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〜ぺんぺん草のブログ〜

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「舞台」/西加奈子 講談社文庫


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「生きているだけで恥ずかしい――。」自意識過剰な青年の、馬鹿馬鹿しくも切ない魂のドラマ!
29歳の葉太はある目的のためにニューヨークを訪れる。初めての一人旅、初めての海外に、ガイドブックを暗記して臨んだ葉太だったが、滞在初日で盗難に遭い、無一文になってしまう。虚栄心と羞恥心に縛られた葉太は、助けを求めることすらできないまま、マンハッタンを彷徨う羽目に……。決死の街歩きを経て、葉太が目にした衝撃的な光景とは――?

***


正直最初はもうじれったくてじれったくて、何気にしてんだか・・・と
主人公・葉太みたいな人とは世界が違うな、私は竹一側の人間なのだろうと
思いました。

でもあるページを読んで目から鱗が!

P134 
「人は人、自分は自分、間違いなんてないよ」「素直になんなよ」
それは嘘だ。「間違い」は必ずある。・・・中略・・・
社会には「ここまではセーフ」「ここからはアウト」というラインが、目には
見えないが、厳然とある。・・・・・・俺たちはそのラインを超えないように
「正解」の中にい続けられるように、意識的であれ、無意識的であれ生活している

そうなんだよね〜〜〜
ほんとにそう!

また帯にもある
『自分を「演じる」こともある。そんな自分も愛してほしい』 西加奈子

そんな風に言ってもらえるとホッとする
演じる自分も自分じゃないかって思うもの

悲劇的な結末をむかえるのかと思いきや、主人公は思い切り迷走したあと
なんとか自意識過剰の過剰が取れ始める・・・

主人公の自意識過剰加減にはあきれる部分もありますが
分かる部分もある

ふだん意識せずにいることをこんな風に文章にしてしまう西加奈子さんはスゴイと
思いました


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