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地方のお祭り探訪記。

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今年の2月に急逝された、我らが菅田米穀店芸能部リーダーの新盆である今年のお盆は
彼の実家・広島県東広島市安芸津町の盆踊りに参加させて頂きました。
精霊を迎え供養する…という本当の意味での「盆踊り」を、全身全霊の気持ちを込めて踊ってきました。



【日時】
2010年8/15(日)
19:30〜00:00

【場所】
広島県東広島市安芸津町三津



【曲目】
安芸津町盆踊り曲「帰村」「一つ拍子」「豊年踊り」
※保存会の皆様による生唄です。(演奏は太鼓のみ)

東京音頭(東京で踊られる振りとは全く違います)
大東京音頭(東京で踊られる振りとは全く違います)
炭坑節
ほか、東京では聞いたことのない2曲



【感想】
昨年2009年5月、菅田米穀店芸能部リーダーの故郷である広島県東広島市安芸津町の盆踊りを
保存会の皆様から直接教えて頂く機会がありました。
「民謡の現地を大切に」というポリシーに従い、我々は踊りを習い、リーダーは太鼓を習い、
そして安芸津の地で生まれ育ったリーダーは保存会にも入られました。
彼が仕立てた保存会の浴衣は、一度も袖を通すことはなかったとのことでしたが、
ご両親のご好意で、今回の盆踊り参加の際はその浴衣を着て盆踊りに参加させて頂きました。

19:30〜00:00まで、数曲の盆踊り曲を間に挟みながら、生唄で繰り返し演奏されるのが、
安芸津町の盆踊り曲「帰村」「一つ拍子」「豊年踊り」です。
※曲の詳細はリーダーのブログに記載されておりますので、そちらをご覧ください。
http://www.be-man.com/2009/06/post-38.html
http://www.be-man.com/2009/08/post-47.html

東京音頭や大東京音頭(東京で踊られる振りとは全く違います)ではのんびり休憩なさっている方も、
この安芸津町の盆踊り曲がかかると、自然と踊りの輪に加わります。
3曲5パターンの振りで踊るこの盆踊り曲、もちろん全ての曲に思い入れがありますが、
特に心に響くのは、やはり菅田米穀店でも繰り返し歌って演奏して踊ってきた「豊年踊り」です。
途中、いろいろな想いが感極まり、郡上かわさきの「雨も降らぬに袖しぼる」とはこういう感覚なのかと思いました。


昨年の盆踊りの様子をリーダーが綴ったブログにこのような記載がありました。
===========
この年お亡くなりになった方の霊を迎えるため、特別に供養された堤燈が櫓に灯されます。
安芸津の盆踊りは先祖供養の意味合いが色濃く残り、地区によっては喪服で参加するところもありました。
そして何度も聴いた安芸津町三津盆踊り唄もここでは新霊供養踊りとして演奏されます。
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踊りの途中に、保存会の皆様が踊りの輪に沿ってビールを瓶でコップについでまわられたり、
曲の合間には、精霊を迎え供養し感謝をする言葉が述べられたり、
本当に地域の皆様が心をひとつにして鎮魂の気持ちを込め参加されている本来の盆踊りの姿でした。
東京から参加した私たちを温かく迎えて下さった安芸津町のみなさま、
本当にどうもありがとうございました。


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今回は敢えて評価は控えさせて頂きます。
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私たちは昨年より「菅田米穀店芸能部」というユニットで、日本の民謡を伝える活動を行っています。
こちらは生前、リーダーが綴られたブログです。ご興味があればぜひご覧ください。
http://www.be-man.com/2008/07/post.html
http://www.be-man.com/2009/05/-gw.html

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現地の民謡を大切に、できるだけ直接現地に赴く機会を作ろうと思っている私たち。
盆踊りと並行して活動中の「菅田米穀店芸能部」の活動の一環として、
今年の夏は、富山県魚津市の無形民俗文化財である伝統芸能「せり込み蝶六」に触れてきました。



【日時】
2009年8/7(金)〜8/9(日)
★せり込み蝶六踊り 街流し
 8/9(日) 19:00頃〜21:00頃

【場所】
富山県魚津市



【感想】
毎年8月初めに開催される富山県魚津市の「じゃんとこい魚津まつり」
この「じゃんとこい魚津まつり」の3日目、日曜の夜に行われる「せり込み蝶六」の街流しを
直接肌で味わうために、はるばる東京から現地富山まで遠征してきました!

街流しが行われる8/9(日)、魚津は朝から小雨まじりのお天気・・・。
せっかく東京から遠征したのに、もしももしも中止になってしまったらどうしよう・・・と
一抹の不安を抱きながら夜を待ちましたが、なんとかお天気も回復し、
いよいよ市民3000人が参加されるという「せり込み蝶六」街流しが始まりました。

ちょうど審査の行われるゴール地点、生演奏の舞台の脇で見学させて頂いたのですが、
最初の太鼓と唄い手の「ハハア ハイヤー・・・」の掛け声で、鳥肌が立ちました。
その後も太鼓・三味線・胡弓と唄い手の、ナマの迫力が想像以上に凄まじく、
心臓バクバク!大興奮です!!

市民の皆さんの街流し踊りも、それぞれの団体が趣向を凝らして練習の成果を発揮されていました。
せり込み蝶六のシンボルでもある日の丸の扇子を両手に持ち、
正調で踊る団体・元気よく跳ね回る若者たち・舞台踊りのように回転しながら踊る方々・・・。
また、あえて扇子を持たずに、手踊りで踊られるおじさま方もいらっしゃいました。
保存会の方は、「この手踊りが何より一番グっとくる!」と仰っていました。
確かに踊りの原点である手踊りは、観光客の私たちにも力強く心に訴えかけるものがありました。

2時間強の間、ひとときも行列が途絶えることなく、大勢の方々が踊られており、
中でも若者が多く参加されていて、現地のパワーをひしひしと感じました。


市民による街流しが終了したあとは、せりこみ蝶六保存会の皆様による舞台音頭が披露されます。
太鼓・三味線・胡弓の演奏と、唄い手・踊り手の掛け合いの迫力に圧倒されます。
せりこみ蝶六の“せり込み”とは、この唄い手・踊り手との掛け合いとのこと。
「ハァ ドシタイ ドシタイ!」と歌い手が声をかけるのは、
踊り手に向かって「元気がないぞ!ほら、どうした!どうした!」とハッパをかけてるそうです。
唄い手の踊り手の気迫のぶつかり合いに、否応なしに見ているこちらも気分は最高潮です。



翌日はせり込み蝶六保存会の皆様にお時間を頂き、いろいろお話を伺うことができ、
歌詞や踊りの意味、民謡の成り立ち・ルーツなどを教えて頂く事ができました。
やはり民謡を踊る時は、意味やルーツを正しく理解することが重要だと改めて感じました。

現地の熱を感じ、保存会の皆様から直接貴重なお話を聞かせて頂く事ができた魚津旅行、
本当に本当に貴重な機会であり、これから民謡を踊る上での大切な財産となりました。
近いうちに、盆踊りと並行して活動中の「菅田米穀店芸能部」にて、
この「せり込み蝶六」が披露できたら…と思っています。


★魚津せり込み蝶六保存会
http://serikomi.uozu.net/index.html


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【個人的満足度】=====
【トランス度】  =====
【素人推奨度】 =====

今回はお祭りで踊っていませんので、評価はナシです!
東京からはなかなか交通の便の悪い富山ですが、機会があれば皆様ぜひ魚津市へ!
海の幸もサイコーに美味しかったですヨ!(こちらも後日、番外編としてご報告します〜)
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※今回の写真は、菅田米穀店リーダー撮影のものを数点お借りしました。^^

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