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ワールドカップは決勝トーナメントに入り、消耗戦の様相を呈している。選手のフィジカル・テクニックにベンチワークを駆使した上の、デタミネーションの大きさと重さの差が勝敗を分ける。
一方、東洋の小国では、ノーテンキにも時期監督の話題である。オシムがどうこうというならば、川渕氏や釜本氏に聞きたい。ジェフがナビスコを獲ったとき、スポーツジャーナリズムは、就任以来「走り負けない」ことを目標に、徹底してフィジカルの強化を目指したその選手育成法を讃えた。
それをどう分析したのか。今回の代表には、サプライズといわれた「巻」一人が選ばれたのみである。一部18チームで平均すれば二人以上選ばれてもおかしくない。なのに、巻だけというならば、オシムサッカーを認めていなかったのではないのか。
詳細が論じられないので、これからの報道にも期待するが、ヨーロッパで何が起きていたのか。ピッチに倒れ涙ぐむヒデは、やっぱり浮いていたのか。3試合とも前からプレッシャーをかけ中盤を高くしようとするヒデと安全に引いて守ろうとするDFの意識が分裂していてチームの様相を呈していなかったじゃないか。
UHFのSUNTVという、電波の悪い環境で中学生のときから、「ワールドサッカー」を楽しみにして観戦し、ネルソン吉村と釜本を擁する「ヤンマー」ファンとして1000人もいない長居陸上競技場で、日本リーグを見ていた一人として、真剣に怒っているぞ!!!!
JFAは今回のワールドカップをどうとらえ、予選突破のためにモノ・ヒト・カネをどう動かしたのか、報告して欲しい。前線の兵士たちを支えるのは輜重部隊の仕事であり、それを含めた戦略を立てるのが司令部である。
ジーコを現場の指揮官にした。4年任せた。その間の協会は、どう仕事したんだ。川渕のコメントをもとめる。さらに、ワールドカップ優勝という最終目標にいたる道において(川渕氏が具体的に今後6回の大会で達成すると宣言したんだよ)、7回前にあたる今回の取り組みを結果をどう位置づけるのかを、きちんと説明する責任がある。
名古屋、東京、鹿島、磐田、ガンバ大阪、浦和、横浜、広島、市原。各クラブに選手強化の注文をジーコ組はどのような注文を出したのか。或いは、中田英、中村、稲本、高原、中田浩、大久保、平山、松井、などの、ヨーロッパのクラブに所属するメンバー同士のあいだで、どのような戦略の確認をしたのか、また各試合のプランについてどういう議論を結果であったのか、我々サポーターのみならず、国民に知らせる必要がある。DFの強化と持久力とスピードの強化などは、ど素人でも4年前に言及していたわい。
たかがサッカーである。しかし、全世界で最も多くの人が見るスポーツである。大統領や首相が観戦に来るスポーツである。代表は国家を背負って闘うのである。楽しむというレベルではない。誰が、他人の娯楽のために金をだしてわざわざTVで見たいと思うもんか。嫌なら代表を辞退すりゃいい。どうしても代表に入って闘いたい、という強い意志。選手生命を賭けて90分を闘う意志。そういう断固たる姿を見せることで、スポーツを見るものは勇気づけられる。
結局、闘う意志が前面に出ないまま、日本が惨めな姿をさらすことで、思いっきり海外の評価は下がった。国辱である。
キャプテンやチェアマンは責任をとり、辞任すべきである。選手や日本サッカーに絶望することはないが、かといって、無為無策の4年という時間と費用への責任は厳しく追及する。メディアにも責任がある。厳しく追求すべきことなんだよ、これは。「ああ、いっちゃった。取り消せないかな」なんていう戯言に、つっこむレポーターはいなかったんかい。
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