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人質
きみがうたわなければならない あの都市の 名を あげよ
(壊滅したあの都市の)名を
透明な 空のなかの 人質
(なんということだろう)
わたしたちは その後をゆく
秋です。そっと「ナモアミダブツ」と称えてみてください。
蓮如上人は、「南無は願なり」とおっしゃり、「阿弥陀仏は行なり」とお示しになっています。私たち一人ひとりが、「真実を生きる喜びの中で、この命を全していく人生こそがすばらしい」と生きて欲しいと言う、ほとけさまの願い。そのために、真実の世界「浄土」を建立荘厳され、私をその浄土へ往生させてブッダとすべく、兆歳永劫の行を修めて願を完成させたお方が阿弥陀仏。
それが称名とこの世界に顕れたまわれたのです。小さなつぶやきが広がり、あるいは感情をそえての「叫び」となり、やがて言葉が添えられて、多くの人とともにひたる歌となっていく。
この作品において、今はいない人々を追憶のかなたへ措くのではなく。かといって絶えず揺り起こして顕彰するでもなく。ただただ「無念」「断念」の中を悲劇や喜劇の「後」を受けとって、私たちはむしろ「自己」を生きるのだと、詩人は言うのです。
戦で壊滅した都市があった。地震や噴火を受けた地域があった。津波や大潮、台風や洪水に見舞われた人々があった。詩人は鋭い感性で、それらを引き受けられるけれど、凡人愚人である私たち。私たちは、お念仏をとおしてとどけられるお慈悲のはたらきによってしか、それを「自分ごと」と知らされることはないのです。あなたは大きな「生命の流れ」の中にいるのですよと。 |

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