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スウィートbonbon(壽光寺の内緒話)

書庫学びの家

9/28の国語の授業。五味太郎氏の「ことわざ絵本」から。絵のみをぬきだし、ふきだしをつけてセリフを書く。ひらがながまだ十分に読み書きしきれない1組のメンバーに、つづり方を教える授業。絵をみて一言なら抵抗も少なく書きやすいと考えた。

「ああ、いたい」「なんでぼくだけさされるんだよ」などなど。泣き顔ではちにさされてこぶをつくっている男の子のセリフ。左右に遠く、ぼうをもって笑いながら逃げてゆく二人の男の子が描かれている。

Nさん、「この子らはにげとる」。Yさん「いじめられたんやろ。」。うーん、スルドイ。

「泣きっ面にはち」ということわざを教え、「つらいときに重なってつらいことがおきること」で、そんなことありましたかと聞く。

Nさん、あったあったと。
「というのはね、主人が極道で遊んでばかりで、食べるものもお金もない。もうこれは死ぬしかないと思ったの。」
「え、それ本当ですか。」
「うん。それで、子どもに睡眠薬飲ませて、プロパンのガスを捻ろうとした。このときが、つらい上につらかった。でも、まてよ、もし今ここでこういうことしたら、アパートに30人くらいいる人もいっしょに死ぬ事になると、気がついて。それで死ぬのをやめて、お母ちゃんの所にお金を借りに行ってなんとかやりすごせたの。」
「…。」
「でも、こうやって学校に来られて勉強できてるから、よかったわ。」
笑顔で語られた。

慄然とする。ボクたち教師が生徒さんの言葉に撃たれる瞬間である。「学び」と「生きること」を深く思う。

どうあっても生きるという道は、実に危うい。ボクらが道を踏み外すのは、実に簡単なことなのだ。そこを超えて生き抜いてこられたからこそ、この夜間中学に辿り着かれたと言い切りたい。苦が苦であると認めることにも文字が必要なのである。コトバ(音)の世界から文字へと、その厳しくも尊い語りであった。

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    なにも申せません。本当に、尊いことだと思いました。不覚にもじんわり来ました。

    single40

    2005/10/1(土) 午後 0:50

  • 顔アイコン

    うたれました。春日の灯」いつも、教育の原点を感じます。義務教育。義務の功罪。飢えを知らず、食べ物を粗末にするようなことが日常になっている現実。目の覚める記事です。感謝申し上げます。「

    鈴木藍子

    2005/10/3(月) 午前 6:34

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