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内田樹著 新潮新書 2009年11月 777円 面白く読んだが、「日本論決定版」!というようなもんではない。ちょっともちあげすぎです。 さらには、親鸞さまにまで言及されておられますが、???です。 今まで論じられてきた「論」を体系的に紹介して、そこに「辺境」という地政学的な用語をかぶせた、哲学エッセイとして読めば無害です。 本気で日本論を整理しょうとするなら、ラフスケッチでも天皇とキリスト禁教について述べなくてはなりません。 それは、777円程度で手に入るものでなく、レビナス研究者の本業で聞くべきことですから、まえがきにあるように「クレーム」をつけないでください。 ただ、「中央との距離のとりかた」というこだわり(著者の言い方では補助線を引く)が、いかにもですね。 読んだから何か?という意味では、対価的には「極上」のエンターテインメントです。 アンチテーゼとしては、以下の2つの詩で十分ではないかと。 二十億光年の孤独 谷川俊太郎 人類は小さな球の上で 眠り起きそして働き ときどき火星に仲間を欲しがつたりする 火星人は小さな球の上で 何をしてるか 僕は知らない (或はネリリし キルルし ハララしているか) しかしときどき地球に仲間を欲しがったりする それはまったくたしかなことだ 万有引力とは ひき合う孤独の力である 宇宙はひずんでいる それ故みんなはもとめ合う 宇宙はどんどん膨んでゆく それ故みんなは不安である 二十億光年の孤独に 僕は思わずくしゃみをした 正像末和讃 釈親鸞 五十六億七千万 弥勒菩薩はとしをへん まことの信心うる人は このたびさとりをひらくべし |
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2010年01月19日
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