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イザナギとイザナミは全部で14の島を産み終えると、次に神々を産む作業へと入ります。
オホコトオシヲから始まってカグツチまで、全部で35柱と伝えられてますが、実際は
23柱のようです。ここのところは「古事記」でも特に力を入れて書かれているようで
すが・・まあこれがこの先の基本となる訳で、力も入ろうというところでしょう。
その23柱の神々は三つのグループに分かれてます。
まず直系というか神世七代の流れを汲む純粋な神々。オホコトオシヲノカミ、イハツチ
ビコノカミ、イウスヒメノカミ、アメノフキオノカミ・・・頭いた・・省略
それから自然にまつわる神々。水や海や川、風、木、山などから闇にまつわる神など
アメノサヅチノカミ、アメノサギリノカミ・・・省略
最後に火の神とか五穀豊穣の神とか・・生産にかかわる神々ですね。
トリノイハスクフネノカミ、オホグツヒメノカミ、ヒノカグツチノカミ・・省略
神々を産み続けたイザナミは火の神であるカグツチを産みます。
ところが火の神なものだから、その身体はごうごうと燃えている訳で・・
流石のイザナミも堪りません。大事な部分に大火傷を負ってしまいました。
結局この火傷が致命傷となり、イザナミは命を落としてしまいます。
イザナギは大層悲しみましたが、亡骸をそのままにする訳にもいかず、
島根県と鳥取県の境にある比婆山へと葬ります。
イザナギは怒りまくり、腰の十挙(とつか)の剣を振り上げて火の神カグツチの首を
切り落としてしまいます。
これで火の神が居なくなっちゃうかと思ったらそうではなく、切った剣の先や周りの
岩に飛び散ったカグツチの血から3柱、2柱と神が生まれ、カグツチの亡骸からも8
柱の神が生まれちゃうんです。ちなみにこの神々は、山にちなんでますね。
カグツチは不幸な人生・・というか生まれてすぐ命を落としちゃうんですが、なぜか
現在も火の神なのに愛宕神社や秋葉神社などで「防火の神様」になってるってところは
面白いですね。
古代の人々は火をよっぽど恐れていたんでしょう。雷なんかで森が燃えたりして多くの
命が失われたのかも知れません。でも同時に、焼けた山の斜面に新芽が生えるところを
見て、命の源としての認識もあったでしょうね。
遺体から何かが生まれるというのも世界中で似たような伝説がありますね。
さて、残されて困ってしまったイザナギは妻を取り戻しに「黄泉の国」へと向かうんですが
この部分は他で書きましたから割愛します。
次はいよいよ天岩屋・・余りに有名な部分ですね。
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