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スウィートbonbon(壽光寺の内緒話)

書庫芸能よもやま

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彼岸寄席、盛況のうちに終了しました。ご来寺ありがとうございました。

参加者60名、例年どおり「彼岸団子」のお接待つき。

シャギっていただき、住職用の出囃子に乗ってごあいさつ。落語とお寺の道具立ての共通性なぞを語らせていただき、さっそく笑福亭智之介さん「千早ふる」。

染二師匠のお楽しみは「八五郎坊主〜壽光寺版」。軽妙なやりとりの中で、和尚さんのセリフの中に、仏教理解の正確さがいろいろと。

中休みをはさんで、トリネタへ。

「立ち切れ線香」林家染二バージョン!!!


★物語は船場のご大家の二階から始まる。下ではお茶屋遊びに入れ込んで湯水のようにおカネを使う若旦那の処分が、親戚一統集まって相談される。気が気ではない若旦那、丁稚を呼び下の様子をさぐる。皆が若旦那を殺してしまえという中、たのみの番頭が「乞食にしましょ」と音頭をとったと聞いて激怒する若旦那。座敷へとびこみ番頭とやりとりしているうちに、すっかり計略に乗ってしまい100日間の「蔵住まい」となる。
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☆さて、若旦那の茶屋遊び。実はミナミは「紀の庄」の娘、小糸との純愛にあった。蔵住まいとなった日から、ミナミからは手紙がくる、一日2通、4通、と数が増えて、80日まで続くが、ぱたっと手紙が途絶える。蔵から出た若旦那、番頭からねぎらわれ最後の手紙に目を通す。そこには乱れた文字で「若旦那のお越しをもとめる」文面が。さて、若旦那どうするか???


nazunaが初めて聞いた落語は、桂南天師。たぶん「てれすこ」のようであったと思う(何せ4歳か5歳だから)。それから、南天さんの小話のような話をいっっぱい。やがて小学生では、テレビの演芸中継にはまり、小春団治(現露の五郎)師の「道具屋」「紀州」「寄合酒」、米朝師の「ぜんざい公社」春団治師の「親子茶屋」「いかけや」、そして六代目の「相撲場風景」に「棟梁の遊び」。芸事の好きな祖父祖母であったので、戦前の春団治や花橘のSPレコードがいっぱい。「喧嘩の仲裁」「いらち車」「あんま炬燵」なぞは、これで聞いて覚えた。このころ家族の前で一席やったこともあるし、踊りや琴三味線も一通りなぞった。テレビでは花月から角座中継、素人名人会では3代目染丸師匠が審査員をなさっていた。親戚に無理をいって角座の正月公演に連れて行ってもらったのは10歳ぐらいか。ライブの面白さとともにテレビでは流せない「下ネタ」連発に驚く。松鶴師は「有馬小便」であった(よく覚えているのはエロスへの目覚め!?)

今思うと、そのまままっすぐに芸人になればよかったかもしれん。素養ならすごいんだから(嘆)

それから、中学高校時代。そのころはすっかりバンドや音楽に夢中であって自分がやるほうは、音楽か芝居(歌えたのですよこれが)と決めていた。けれどラジオブームがあって、夜中に落語を聞いていた。仁鶴師匠が大ブーム。「へっつい盗人」「人形買い」「代脈」「次の御用日」など爆笑した。文我(先代)さんは「京の茶漬け」「くやみ」。珍しい話をされた文紅さんの「鬼あざみ」「植木屋娘」。さらにはまだお元気であった円都師匠から「尿瓶の花生け」「宿屋仇」などなど。またワイドショーでみる森乃福朗氏が笑福亭福朗であったことをこのころ知り(たぶん須磨の浦風は福朗さんで聞いたような)また、協会長の松鶴御大が島の内寄席をはじめられて、定席ができ、そこで多くの噺家をしった。

70年代は、寄席に通えるようになったので、千里セルシーにはよく行った。また正月のサンケイホールの米朝公演には、祖母を連れてよくいった。落語のテープやレコードを山ほど買いこんだ。

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そんな中で、わーーーと感動した話が「立ち切れ」。小文枝(五代目文枝)さんの息子が中学の後輩で、中学の卒業記念にと「文枝」「きん枝」「文珍」のステージが中学で行われ、そのときもらった宣伝を見て見に行ったのが「NHKの上方落語の会」だ。16歳であったか。たしか早世した林家小染さんの酔っぱらって無茶苦茶になった「鍬潟」も聞いたような。

こんな話があるのか。江戸の座敷芸とは違い、屋外で葭簀張りの小屋へ呼び込むところから前座が始まる上方ならでは、下座さんの力も必要な芸である。「人情話」といわれる江戸前をいくつか聞いたけれど、三代目三木助の「芝浜」と談志の「ねずみ穴」ぐらいで、あとはどこかあざとく感じた。「噺を聞かせてやりましょう」という空気のある三遊亭円生なぞ、うまいかもしれんがイヤミであった。

もう落語はいっか、と離れようとしていたときであったので、この噺との出会いは大きかった。

何よりもオチが美しくかつ意味深である


書くと興味半減だろうから、筋はおくが、無意識の悪意とか合縁奇縁とか、仏教的な思索にも影響を与える展開がそこにあった。ネタの持つ世界の広がりという意味では、屈指である。

今回、寺西美紀さんと染二師匠のコンビネーションで、自前の会場でライブで聴けるとは贅沢きわまりないことであった。いやあ堪能した。

自分も彼岸会法座で一席語ったので、師匠が「高座が終わったあとは筆ももてないんです」とおっしゃったことがひびいいた。
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上方話芸の世界には、講談も浪曲もあります。それと法談のカップリング。また皆さんおこしくださいませ。

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    うちは来週浪曲をやりますよ。清水次郎長伝です。
    あと、四月から講談教室に通いますので、来年はその先生を狙ってます。

    [ 説教本蒐集家 ]

    2009/3/24(火) 午後 11:23

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    それはうらやましい。youseさま。講談・浪曲では「親鸞聖人伝」があるんですね。浪曲は春野恵子(かつてのケイコ先生)のお師匠さま、春野百合子御大のもの。さらには講談でも田辺南鶴さんの速記が残っているのですが、法然上人のものはどうでしょうか?

    nazuna

    2009/3/25(水) 午前 0:13

  • 顔アイコン

    去年から開講されていたのですが、去年は申し込み期限が過ぎまして、参加できませんでしたので、楽しみです。
    神田京子さんという二つ目の若い方が先生です。
    次郎長伝の独演会をがんばってやってらっしゃるようです。
    http://blog.kandakyoko.com/
    神田伯山さんの次郎長伝の速記本を愛読してます。あとは虎造さんを聴きまくってます。
    http://www.ichiryusaiteika.com/03.html
    この方が法然上人と熊谷直実のCDを出してますね。他の人の速記本があるのでしょうか?
    個人的には祖父江和上のカセットを聞いてみたいのですが、回りに持っている人がいないので、まだ未聴です。

    26日よろしくお願いします。先程連絡がありました。色々とお話ができればと思います。
    蔵書整理の為に、ブログで説教本のリストを作り始めました。

    [ 説教本蒐集家 ]

    2009/3/25(水) 午前 1:26

nazuna
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