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10月1日。ついにご遠忌である。
四幅のご絵伝をかけて、のぞむ。
幕張も今年は、八木久(住吉芋忠)さんのお世話になる。葬儀社はもともと口入と貸人足業であったのだ。
天気に恵まれて快晴。今日は女性の集いでもあるので、婦人会の面々がにぎやかに寄り集まり始める。
当日パンフの言葉を
【ごあいさつ】
合掌。親鸞聖人750回大遠忌を迎えまして、一言ご挨拶を申し上げます。前回のご遠忌は祖父が住職、父が後継、私は五歳で色衣五条で参加させていただきました。弟と従弟は稚児として参列し、残っている写真では、地道にミゼットを従えて行列しています。あれから50年。私たちは仏様の願いを受けて、少しでもお慈悲の尊さがいただける身となりましたでしょうか?テレビは液晶薄型となり、℡は携帯があたりまえ。一家に一台はPCがあって、世界中の情報は瞬時に伝わる網が世界を覆っています。けれども、人間の煩悩は尽きることなく、わが身を焼きつくしているのではありませんでしょうか。
過日、夜間中学の生徒さんと年表を描きました。1945年から今までは65年です。それを反対に広げると1880年、明治13年になります。明治維新という国内戦争から10年して西南戦争そして明治27年には日清戦争、37年に日露戦争。さらには1914(大正2)年には第一次世界大戦、1919年にシベリア出兵、1930年に日中戦争。なんと65年の間に太平洋戦争を含めると、8回の大きな戦争をしています。江戸時代の260年間の太平を思うと、この時代の異常さがわかります。「先生、こんなに戦争したらあかんなあ」とは生徒さん。
この時代に失われた伝統を取り返し、戦後築いてきた「平和」な社会を守り通すためには、仏法弘通が必須であります。念仏の相続と繁盛に邁進することこそ寺と僧侶の本分。この法要を機縁に新会館と門塀・境内を整備し、皆様とともに阿弥陀如来の本願に生かされつつ、念仏の尊さを次代に伝えて参りたいと思います。本日のご縁をそのように受け止めていただきましたら これに勝る喜びはございません。称六字。
佛手山・壽光寺第十七世住職 釈慶典 |
浄土真宗をカタル




