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学校や教育委員会という組織の問題と、個々の教員のパフォーマンスを分けて考えるべきで。学校という組織を非難しても仕方がない。外部のものは事件とその経過の問題と、2012年度の教育課程を進行している当該校のことを同一視しないこと。当該校は、今この学校にいる生徒のことを一に考えるべきである。
桑名正博さんが、重篤である。
お酒が過ぎていたので心配もしていた。
今のnazunaにかかわって御縁があったので、いくつか思うところがある。
1950年代生まれにとって、青春期はスポーツと音楽と演劇であった。
どちらも、アメリカやヨーロッパの情報がどっとはいいてきた時代で、今と違って月刊「情報誌」で、知識を手に入れラジオ中継や番組で曲を知った。
高校生時期にはいわゆる、「外国人ライブ」が大流行。ビートルズの来日がセンセーションとなり、洋楽マーケットが拡大。さらには、政治の季節とあいまって60年代フォークが、アメリカの反戦反ベトナム戦争のムーヴメントの中で、誕生した。
自分の言葉を自分の好きな音楽に乗せて歌う。また、心の振動をアンプを通して増幅して爆発させるエレクトリックサウンド。
生き方や思想的に最も影響を受けたのが、ウッドストックコンサート。
nazunaは、ここからCSN&Yのコピーバンドを結成する。
ラジオ全盛期。中高生のフォークバンドやロックバンドが生まれ、ギターを手にする若者が拡大。また大学の軽音楽部やアメリカ民謡研究会(アメ民)などが、アマチュアの音楽連盟を汲み、コンサートを主催。
ウチのご近所では、ピン高の谷村慎司(ポートジュビディのロックキャンディースからアリス)と桑名正博のファニカン(ファニー・カンパニー)。帝塚山三丁目の「白い家」に加川良さんやら高田渡さん。玉出のピエロに、のちの憂歌団。
そして、心斎橋YAMAHAのイベントから、上田正樹とサウストゥサウス、玉出商店街合唱団。天王寺野外音楽堂コンサート「春一番」から、ディランⅡ。金森幸介や豊田勇造。
中でも桑名興業の桑名兄妹は、いろいろな意味で著名であり、ある種のやっかみ(大金持ちで楽器やスタジオが自由になるので)や、酒・タバコ・クスリを自由にあやつる取り巻きグループも含めて、どこか手の届かない危険な香りのする存在であった。
まあ、はやばやとプロになって、やがて、『セクシャル・ヴァイオレット№1』でCMに乗りブラウン管の向こうの人となり。後は芸能誌が詳しい。結果、クスリでつかまり、東京を撤退して地元へ帰ってくる。
気が付けばうんと遠い人となって。それで、こっちの目が覚めたところがある。まあ、父親とバトルしながらのバンドでしたから、お寺を練習場にしてというのも限界であったのだが。また、地元に帰ってきてから、近所のスーパーで会って、ラジオ時代のことやファニ・カンの元メンバーの消息をうかがったり。
やがて、少し重なるフィールドである、障碍者支援コンサートや、人権運動や教育の集会でミニコンサートをしていただいたりして、接点がまた生まれ。
今、お寺のコンセプトである「地域性」という思想には、近年の桑名さんの活動ぶりに裏付けられたところもある。自分のできること(彼の場合は歌うこと)を通して、人とつながり人と思いを重ねること。それができる限り具体であること(メディアで露出し何万人ものコンサートではどうしても発想がマスになってしまう)。
「じゅげむ」を、大阪の芸能のためと限定し、阪堺線と南港通りを動線とした位置づけもまた、大阪市南部を活性化し、人のつながりを深める機能をお寺の存在価値とすることである。
区でいえば、浪速・大正・天王寺・阿倍野・西成・住之江・住吉・平野・東住吉。そして堺市。ミュージシャンや劇団、噺家さんや浪曲師さんに講談師さん。民謡、詩吟、カラオケ教室。そして、陶芸や造形に美術などの展覧会や教室。多様な活動を受け入れられるタッパの元に、知ってからおよそ30年の「クワナマサヒロ」の存在はある。
さて。こうして書いてみると、中学高校時代、「学校だけが世界である」とは全く思っていなかったことがわかる。桑名さんはnazunaにとって、外部に通じる窓口であったとわかる。彼の歌手人生を通して、東京やマスメディアや裏社会のことやら、音楽ビジネスやらを覗ていたのだったと気づく。
大津という市を原点とするのは、そこに生まれ育ちおそらくずっと腰を落ち着ける予感のある人であろう。しかし、現代の大人たちにそのような腰の据わり方があるのだろうか。聞くところでは、かの事件のいじめっ子とされた家は、はやばやと引っ越しをしたものもあるらしい。
子どもを含む家族が、大津の中で、どのように風土をとらえ、そしてそれを内部とするならば外部からどのような風を吹き込ませていたのか。
どうでもいいことのようで、重要なことである。校区にかかわる大人たちのスタンスと、事件に対する感情的ではないコメントをもう少し聞いてみたいと思うのであるが。
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2012年07月18日
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