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スウィートbonbon(壽光寺の内緒話)

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11月

    おちばのてがみ  おちばせいいち
 
      はる…なつ…あき…の
      おもいでが
      おちばになって
      きれいな てがみのように
      いちまい ひらり
      もういちまい ひらり
      (そだててくれて ありがとう)と
      だいちに とどけられます
 
      そしてふゆ
      ちきゅうは
      かさなりあった おちばの
      おもいでの つまったてがみを よみ
      あたたかいセーターのようにきこんで
      ふかふかとねむります
       (『のはらうたⅤ』工藤直子 童話屋)

 今年もはや、十一月となりました。秋台風が連続して、気がつくとめっきりと冷え込む日々。紅葉もあっというもない進行しております。
 記憶に残る映像は、壽光寺が銀杏の黄色い葉で尽くされているという季節。そして、ころんころんとギンナンの実が強風が吹く度に、庭中にこぼれてきます。子どもの私が遊びがてらに掴むと、「わーっ」。なんともいえない強烈なにおい。これ壺に集めて腐敗させじゃーっと水で洗うと、薄茶色のギンナンが顔を出します。 フライパンで煎って、かつんとトンカチで割る。さっと塩をまぶしていただくとほくほくの味わい。調子にのっていただくと祖母から、「子どもは精がつきすぎて鼻血だでるで」と叱られる。
 後年、「茶碗蒸し」の食材として高級料亭でも食されると知った時は驚いたものです。あれから数十年が過ぎ、銀杏は寿命で雄樹雌樹とも根だけを残して姿は消えましたが、あの豊かなめぐみを木枯らしが吹く度に想います。
 「南無阿弥陀仏」はこえでありながら、仏さま成仏された阿弥陀が、「浄土めとりブッダと仕立てこのす」ため、きないはたらきとなって「いつもいっしょだよ」とのせ。遺訓されたお釈迦から高僧親鸞さま、大谷一流んだ方々のお姿は、もうここにない。けれど、木枯らしが、ギンナンをい、にお念仏をわたされた、祖父母の「めぐみ」をうのです。



今月の行事                                                                                            
土曜お朝事  午前七時半〜 四日、十一日、十八日、二十五日                  
○ 常例法座 十二日(日)午後一時〜 安方哲爾師(貝塚・正満寺)            
・寺Café  同   午後三時〜四時 田淵幸三さん 500円                 
☆アンテナライブ  TWO IN ONE 午後三時〜四時 1000円                        
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