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スウィートbonbon(壽光寺の内緒話)

書庫浄土真宗をカタル

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「法名」「戒名」には、社会意識が反映されます。

禅宗をきっかけとして、中世に庶民の葬儀が行われるようになり、やがて公家や天皇から武士にいたるまで、神仏習合で仏教が上位とされる解釈による「仏教」で、死者を「ブッダ」として葬ることが定着します。

そこで、出家が出家に名を与えるのではなく、出家が死者を「出家者」として扱うことで、死後に「法名」「戒名」をつけることがすすみます。

サンガ(僧伽)の一員となるときの、ブッディストネームなら、何の問題もなく、仏教的意義や師匠の名から一文字をいただくということですんだ

しかし、在家一般の人に命名するなら、出家者とは区別しなければならない。

そこで、その人の社会関係における位置が使用文字に反映され、また所記されたテキストがそれを規定します。権力があるのかないのか。財力があるのかないのか。或いは社会的身分の高低はどうなのか。

こうして、命名のための、僧侶向けのHOW・TO本ができました。

このHOW・TOに従って、皮革を扱う人々には、「畜男」「畜女」という文字を使うということが定式化し、差別の再生産を続けることになります。

そして、それは「そうするものである」と「習慣化」されて、再生産されます。

こうして、「普遍的な救済原理」「人間存在を内的に支えて充実させるはたらき」「生物的社会的な区別を問題にせず、全ての人の栄光と存在価値を与える言説」のはずの、仏教がこの3点でもって、排除する存在を生み出し、その時点での社会関係を保守する原理となりました。社会関係を保守する、というのは、既に反仏教ですね。諸行無常・諸法無我に背いています。

これら「差別戒名「差別法名」の存在が指摘され、それらの果たしてきた役割や生み出させるプロセスを学ぶことを通して、もともとの法名、すなわちブディストの名乗り、であることに沿うように歴史的習慣を批判して、教団の制度を具体的に変えようといいうのが「法名の本来化」です。

二字の釋○○も、歴史的生産物であり慣習化されたものですから、それそのものを廃止するという視野もあり得ます。

只最低、中国仏教の伝統を継ぐ意で、二字を厳守するということは同意が可能であるというのが、2000年までに判断されたことでした。

女性にのみ「尼」字を追加する。その必要がどこにあるのかと検討されて、男女の区別がそもそも必要か、否、という議論になった。また、区別の必要があっても「どうして分けるシンボルを女性の側だけにつけるのか」という事実(女性が釋法尼△△なら男性は釋法師□□と云う風になっていない、真宗に顕著な問題)について、「これは男女わけをするときに女性にのみ記号を背負わせるというジェンダー差別である」とし、真宗が在家の宗旨であるからこそ濃密に家族間のジェンダーを反映するということが指摘されたのです。

以上をもって、20年ぐらい前には、宗門から授与される「法名」は釋〇〇とされて、ジェンダーフリーとなりました。これはまた、ブッダの世界には性別はないという「無分別」の世界を象徴する意味もこめられました。

ところで制度改革にはどうしても矛盾がともないます。既に宗門から「尼つき法名」を下された門徒さんがある。そこで、院号申請が法名授与に遅れる場合、申請に際に混乱が生じます。で当分は「尼付法名」でも申請を受けますとしたのです。これは、尼付法名の再生産です。しかし、新たな生産ではないので、混乱を防ぐ処置として行われました。ですが、そもそもこの措置はいわゆる「移行措置」です。制度改革の主旨がいきわたるための期間です。

従って「〜年をもって」終了するというのが、正しい行動です(でないと制度を代えた意味がない。というか事実無効にすることになります)。そして以後は「尼号があっても、書き換えとして省略します」としてこそ、制度改革の主旨が通ります。

一般社会では極めて常識的であり、よくあることです。最近では「WINDOWS・XPのサポート廃止」がそうです。

本願寺派では改革されたはずのことが再生産されています。宗門の職員も地域寺院の住職も、帰敬式を門徒にすすめず「尼付法名」を死者向けに再生産しています。

一応、宗門で規定したのですから、それを無視することは許されないと思われますが。これでは、次のような業者さんを批判できないですねえーーーー。
https://www.osohshiki.jp/terakuru/kaimyou/syaku/
nazuna
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