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スウィートbonbon(壽光寺の内緒話)

書庫学びの家

50を過ぎて、大阪の庶民芸能の史的な研究をしている。論文も書いた。別に発表するあてもないが(苦笑)。卒業してから、ずっと研究室の研究会に属し(たぶん最年長だろう)、現役の卒論の中間発表や実践報告や研究報告をときどき聞かせてもらっている。国語国文学科の研究は、まったく銭にならない。

私の生涯テーマは「宗教の庶民史」と「被差別民衆の成立とその解放」である。そのために文学特に口承文学がキーになるのである。おそらく往生するまでに成果が出る事はないと予想している。

でも、浪曲や講談や落語の薀蓄を積み重ね、現役の噺家さんとつきあいあるいはバンド時代のメンバーとポップスや演歌を語り、またライ・クーダの1920〜50年代の音楽やミュージシャンを再評価しようとする姿勢に共感したりすることは、私の人生を豊にし人間に生まれたことの喜びを与えてくれる。

お金の面では、支出ばっかりで全く収入にはならん。しかし、これらの積み重ねの中で、夜間の生徒さんの生き方に共感したり、或いはお寺のあり方について検討する力を育ててもらっている。

大学で学ばなくとも、仕事を通して「モノ」や「人」との関係性(縁起)を、独自の味わいをもって表現されている先輩も多い。

「教養」とは字義のごとく、教えられ養われるものであるから。で、何の意味があるのかと言われても応えられん。私には大事でも、連れ合いや娘たちにはどうでもいいことであるから。

例えば桂米朝氏さえもが、失われる噺とする「仕込みの大筒」という噺について、誰か現役で復活し継承してくれんかと、私がとても心配していることなど、人生や僧侶の生活に何の関係があろうか?

でも、そういう「ものぐるい」という事が、人間をして人間たらしめるのであると、断固として言い切りたい。

(とうちこんでいる私の横を、「またアホなこと考えてるな」と連れ合いが冷ややかな眼差しで通り過ぎました…。)

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    TB有り難うございました。人間が生きていること=ものぐるい、かもしれないですね。万物の霊長たる人間くらいです、生きること以外に熱中するものがあるのは(笑)意味なんて、あとから他人がつけるもの、本人にとっては関係ないのかもしれないです。。。

    single40

    2006/6/26(月) 午後 6:34

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    いえいえこちらこそ。自転車に乗れるようになられてよかったですね。手の具合はいかがでしょうか?

    nazuna

    2006/6/26(月) 午後 8:00

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    おかげさまで、使えるようにはなりました。実は、ちょっとくっついた角度がヘンで、完全には指が曲がらなくなりました。しかし、それで何かができないことはない。これで充分、感謝して暮らしています。

    single40

    2006/6/27(火) 午前 10:13

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    過疎地や高齢者に支えられる「口承」の文化は危機に瀕しています。成果は機会を見つけ、是非公表なさってください。無学な事務のオバチャンは今、記録の大切さに目覚めております。

    鈴木藍子

    2006/6/27(火) 午後 10:14

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