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この2週間のあいだに、門徒さんの往生が2件。思い出話を聞きながら、いろいろな人生を思う。
1件は既に火葬になってお骨で姉の家に引き取られた。数年間行方不明であった。姉の連絡先を知っている知人に、区役所がその知人を捜し当てて連絡してきたのでわかった。身元引き受けのない死者。全国では年間数十万人に上るという。
その中には自殺者が多い。官報では行旅死亡人(こうりょしぼうにん)と言われる。自殺者は統計にあがるが、連絡先も遺骨の引き取り手のないままに死亡された人の統計は、公表されていない。
で、法律もこういう事態を想定していなかったので、未整備。特に困るのはお金。皆さんはいとこ同士には相続権がないことを知っていますか?親戚で身寄りの無いいとこが死亡した場合、彼が銀行にお金を残していても使えないのです。自腹を切って葬式や遺品整理をしなくてはならない。もちろん、相続が認められれば借金まで回ってくるので難しい側面もありますが。
今回は、情のある方だったので満中院(四十九日)まで、「せめて、お参りしてやってほしい」とおっしゃったが…。中にはお骨の引き取りも拒否なんてこともありうるよなあ思った次第。
噂では、とある役所の地下に山ほどの遺骨が眠っているとか、いないとか? 本当にあるコワ〜イ話です。
参考 http://blog.goo.ne.jp/keepers_real/e/c747fcf18aa52eff05278f671651e49b「現実ブログ」
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東京では、孤独死して1週間以上発見されない方が年間千人を超えています。これが、私たちが求めてきた「自由な」社会の姿なのだと思います。なんともいえない気分になりますが、人は都合の良いことばかりは選べないのでしょうねえ。
2007/8/31(金) 午後 9:52