ここから本文です

スウィートbonbon(壽光寺の内緒話)

書庫過去の投稿日別表示

全1ページ

[1]

僧侶のツケ

イメージ 1
いっしょに勤行し焼香し聴聞する法事。通夜も葬儀もお寺ですればこんな感じが常識だった。
 
3.11以来、死や葬儀についての関心記事が、メディアにおいて目立つ。
 
目立つがその方向はどうなんだろう???
 
たとえば、多くの僧侶が憤った、9月の週刊文春の記事もそうであるが、メディアは僧侶を「セレモニーの関係者」や「死者を弔う」ものと、喧伝したがっているようにおもえる。
 
その上で、寺僧侶を社会にとって不必要なものであると、キャンペーンを張っているようである。自公政権下で静かに潜航した、「現世」のみが真実という傾向、これは実は共産党下の中国の特徴なのであるが、中国と仲良しの創価学会の価値観が浸透して、メディアという権力では、「現世は去りゆく世界」であって「仮の世」という認識を、片隅に片づけにかかっている。
 
以下の記事を引用する。
 


●葬儀費用平均額の推移(葬儀ジャーナリスト、吉川美津子さんによる)
平成15年度調査→平成17年度調査
  1. 葬儀一式費用
    150.4万円→142.3万円
  2. 飲食接待費用
    38.6万円→40.1万円
  3. 寺院費用
    48.6万円→54.9万円
  4. 葬儀費用の合計 
    236.6万円→231.1万円


産経新聞配信記事より
 
 「ここ数年、見えを張らず手頃な料金に抑える葬儀が増える傾向にあったが、3・11以降、その傾向はさらに強くなっている。ただ、何でも簡略化するというわけではない。見た目の演出を省いて料金を抑える一方で、家族の絆を再確認するような葬儀への需要が増している」

 こう話すのは、「家族葬」を全国展開する「エポック・ジャパン」(東京都港区)の高見信光社長だ。同社では「貸し切り型」の葬儀で、故人と家族が過ごす最後の時間を大切にしてきた。
 
(中略)

例えば、葬祭業を「遺族をサポートするための究極のホスピタリティー産業であるべきだ」と位置付け、近親者が世代を超えて同じ時期に集い、死別の事実を共有するという点で「質の高い十分な別れの時間を取ることが必要」としている。


鶴見俊輔氏の「限界芸術論」から学び、むしろ兼職をして社会参加し、そちらで生活費をねん出し、寺院収入は寺院活動に純粋化することへと、方向性をとってきた当寺にしてみれば、両記事のデータや意見は、超えてきた道であった。
 
飲食費と葬儀式費用一式で、180万円というのも腰を抜かすが、お寺へが「50万円」前後というのは、これまた腰を抜かす金額である。お坊さんを3〜5人呼ぶのだろうか???それとも、それが相場なのであろうか???
 
布施される方も、お寺参りを言われたり仏教徒になってくださいとしきたりや作法を学ばなかったりするのが、どうでもいいことになって、葬儀だけしてくれたらいいということで、大枚をはたかれるのであろうか???
 
、住職になって20年。葬儀は年間10件平均のお寺である。19歳で初葬儀を経験して以来、およそ250件ほどの葬儀を経験した。
 
前にも言うたかもしれんけれど、とびこみのお葬儀で喪主に「お金があまりないので」といわれて、いくらぐらいで受けてもらえますかかと間に入った葬儀社に、
「まあ一切合財(臨終〜通夜〜葬儀〜火屋〜収骨・還骨)で、5万円ぐらいかなあ。それでも高かったら、喜んで出せる金額(喜捨)がお布施やからそれでええよ」
と伝えた。
 
10年ほど前の話だが、つい先日、こんな話題になったとき、坊守が「あんた、あのときなあ、お布施6000円やってんで。」と報告してくれた。たぶん葬儀社が喪主の問いに片手を出したにちがいない(5万円の意で)。それを喪主が5千円だと理解されて、安い!!!と感じたのだろう。千円上乗せしてくださったと推測する。
 
住職になってからは金額は封筒に書いてあれば確認するが、書いてなければいちいち見ない。見れば人間だから、儀式の中やお取次ぎのときに、態度にでたら恥ずかしいしいやだからである。
 
(確認もほんまはいらんのだが。20年ほど前の駆け出し住職のときに、いただいたお布施を夜になって帳簿につけようとした母が確認したときに、金額は書いてあるが封筒が空であったことがあり、税務上困って喪家に連絡請求したことが一度ある。
それが「お金がたらんというたはる」ととられたみたいであったので、悲しかったから確認だけは直後にすることにしただけ。)
 
当流では、お寺の本堂や自分の家の仏壇の前に遺体を安置して、葬儀を行えば葬儀社がお手伝いである。花屋さんと仕出し屋さんの手配をお願いしたとして、あとは棺桶代であるから、せいぜいが50万円前後じゃないだろうか。
 
ところがところが、葬祭をビジネスとする立場からいえば、「宗教」がいらないのである。僧侶がいらないのである。それが後半の記事の立場である。
 
 
さて、葬祭ディレクターという制度をこさえあげて、用意周到に準備してきた葬儀社業界に、かくて仏教教団は敗北するのである。碑文谷さん程度のことは、昔の僧侶は学習していて伝達できた。また、自宗派の教学もきちんとふまえて説法できるものは沢山いらっしゃった。
 
それが当流でも通夜説法をすれば「珍しがられ」るし、法事でもご法話のない僧侶が沢山いらっしゃるそうである。
 
歯に衣をきせずにいうと、成仏道を示さず説いていないように思える宗派や僧侶もいらっしゃるようで。
 
葬式さえすれば自動的に極楽へ生まれたり、仏さまになると信者に思わせていることすらある
 
要は全て、僧侶の責任である。いよいよ戦後、70年のツケを払わされるのであるな。
 
昨日、当流の若い僧侶と℡で2時間ほど話したのもそのことであった。「nauznaさん、僧侶に安心がないんです」「安心がないものをどう導いていくかではなく、宗派は安心がないものを上から批判するばかりで」まあまあまあ。
 
来るものが来つつある、ということでしょう。


全1ページ

[1]

nazuna
nazuna
男性 / O型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1
2 3 4
5
6 7 8
9 10 11 12
13
14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

最新のコメント最新のコメント

すべて表示

ブログバナー

検索 検索

よしもとブログランキング

もっと見る
本文はここまでですこのページの先頭へ

[PR]お得情報

話題の新商品が今だけもらえる!
ジュレームアミノ シュープリーム
プレゼントキャンペーン
ふるさと納税サイト『さとふる』
お米、お肉などの好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!
コンタクトレンズで遠近両用?
「2WEEKメニコンプレミオ遠近両用」
無料モニター募集中!
ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン

みんなの更新記事