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カシミール人好みのバス装飾。派手なペイントよりもこまごまとした細工がお好きなようです。 古びて無残な状態のバスも多いのですが、出会った中で比較的美しい状態の物をアップします。 カシミールバス共通の特徴は、普通は行き先表示のある場所に謎の看板装飾。 GOOD LUCKとか人名とかが書かれています。 肝心の行き先はフロントガラスの内側。小さいうえにウルドゥー語、これじゃ外国人は完全に判読不能です。 こちらのバスはIRSHAD、よくある人名です。行き先よりも人名が大切みたいですね。(笑) 2つのバスに共通するのは、看板上部の「BEST OF LUCK」の文字。 たぶんこれは「The best of luck to God」の略。(神に)幸運を祈るって意味でしょうね。 市内を走るほとんどのバスにこの表示が・・・、皆さん本当に幸運を祈ってるんでしょうね。
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ビークルアート
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田舎のバスはオンボロ車〜♪って唄が昔昔にありましたが、カシミール一番の大都市、州都スリナーガルのバスはオンボロです。 人口がとんでもなく大爆発しているインドでは庶民の足である公共バスに小型タイプは珍しいのですが、ここでは全部小型バスです。 たぶん旧市街の道が狭いためなんでしょうけど、インドの高度成長に置いていかれたカシミールでは道路拡幅もままならないんでしょうか。 車掌も運転手も大声を張り上げながら渋滞をすり抜けていきます。 この日は年に2回やってくる大渋滞の日。 実はスリナーガルは夏の間の半年だけの州都。 冬は酷寒の地となるため、政府機能は冬の州都ジャンムーに引っ越すのです。 まさにその引っ越しの日。 政府や関連機関の車両、お役人、家族たちが一斉に大移動。もの凄い渋滞になってます。 そしてこの渋滞が終わると長い冬の始まり。 スリナーガルは深い沈黙の街に変貌するのです。 気温だけではなく、本当の春が来ることを待っているのでしょうね。
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カシミールならではの美しいイスラームタイプトラック。 過積載前提の巨大な改造荷台。この迫力ある荷台のおかげでトラックが倍以上の大きさに見えます。 どの辺がイスラムかっていうと、細かな線と形と色によって織りなされる抽象的かつ幾何学的なアラベスク模様。 ペイントでは無く細かなパーツを貼り付けて本当のモザイク仕上げになっています。 インドのトラックにつきものの神様もアスラも描かれてません。 偶像崇拝を禁ずるイスラムでは唯一神アラーを描くのは絶対、絶対、厳禁。神はもちろん人物画もダメみたいですね。 通常シヴァやドゥルガーが鎮座している場所にはモスクの絵。実にイスラームなトラックです。
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この書庫では、主に車体のデコレーションやペイントを紹介してきましたが、今回は美しい積荷を発見しました。 巨大なヒンドゥの女神がプリントされた荷物シート。 普通、トラックのシートは日本と同じ、単色のゴム引きの帆布かビニールシートです。こんなの初めて見ました。 既製品でこんなのは無いでしょう。 たぶん何かの祭礼かイベントで使われた女神幕画の廃品利用なんでしょう。 夕陽を浴びて赤く染まったデーヴィー(女神)、格好よかったです。 ところで、この道路は分離帯付き片側3車線。デリー〜ジャイプールの幹線道路です。 10年前、インドにはこんな立派な道路はありませんでしたが、今は至る所で、こんな道路が整備されつつあります。 インドは日々進化しています。 進化と共に珍車や情緒ある風景が減っているのが残念ですけど。 過去記事より、珍車と旧街道風景 |
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目玉の描かれた日本で船を発見しました。と言っても模型ですが。発見現場はあの羊蹄丸。 帆船の模型展示コーナーで、地中海に浮かぶ小さな小さな島国、マルタ共和国のLuzzuと呼ばれる伝統的な船の舳先に目玉が付いていました。小さいけど見えますか。 調べてみたら、今でも目玉船は健在のようです。こちらを参照 古代エジプト神話に登場する神魔よけの神、オシリスの目なんだそうですが、魔除けにしてはちょっと情けなくて可愛らしい目をしていますね。 以前紹介したインドの目玉船とそっくりです。 マルタは小さな島ながら、地中海を経由してインドにいたるルート上に位置することからイギリス海軍の拠点として重要視されていたそうです。 インドとマルタはイギリスによって結ばれていたわけで、インドとマルタのの目玉船は、きっと遠縁なのでしょう。どちらが起源なのはわかりませんけど・・・。 マルタ共和国、いつか行きたい国にランクインしました。
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