」
「お母さん・・・本当はサンタさんって居ないの?」
坊やはママに尋ねました。
「どうして?」
お母さんが尋ねると坊やは哀しそうに言いました。
「幼稚園のお友達にサンタなんて居ないって笑われちゃったよ・・」
哀しそうな坊やを見て、お母さんは優しく微笑みながらそっと坊やの頭を撫でました。
「お母さんはね居ると思うな・・」
お母さんがそう言うと坊やは不安そうにお母さんを見つめ尋ねました。
「本当はお父さんやお母さんがプレゼントを置いているってほんと?」
「・・本当よ・・・サンタさんに頼まれたのよ」
「本当?」
そう言って坊やはじっとお母さんを見つめました。
お母さんは坊やの瞳を見つめながら少しの間、黙り込んでしまいました。
そして坊やをしっかりと見つめながら言いました。
「・・・本当はね・・・サンタさんがいるかどうかお母さんにもわからないの・・。でもね、お母さんはサンタさんが居るって信じることが大切だと思うのよ」
坊やは今にも泣き出しそうな瞳でお母さんをじっと見つめたまま黙っていました。
「お母さんが思うサンタさんはね、サンタさんってたくさん居ると思うの。」
「どうして?」
「だって誰でもサンタさんになれるもの!」
「みんなサンタさんなの?」
「その人のことを大切に思ってその人のために何かをする人がサンタさん・・・だからお母さんは坊やにとってのサンタさん。それが本当のサンタさんなんじゃないかな・・」
お母さんがそう言ってにっこり微笑むと、坊やは少しの間考え込んだあとにっこりと笑いお母さんに抱きついて言いました。
「じゃぁ今度は僕がお母さんのサンタさんになるね!」
聖なる夜・・・
大切な人のために幸せを運ぶ・・・サンタクロースという名を借りて・・大切な人の笑顔のたに・・・。
merry christmas!
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