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せっかく読んだので書いときましょう。 「天使に見捨てられた夜」は図書館でリサイクル本になってたので貰ってきて読みました。 あんまり期待してなかったんですが、やはりストーリーテリングが上手なんだと思いますが、意外と面白くてサクサク読んじゃいました。 主人公の女性探偵が、フェミニズム系出版社社長の女性の依頼でAVに出演してた女の子を探すという話なんですが、手がかりとなる謎の土玉が何なのか?とか、興味を引っ張るのがとても上手。 それに登場人物も、フェミニズム系社長にしても、AV制作会社の人にしても、こんなヤツぁいねえという感じがなくて、うまく描かれているんで抵抗なく読めました。 ストーリーそのものは、後で考えると、「なんで犯人はこんなことしたんだろー?やぶへびじゃね?」とか、「なんでこのヒトはこんなこと知ってたの?フツーこんなことまで教えないよね。立ち聞き?」とか、不審な点がいっぱいあるんだけど、読んでるときは感じさせないから、ま、ウマいんでしょーね=^ω^= で、この主人公の女性探偵なんだけど、コレはシリーズもので前作でその経歴が語られてるらしいんですが、父親が探偵でその後を継いだらしいんだけど、数年前にダンナさんが自殺してて、その原因が彼女の不倫とかであるらしい。 この小説の途中でも、ワルモノっぽいAV制作会社の社長がイイ男でイイ体だったから、つい深い仲になっちゃうんですが、後でそれがバレて父親に軽蔑されたりゲイのボーイフレンドとギクシャクしたり、やっぱり利用されてたんじゃないかとガックリしたりするところがカッコワルイけど、それでへろへろにメゲずに追求を続けるところがカッコいいとか解説の松浦リエコさんが書いてたんですが、ワタシはそうは思わなかった。 イイと思った男と、ワナかもしれないけどエッチするっていうのは、例の「ソッチに行っちゃイケナイよー」ってほうにばっか行くというハードボイルドの定石だから、ソレはソレで、ハードボイルドの男の美学女版みたいなもので、カッコいいの範疇であろうと思う。 エッチの描写も「××した」とか単刀直入(*~.~*)でそっけないのがカッコいいと思った。 また、この主人公、かなりの美人ぽい雰囲気なんだけど、そういうことが一言も書いてないのもカッコよかった。 で、この本に関してはかなり印象がよかったんだけど、その後の展開の小説のレビューを見たら、こういうカッコよさが展開されるっていうよりも、むしろ女の身勝手さ全開になっていくみたいなので、ヒジョーに残念だと思いました。 シリーズ2作目のこの小説の段階では、主人公がこの後さわやかでカッコいい女として活躍していく方向もありえた感じなんだけど、ソッチには行かなかったらしい。 やっぱりさわやかなお話を書くっていうのは、作者本人がさわやかじゃないとムズカシイんだね=^ω^=
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ふうむ、カッコよさ、というのも、
副産物としてしかありえないナニカ、という描き方ができてんのかなあ。
カッコよさって、それ自体を書いちゃうと、白けちゃうか、
思いっきりこれ見よがしにやると、二枚目が壊れキャラ化するときのように、ギャグになっちゃうか、だもんね。
そっけなさ、とか、結果に頓着しない、とか、
カッコよさって、
美の無関心性とか目的なき合目的性とかと、やはり通じてるんだ(^o^)
2008/7/30(水) 午前 2:34
単にカッコいいだけなら、女の身勝手さ全開でもそれなりのカッコよさはあるのかもしれない。
でもやっぱり、さわやかさがないとワタシは好きじゃないんだよね=^ω^=
身勝手でさわやかってのは、やっぱムリだろーな
2008/7/30(水) 午前 2:51
>身勝手でさわやか
相手には身勝手に感じられない身勝手さ、って、あるかな?
お話で、そういう振る舞い、書けるかな?
そういう風に生きられる人は、幸せだよね。
2008/7/30(水) 午前 2:55
どーなんでしょ
現実にはむしろ、相手は身勝手さに辟易してるのに本人は気づかないって方がフツーでしょ=^ω^=
2008/7/30(水) 午前 2:58