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理科の授業。「ものとその重さ」の始まり。〔質問1〕あなたはどんなはかりを知っていますか?と、
〔質問2〕あなたはどんな重さの単位を知っていますか?の2問。
文字がまだ十分読めない、生徒さんにどうやって授業するかを悩んで、通常の仮説実験授業でやる、プリントを配って読む→予想→討論→実験というやり方を少し変えた。
予め、全ての展開を「PowerPint」で作成し、プロジェクターで写して行く事にしたのだ。プリントもひらがなのみに、書き直している。
さて、今日はお休みがあ、1対1.しっとり授業する。
「重さを測る道具って知ってる」
「かんかん!」
え、かんかん、って何?のっけから、準備してない知らない事が飛び出した。
「10トントラックにな、くず鉄乗せるやろ。それでトラックごとこんな大きな鉄板の上に乗せるねん。」
「ほしたら、下にメモリがついとって、10トンと4キロとかでよる」
へえ、上皿ばかりの巨大版だ!何でも鉄板の下は板バネだそうだ。後でクボタのHPで調べたらありました。現在では「トラックスケール」というそうです。
「ほんでな、10tしか乗せたらアカンけどな、ちょっと多めに積むねん。」
「え、そんなんできんの?」
「ほんだら、業者がちょっと多めの分を、こっちへ銭くれるねん。それで、一杯飲みにいくわけや。」
「ああ、伝票と実際がちゃう、ちゅうこっちゃね。」
「字わからんから、声出してよまれへんやろ。せやさかい、眼と手のサインと身振りで伝えるねん。」
「なるほど。」
生活の智慧やねぇ。かんかん係の役を生かして、ちょっと稼いだはったわけや。でも、積載量違反でパトさんに捕まったら、儲けはパー。むしろ罰金くらうんやと。そのほかにも「アカ=銅」や「真鍮」をうまいこと高値で業者に捌く話や、いかにして小銭を稼ぐかという話で盛り上がりました。
善悪でいうたらアカン話やけど、字も知らん親とも別れた青年が一人大阪で身を粉にして働く姿を、実感しました。そうやって息子さん育てはったんですね。そういえば、いつか「仕事仕事で、子どもの世話をしたこともないし、寝顔見るだけやった」とおsっやてましたね。
鉄工所や屑鉄回収の仕事のこと、予想もしてなかった、愚かな教師でした。ボクが教えられました。
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