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スウィートbonbon(壽光寺の内緒話)

書庫お寺のくらし

かつてヨーロッパがキリスト教で覆われていたとき、3%の「教会税」が徴収されていた。ひどい、とお思いなら、「郵政民営化」賛成の自公か民主に投票しましょう。

ここから教会への寄付は「基礎控除」される税制ができたんです。宗教に寄付するお金が「ファンド」です。教会はその資金で孤児院や授産所を運営したり、貧者の学費を保障(奨学金・研究費)します。また、自らが設立したり外部の有能な会社にまかせて、運用しその利回りを社会福祉や貧者救済に使います。さらに、純粋ファンドも運用し信者に利回りを還元する事もしています。(野村證券と共同研究しました)

だから郵政民営化すれば「外資にのっとられる」なんて発想は、いかに逆立ちしているかわかりますね。網野善彦御大が喝破されたように日本でも中世社会において金融資本は寺社への寄付から生まれたのです。人間社会は不平等で差別に満ちたものです。観念上の平等をとく宗教はその状況を緩和する役割を精神的のみならず実際的にも果たすべきなのです。古代中世における「ハンセン病」治療や差別された「非人」「女性」救済の論理と活動や道路や橋をかけるインフラ整備など、宗教資本が「民間」として活躍していた歴史があります。明治以降、教育を除いて、全てを国家にとられてコントロールされる側にされました。ここにも構造改革の必要があります。

現状では宗教法人(公益法人)は、所得と資産は無税です。しかし、金融資本活動はできません。利潤を目標にするのではなく、社会保障や社会不安を解消するために「利益利潤」を信者や社会に還元する活動も宗教者の大切な活動なのです。でもその資金源になる寄付行為は税金控除されないの、今は。

私のそういう思想もあって、ウチでは、法人収入の60%をキープしていますが、銀行に預けるしかできませんから増やせません。でも、信者や社会に還元することを実践しています。その1〜2割を法施(お説教やコンサートや演劇等の謝礼)に使い、布教とともに信者が集まって楽しむ事に使う。また1〜2割は「お供養」という形で信者から信者へとお返しする。食料や生活用品を配布します。自前で外部団体をもっていないので、4つのNGO・NPO法人に寄付をして間接的に社会福祉や貧者救済を行う。

もともと「金融」は宗教が本業です。信者の信頼のもと寄付を集めて運用し、社会福祉や貧者救済に役立てる。可能なら元本保証で年金を配当する事だってできる。そういう仕組みだって、民需に任せれば可能です。国家の枠を超えているのですから、ファンドマネーはインドへもロシアへも行きますよ。企業の活性化だけではなく、宗教法人の活性化をはかれば「戒名代で100万」とられても、その使い道に信者は目を光らせるでしょう。仮にそのお金で飢え死にしそうな子どもの命が助かったとしたら、もっとお寺に寄付しようと言う気になるでしょう。坊主がベンツ乗り回して祇園で芸者を揚げて遊んでいるような宗教法人は淘汰されます。「祖霊信仰」の維持布教に活動が限定され、そうすることで国家に保護してもらい、結構な収入を得る仕組みに、毒されてるの、今は。

もちろん、今の制限の中でも「公益法人」としてどう活動するかという戦略をもてば、結構民需は掘り起こせるし、面白い生きた活動ができる。信者の仲間組織として「法施」がある寺院。それが実効化して互助性のある活動を行う寺院。そして、信者が寺院に結集する事を通して、より広く社会貢献できる寺院。ウチはこういう戦略を持っている。規制緩和・構造改革進めば、実現速度はもっと速まるんだけどなぁ。

さて、今回の選挙、どう出ますかな?

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    もともと「金融」は宗教が本業。。。ちょいと驚きました。しかし、日本でも考えてみますと、頼母子講などを主催していたのは寺社、富くじも寺社。なぁるほどねぇ。宗教と金融の意外なつながり。そういう規制緩和の方向もあるんですね。国家にとっては都合が悪いから、難しいかな?意外と公明党が頑張っちゃって、そういう方向になるかも。。。それはそれでおもしろいような気がしますね。

    single40

    2005/8/31(水) 午前 7:17

  • 顔アイコン

    公明党の支持母体がS学会なので難しいでしょう。むしろ自民との連携の中で、学会を利用してやろうというぐらいしたたかに育てばいいのですが。聖教新聞などのトーンでは、公明党は学会のしもべだそうですよ、トホホ。

    [ nazunayh ]

    2005/8/31(水) 午後 10:55

nazuna
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