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スウィートbonbon(壽光寺の内緒話)

書庫学びの家

イメージ 1

(写真は、夜間中学再生の人、タカノマサオ氏)


5月、6月とわが夜間中学は沸騰した。中でも、中国からの引揚者とその家族が主流となって生徒会に結集しだしたことはトピックであった。


傷多くまた日常で様々な抑圧を受けてるだけに、夜間中学にたどりつく人々の中には、社会の差別意識に染められた人もいる。学ぶという行為を自己を回復させるだけではなく価値観の転換を迫ることでもある。文字をもたなかった人々が、学びの中で見事に事の本質を見抜く力を発揮する。


今まではその学びの姿勢や通学事情から、在日朝鮮人と日本人のクラスが夜間をリードしてきたが、この沸騰の仕方と署名集めや嘆願書、さらには府会議員との懇談会と、基礎クラスの人々の主体性が光る。


9月末にも発表があったように、未だに中国で暮らす人も多い。家族や仕事の関係で、もう名乗りでることをあきらめ中国人として一生を終える人もいる。


戦後63年。女・農村があの戦争を望んだ、と指摘されるように、経済的な逼迫感と外交的な閉塞感はあの戦争を支持したのだろう。そして、敗戦したとき満蒙開拓団(国内で生活苦を抱えた農民家族)や女と子どもが、国家から捨てられた。だから仕方がないという意見も承知だ。


政治・経済・宗教界の指導者層のうち形式責任をかぶせられ死刑になったものや監獄に入れられたもの、自殺したもの数十名。捨てられたもの数万人。


そして残りの指導者層はそのまま何事もなかったかのように戦後社会の指導者層に収まった。吉田茂しかり。瀬島龍しかり。ミドリ十字しかり。チッソしかり。


何も責めているのではないし責められたものでもない。


そういうマンパワーや社会資本を使って戦後の私たちは、懸命に成功する国を求め成功したのだから。その成功の中で戦後生まれの私たちは、恋愛を音楽をスポーツを芸術を堪能しているのだから。


歴史の責任なぞたわごとであるというのがnazunaの立場であるから。責任論ではない。


捨てられ生き延びて祖国にたどりついた家族。そこまでに40年以上の歳月が必要であった、あなたの彼ら。その人々が自力で「祖国」を取り戻すという困難にあるときに、


「差し出された手をふりほどき打ち払う」ことが「後ろめたくはないか?」「はずかしくはないか?」



靖国へまつりあげあるいは「過ちは繰り返しませんから」と懺悔することでそれは解消されるのか???


少なくとも夜間の生徒さんの前に立たせていただくとき、nazunaはその「後ろめたさ」を生きている、



…と思う(続)

  • 陽の当る話題でない中国残留孤児の事を真正面から
    通訳と言うボランティア活動で知り、その後もずっと関りつづけている中国の留学生と出会いました。
    昨年の弁論大会で留学生がその話題を取り上げて、
    留学生から深刻な残留孤児の高齢化問題と現在のその方たちの不遇を
    知らされたのはとてもショッキングでした。
    彼女は大阪の大学生だったので京都の者とはその後交流がありませんが、
    私たちがいかに知らされていないかを知った場面でした。

    kiriyon

    2008/10/3(金) 午後 0:25

  • 顔アイコン

    丁寧なコメントありがとうございます。中国残留孤児、と呼ばれた方々の帰国事業とその受け入れ態勢についての過不足や是非を政治的に議論された場面を私はしりません。

    この話題が出て、家族と再会、ああ良かったねえ。というところまでメディアは美談にしましたが、彼彼女らやその子や孫が日本でどう生きているのか、生きられるのかは、闇に覆われています。

    いえ、知らないふりをし出稼ぎの中国人と同じ範疇に入れています。今現在私たちは、彼等を又棄てようとしていると思います。

    nazuna

    2008/10/3(金) 午後 5:21

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