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「にてない親子にている親子」の授業。
トカゲとイモリの赤ちゃんの話から。変態を学ぶ授業だ。卵→幼体→成体で変わるものとそうでないもの、卵→幼虫→さなぎ→成虫と変態するものを、考えていく。
子育ての最中に、自分は学校へ行けなかった分、子どもといっしょに学んだことが生きている生徒さん。カエルを育てたことがあり、イモリが「おたまじゃくし」であることを予想された。
それを聞いて、もう一人の生徒さんはびっくり。「おたまじゃくして、カエルの子なんか!!!」この授業の中で、二つの生き物が結びついた。こうなると興味がわく。じゃあ、トンボは?カマキリは?カブトムシは?と、どんどん疑問がわく。
言葉を獲得するということは、認識が広がるということだ。そして、それは外部から獲得するものではなくて、既に本人の中にある総合的な知を覚醒させることなのだということを、目の当たりにした。感動!!!
次にチョウの問題になる。畑をしている生徒さんは、「あおむし」はよく知っている。キャベツの害虫として。それが、今日ここで「チョウ」になることを知る。そして、湧き水に集まるボウフラがカの幼虫であることを知る。そのとき、油を流してボウフラを駆除することが、蚊の害を防いでいた経験が知識にジョイントする。
職員室に戻って、興奮気味に話す。M先生が「へえ、おたまじゃくしのこと、知らはれへんかったん。」と驚く。すかさずE先生が「そりゃそうよ。生きることに懸命で、そんなこと知るゆとりも時間も無かったの。ここに来たはる生徒さんは、それだけ苦労されてきたの。」と、ピシッと切り返す。
うーーん、いい先生たちである。この職員室もすきだなぁ。
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