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名著の誉れ高い鈴木大拙の「日本的霊性」。文化勲章を受章された鈴木大拙先生は私の恩師の師にあたります。 霊性という題名ゆえに違和感を感じられることもあるのですが、本書が世に出たのは昭和19年。この時代性ゆえに、スピリチュアリティを精神や魂などと表現したくなかったのではないでしょうか。 この本によれば日本的霊性が最も顕現するのは浄土系思想と禅なのだそうです。 この説は確かに正しいのですが、それだけでは日本的霊性を語れないの事実。 浄土系思想と禅は日本文化の表層に現れた華の部分。いわば蓮の花。皆に認められ大切にされる部分。 歴史に記されなかった基層の部分。蓮に例えれば根であり泥である部分は民間伝承などからこつこつと推察していくしかないのです。 文献、史書に現れない日本人の基層的霊性を探るのが、みちのく賢治の旅の隠れた目的。 たとえば宇宙や鉱物と日本人の霊的関係性について記された史書、文献はほとんどありません。 ところが宮沢文学の宇宙や鉱物との豊かで深い表現に人々は感動します。この感動は単に賢治の言葉のマジックに魅せられているだけなのでしょうか。 小さい頃から石と語り、石っこ賢さんと呼ばれた宮沢賢治は、鉱物や宇宙と意思を通じることのできる、シャーマン気質を持った人であったと言われます。 シャーマンの語る表現だけで判断するのは稚拙なことですが、シャーマニズムには民族固有の気質、文化、霊性の基盤があるのも事実です。 そして彼の宇宙と自然界に対する感性が凝縮されている宮沢文学に多くの日本人が魅せられるのは、縄文以来続く基層文化としての日本的霊性がそこに込められていて、私たちの心の底に眠っている太古の日本的霊性が照応し反応するからではないのでしょうか。 なんてことを考えながらみちのくを旅してました。
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志なき旅人さんは、鈴木大拙先生の孫弟子に当たられるのですね@@
『日本的霊性』、学生時代にレポート書きましたよ^^ゞ
賢治は浄土真宗の家に生まれ、歎異抄などにも親しんでいたようですが、
成人してからは日蓮宗に改宗し、深く法華経を信仰したのですよね。
何であれ、私も、宮沢賢治は敬愛する作家の一人です♪
2010/10/5(火) 午前 11:59
昔の有名人(偉人)鉱物好きな人多いですよね。。←思い込みかも。
ダーウィンしか今は思い出せないんですけど。
誰だかは本を書けるくらいとか(名前さっぱりでてきません^^;)その方々もシャーマン気質だったのかしら、後世に名を残す方々は似た部分があったのかな、なんて
記事を読みながら思いました。
2010/10/5(火) 午後 0:00
紫桜さん
不肖の弟子となります。^^;
大拙先生は学習院時代に大礼服をお持ちでなくて式典の日には仮病で欠席していたそうです。そして、学習院の倉庫から後世の人が大拙先生の大量の病欠届けを発見して、鈴木大拙は病弱だったと発表したらどうだろう?と恩師に語られたそうです。
つまり資料、史料偏重主義の限界を説かれたのです。
私がフィールドワークにこだわるのもこれが原点かもしれません。
2010/10/5(火) 午後 0:28
美夕さん
パワーストーンがブームですがその根底には各民族のスピリチュアルな鉱物観があります。
日本の伝統的鉱物観は史料には残っていませんが、賢治の意識と鉱物の共鳴からそこのところが探れないかと深く興味を持っているところなのです。
2010/10/5(火) 午後 0:39
旅人さん・・・いや、旅人先生・・・
あたし、蓮の花は好きなんですが、その後が・・・
・・・ぶちぶち・・・
・・・ぼつぼつ・・・|出口| λ............トボトボ
2010/10/5(火) 午後 1:42
テンちゃん
蓮のブツブツ、あの黒いのは高級スパイスロータスですから、見た目のグロさと大違い。(笑)
2010/10/5(火) 午後 1:59
冷静に考えてみると、強きも弱きも、小さきも大きなものも、
静も動も、水も火も、全てがあってバランスがとれて宇宙となっている。石ころさえもバランスの一部、無駄なものなどないという時点が今!なのでしょう。大切は大拙。
銀河鉄道の食堂車は注文の多い料理店だったかな?
2010/10/5(火) 午後 9:23 [ ran*ou*a*a ]
パワーストーン・・て持ってみたいと思います(^^♪
ブームのその根底には・・そんなことがあるのですね・。心の底に眠っている太古の日本的霊性・・鞍馬山に登った時・・そんなこと・・感じました(^^♪
ぽち!☆☆☆!
2010/10/6(水) 午前 5:20
らんぼう窯さん
人と宇宙は分離した別個のものでなく、人は大宇宙と照応した小宇宙なのです。焼酎を飲みながら考えました。
野球にも宇宙が凝縮されてます。センターとライトの真ん中あたりが右中間。
2010/10/6(水) 午前 7:01
otoriさん
鞍馬で姿をくらましていた霊性に目覚めたのですね。鞍馬だけに天狗にならず冷静になってください。^^;
パワーストーンの選び方は自分の腑に落ちる感覚を大切に。ストーンと落ちます。^^;
2010/10/6(水) 午前 7:16
鈴木大拙の「日本的霊性」・・・読んでいません、というか 大拙 の読みもわからなかったので
今調べました (--; 前回の記事の デクノボー へのコメントもしばらく考えたのですが難し過ぎて
何も浮かびませんでした (--;
パワーストーンは友だちからいただいた恋愛に効くハート型のローズクォーツを持っていますが、
クローゼットにしまったままです。
2010/10/6(水) 午前 9:25
貝ぬしさん
ここのところの記事は拙ブログの趣旨に反しているのではと反省してます。間もなく旧路線に戻ります。(笑)
恋愛運をしまったままですか。今は間に合ってる?
恋愛に満腹はないと遊び人の友人が言ってました。(笑)
2010/10/6(水) 午前 9:33
石が好きだった賢治さん。石好きは旅人さんもですね?
そしてうちの娘は大学で石を研究してましたから、むろん石好き。
いい石を見ると興奮してました。研究してたのは水晶でした。
もしかすると、娘は転勤で来年あたり旅人さんの住んでる○松にいくかもしれません。会えば石の話で盛り上がるかも。
2010/10/7(木) 午後 1:18 [ syo*m*nu*hiir*mi*age ]
日本人の基層的霊性・・・ですか。
何だか美しいですね。地方性の違いを思わず考えてしまいました。
私が育った所は、オカルト的な話が日常に飛び交うようなところだったので・・・(^_^;)
2010/10/7(木) 午後 10:13 [ ルリ ]
ふみさん
鉱物には人をひきつける何かがありますよね。
その何かの一つが民族の基層的霊性なのではと思います。
そして人類普遍の何かもあるのでは。
なんてことを考えております。
2010/10/8(金) 午前 9:44
ルリさん
オカルティックな風土ですか。濃いですね。
自然界の一部としての人間ですから、人間の発する精神性も自然に対して影響し、特有の風土をはぐくむのでしょうね。
2010/10/8(金) 午前 9:48
( ´ー`)y─┛チァーパーボェー
>鈴木大拙先生は私の恩師の師
なんと
学生時代はよく分からなかった日本的霊性も読める歳に成りました。
ポチ
2010/10/10(日) 午前 10:31
nipponiaさん
日本的霊性があと20年早く世に出ていたら日本は違う道を歩んでいたかもしれないと思っています。
2010/10/10(日) 午前 11:12