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スウィートbonbon(壽光寺の内緒話)

書庫学びの家

体調不良をごまかしつつ、なんとか1月の授業を乗り切る。生徒さんからみれば若造だが、世間のモノサシでは、初老である。ま、どっかこっか傷んでくるのもしゃあないですな。

さて、CPの授業は週一回である。だから、前回の手順はきれいに忘れてこられる。ま、手順を繰り返してその積み重ねで覚えていただくよりないのだが。

「ほんまいやんなるわ。もうどうしたらええか忘れてしもた。」
画面が修復不可能な状態になっている。
「どうしたん。」
「わかりません。先生のいうとおりしていたらこうなった。」
「いや、なんか違うことしたんですよ。」
おしゃべりしつつ、修復を試みる。成功。
「やあ、先生がやるとすっとうまいこといくな。なんで私がするといかへんねやろ。」

毎回こういう場面がある。そうこうしているうちに、仕事がすすんでいない生徒さんに気づく。
「先生、いっこもうちの所へ来てくれはらへんもん。」
恨み言をいわれる。

こういう時間に中では、60代70代の方を、こちらも8歳9歳と錯覚する。可愛いのである。

だが、作品や出演を家族が応援にこられる時、そのイメージはひっくり返る。

「先生、これうちの息子やねん。」
と紹介されるのが、ほぼ同年代の人。不思議にその場では、生徒さんは立派なお袋であり祖母であるのだ。息子にいたわられている姿には、老人の顔と人生のベテランの威厳もある。

「終生、ほとけさまのお育てに預かる」とは、我が宗派でよく言われることである。まさに、夜間の生徒さんたちは育ち盛りなのかもしれない。こういうあり様を「成熟」というのではあるまいかと、納得させられる日々である。

nazuna
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