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落ちそうになった。
線引きの出来ない あやふやなゾーンへ
転げ落ちそうになった。
皆の衆が バカ騒ぎしてる最中
そこまでアガれない自分を どこか諦観しながらも
はしゃげるヤツらを 一段高いところで見下ろし
「 純粋無垢 」 という括りに 集約することで
大方 満足したのだろう、
年に一度しか訪れない お祭り的更新行事を
振り返って 時計を見ることさえ億劫になっていた私は
睡魔 という ブラックホール に拠って
またも 黒く塗り潰してしまうところだった。
素肌に触れた 生成り色の毛布が
妙に温かく
妙に切なかった。
心臓じゃない場所で 脈が打つ。
そして 脈は
ふたつになる。
730日前にも感じた
それは
痛いくらいの脈搏。
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