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雄略天皇が124年(現在だと62歳ぐらい?)の生涯を閉じ、没した後
その跡継ぎとなったのは雄略天皇の子であるシラカノオホヤマトネコでした。
彼は清寧天皇として即位したんですが、后を迎えなかったんですね。
当然、子供も居ない訳でこの天皇が没した後、周囲は世継ぎを誰にするのか大変困りました。
そこで、臣下はかつてオホハツセが殺したオシハの妹であるオシヌミを王とします。
まさかオシハの子がまだ生きているとは誰も知らなかったんですね。
ある日、オダテという一人の男が播磨国(兵庫県)へ国造(こくそう)として赴きます。
そこで宴席に招かれ、シジムという男の家へ行ったんですが偶然にもここがオケとヲケの
滞在先だったんです。
ここでオダテは彼らが真の王の後継者なのだということを、彼らの舞によって知ることになります。
オダテは早速仮の宮を造らせ、この二人の御子をそこに移したのでした。
このことを聞いたオシヌミは大層喜び、二人を大和に呼び寄せます。
やがて二人は成人し、政の行える年齢に達しました。
ヲケも年頃になり歌垣(若い男女が集まって歌や舞を楽しむところ)によく行くようになります。
そこで意中の女性と出会い、彼女に接近しようとしたところを邪魔したのが臣下のシビ
シビは平群臣(へぐりのおみ)の祖なんですが、彼もその彼女を好きだったんですね。
頭にきたヲケは兄のオケと一緒にシビを殺してしまいます。
それからしばらくして、次の天皇に即位したのは弟の方であるヲケでした。
顕宗天皇ですね。
本来ならば兄のオケが順番でも即位する筈だったんですが、オケは
「例の宴席で先にヲケが名乗り出たからこそ現在があるので、弟に譲る」と言ったんですね。
うちの兄弟に聞かせてやりたいもんだ(余談)
天皇となったヲケは父であるオシハの遺体を捜すよう命じます。
ある老女の協力で、最後には遂に父の墓を探し当てた天皇は大層喜び、この老女を手厚くもてなし
名を与えたと記されています。
それと同時に、かつて自分につらい目を合わせた人達にしっかりと復讐もしているんです。
兄と逃げている最中、自分達の食料を奪った猪飼いの男をまず死刑に。
さらに父を殺した雄略天皇の墓まで壊して辱めようともしています。
これを実行したのは兄のオケでした。
ただ、いくら仇とはいえ叔父に当たる一族の墓を辱めれば後世に遺恨を残すと考えたオケは
陵の土を少しだけ掘り返して帰って来ます。
顕宗天皇は治世を8年間行った後、この世を去りました。
その後を継いだのが兄のオケです。
オケは即位後に雄略天皇の娘であるカスガノオホイラツメを后とし、広高宮で治世を行ったとあります。
さて、この後の天皇については「古事記」に詳しい説明は無いんです。
仁賢天皇の後を武烈天皇が引き継ぎ、継体天皇・安閑天皇・宣化天皇・欽明天皇・敏達天皇・用明天皇
祟峻天皇・推古天皇とつながる系譜が書かれ
「古事記」の世界は終焉を迎えるのでした。
古事記について簡単にまとめてきたシリーズもやっと終わりました(^_^.)
「日本書紀」もやらないと片手落ちかな〜とも思いますが・・・
推古天皇の新羅征討なんかも面白いし・・・
ま、気が向いたらってことで!!
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