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(写真は、雑賀孫市―鈴木孫市のお墓。孫市は大阪本願寺の雑賀衆門徒のリーダーで、教えを乱す織田信長と命をかけてたたかった武将。このことは司馬遼太郎「尻啖え孫市」に詳しい) 実はもう1つありまして。 この夏、あのパトレイバーの押井守氏が「スカイ・クロラ」を発表した。で、うちの家族では「ポニョ」が先から「スカイ」が先かとなったが、日常が真剣勝負が多いので「ポニョ」で少し緩和できればと。 その帰り道、書店で大きく、 おお、五木寛之氏がまた出したのか??? それにしては装丁が。よく見ると、著者名は「押井守」。 へえ、押井さん浄土真宗だったんだ…?とまだノーテンキに思っていた。 9月に入って、双葉社の本を発売日に購入。夜間の行き帰りに読んで、ひっかかったのは1に書いたとおり。で、どうしよう???と迷いつつ、わが業界のホープで神戸女学院大の内田樹教授と「インターネット持仏堂」を公開しておられるSさんにメールをしたりして(誰かにいいんじゃないと言ってほしいという実は情けないnazunaでもあり)、、自分を励まして双葉社に電話したのであるが。 この仮定の中ではたと思い当った違和感。あれ?あれ?あのタイトルって。 さっそく、押井さんのものを調べてみましたら、ななんと。「世界のクリエーターが憧憬する押井守の映画制作現場には、ビジネスマンに必要なスピリッツとスキルのすべてがあった。仕事を干された3年間から学んだ「他人の力に頼る技」を7つの視点から披露。 」とある。やっぱり、「他人の力に頼る」を他力本願としているんでした。 で、幻冬舎とも交渉。だって双葉社には不公平で気の毒ですもんね。 すると、編集部からメールでお返事がきました。その反応の早いことにまずびっくり。さらにタイトルに「他力本願」とつけた責任と、その意図を明確に伝えられました。 もちろん誤用は誤用。私の立場では認めがたいのですが、それにしても潔い。何度かやりとりをしているうちに、「お坊さんへの返信例文」なんていうタイトルでメールがきたときは笑いましたが。(ミスって総務からの例示のタイトルを書き変えずに送られたようで) 出版社大変なんだなあと。「魚屋さんへの返信例文」なんてあるのか?ちがうか!(今お気に入りのコンビ「ものいい」のギャグ) 総務というところがそういうのを引き受けるらしく、総務が一定のマニュアルを示されるようですね。 いやー、勉強になります。私のイメージはたばこ臭い部屋でひげ面の編集長がどなったり給与の不満や休みのなさを愚痴りながらも、いい作品に出合うと目の色を変える、オッサンオバサンたちの集合。表現や文芸に詳しくプライドと誇りをもっている集団…って、ちがうか! 20世紀の話やね。今時はビジネス。企業。分業です。クレーム処理にも流れがあって…。でもこのクレーム処理は見事ですね。相手がどんな人かわからないレベルでもきちんと向き合えるか否かというのは、結構難しい。飛び込みのお方を相手することの多いのはお寺も同じです。 幻冬舎さんには書き換えを求めていません。編集者の思いも尊重しつつこちらの感情も落ち着くとするならば、タイトルの意味も読者まかせになるように、第二義的説明やコピーはやめることを望みました。(続)
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住職、涙チョチョ切れる


