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スウィートbonbon(壽光寺の内緒話)

書庫スポーツが好き!

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世紀の大逆転!!! 播戸竜二二度目のセカンド・ハーフのハット・トリック
 
日本―中国 1−0。
 
宇津木・石清水のセンターバック。高瀬・永里(妹)の2トップ。
 
前半の動きは良い。ただ、昔の男子を見ていた時に感じていた、ある種の「軽さ」が気になる。
 
チャレンジして、とれない、抜かれる、などなどの、マイナスを背負ったとき。
 
過去の日本人はゲームの流れや相手と戦うことよりも、味方の評価に軸をおいてしまう。「一生懸命にやりました」「がんばってます」というプレイになる。
 
無理なスライディングをしてイエローやレッドをもらう。
 
或いは、責任転嫁する。
 
つまり見た目は派手だが、あとのリスクを負わないプレーになるのである。
 
そして結果悪は「しようがない」とする。
 
敵と戦うのがスポーツであって、そのために戦略や戦術を立てる。プレイは全てそのためにある。
 
「軽い」というのはそういう責任の追い方を言う。イタリア代表のバレージのディフェンス。或いはアルゼンチン代表のバチストゥータの1トップでのプレイ。鈍く見えても重い。何を単純に繰り返すかが理解されていて、どこでリスクを背負うかという判断ができていた。
 
これには体力や気力も影響する。サッカーでは90分間流動的に様々な場面が展開する。その場面は、11人+11人の位置どり(場所と体の向き)とボールの動きと向きの把握とともに、プレイヤーの判断基準となる。
 
ボールを持った瞬間に、プレーヤーはパスかドリブルを選択しなければならない。その際に相手の動きを予測して、決断する。ドリブルとはボールの位置を変えることで起こす主体的な場面の転換である。また、ターンやキープは時間経過による場面転換で、受動的である。
 
パスは選択を仲間である他者に委ねることである。
 
サッカーの理想の攻撃とは11人の予測が一致して、ボールが流動的に動いて一切敵にさわらせず。ゴールにボールが運ばれることである。反対に理想の守備とは相手のプレイを全て予測して、相手ボールを奪うことである。
 
そして、それはまさに人生と同じくして、ピッチという限られた空間で人数が23人(一人は判定者)だけなのに、100%の予測は不能である。いや、むしろ予測できる可能性の方がはるかに少ない。しかも、それは予測である以上、そこにかける断固たる意思がなければなにもないのと同じ。
 
結論から言えば、サッカーとは予想はずれに対応するスポーツである。ミスをすることを前提にしてそれをどうカバーしミスの範囲を小さくすませるかというスポーツなのである。
 
ミスをおそれミスではないとすることに血道をあげているヒマがあったら、ミスを認めったりミスの可能性を予測して対応することが、このゲームの本質を示すプレイなのである。
 
「不完全だと」決めつけられたり、責められたりすることを回避するのではなく、不完全であることを受け入れてそれを前提にして生きる。プレイが軽いというのはそういう決断がないことを指す。
 
試合後、ノーゴールに終わった涙の高瀬の方を抱く永里が写された。断固たる決断とは厳しいものである。自身の不完全さ、至らなさを噛みしめなければならない。
 
前項で書いた、佐々木監督批判の理由も同意されるであろう。
 
サッカーで勝って国威をもりあげる。或いは、東日本大震災の被災地を励ます。
 
言葉は誠に軽い。真摯に自己の人生と向き合っているものほど、軽々しく人のために何かできると言わない。試合後のインタビューで鮫島彩から、そのような意味の発言を引き出そうとNHKのインタビューアが迫ったが、鮫島は語らなかった。
 
5試合、90分先発フル出場。十分機能した、右サイドバックはしかし、幾多のミスを重ねた自己を問題にし、この試合での「自分のクロスの質」を問題にした。鮫島彩、あっぱれである。ピッチの中で人生を追及すること。それを真摯に精一杯に進めること。
 
人はそれを「勇気」という。それにしても、男子代表より「オトコまえ」だねえ。
 
お疲れ様! なでしこJAPAN。

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    なるほど、サッカーとはそういうスポーツなのですね。ううむ、これは深いですね。人生と同じく「ミスのない」ことなどあり得ないので、それを踏まえて、なお重い「責任を果たす」のだと、ようやくおぼろげに理解しかけました。決して「わかった」とは言えないですが。

    single40

    2011/9/12(月) 午後 3:00

  • サッカーのサの字もわかりませんが、この記事拝見すると男前っぷりがあがりますデス(笑)
    明るいニュースっていいですねぇ♪

    鈴木藍子

    2011/9/12(月) 午後 9:35

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    single40さま

    サッカーの試合の解説者は、野球と違って結構上記の面を理解さいている人が多く、ユーモアとウィットに富んだコメントが聞ける場合があります。最近では、元エスパルスの沢登氏が意外に、いいコメントをします。

    テレビ観戦はボール保持者を追いかけるので、ボールのないときの選手の動きがわかりません。是非、スタジアム観戦してください。テレビのものと全く違うスポーツが現前します。

    サッカーって人生だなあと思えます。

    nazuna

    2011/9/12(月) 午後 11:32

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    あなろぐさま

    男子選手より女子の方が、サッカー理解が深い。それはおそらく限られた競技人口の中で、そこに人生をゆだねるという決断が男子よりも厳しいからでしょう。沢穂希も川澄も宮間も、すごーく「オトコマエ」です。

    nazuna

    2011/9/12(月) 午後 11:36

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