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スウィートbonbon(壽光寺の内緒話)

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12月(遅れた)

12月(遅れた)

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百舌よ泣くな  サトウ・ハチロー

百舌が枯木に 泣いてゐる
                       
おいらはわらを たたいてる

わたひき車は おばアさん
                       
こっとん水車も 廻ってる

みんな去年と 同じだよ
                       
けれども足り無え ものがある

兄さの薪割る 音が無え
                       
バッサリ薪割る 音が無え

兄さは満洲へ 行っただよ
                       
鉄砲が涙に 光っただ

百舌よ寒くも 泣くで無え
                        兄さはもっと 寒いだぞ


夜間中学校でお世話になって、十四年。先日も『中国では「下雪(シャシュエ)」で、寒くなりました」と生徒が聞かせてくれた。外国籍生徒を中心に「日本語」を教えている中で、十五年戦争の際の政策や社会の空気、地域コミュニティにおけるあの戦争の意味などを考え続けている。


 満州へ渡った日本人は、コミュニティを分割して「故郷を捨てる」形で出て行った。しかしそこは「中国」であって、無人の開拓地ではなかったのだ。国と国との力関係が動き。ソ連が参戦し、中国が支配権を回復すると、彼らの居場所は消え、帰ろうにも帰る場所はもうなかった。うして、多くの日本人が中国で棄民されたのである。


 百舌鳥もまた、季節によって住処をかえる鳥。自然の変化で生きていくために動かされ住処をかえる。
 私たち人間は、自分たちだけは「自己の意志」で生きているとうぬぼれがちである。が、実は私たちもまた、自然の一部であることを「忘れてはならぬ」と歴史は、ときどき手厳しい教訓を与える。
 枯木で悲しく鳴くがごとく、全て枯れていく身体に支配されている私は、最後は悲しく鳴くしかないのだろうと予感する年末である。
 泣かせはしまいという安心でそれを包んではなさない、ナムアミダブツ。我の悲哀を彼の歓喜へ転じる、一分のスキもないおはたらきが、「悲あればこそ」と唱和されるのが称名。「仏願を聞き続けてや年の暮れ」。合掌礼拝。

nazuna
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