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スウィートbonbon(壽光寺の内緒話)

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解放出版社 2100円


20日まで別府市などであった全国在日外国人教育研究集会・中九州大会で、7月9日施行の改正入管法の問題点も議論された。在日コリアンら特別永住者には新たに「特別永住者証明書」を交付。本名のみが記載されるため、通名では暮らしにくくなるという。
 大野博司・同会大分地元実行委員らが分科会で報告した。従来の外国人登録証では通名を書く欄があり、本名と通名は事実上、自由に選択できた。しかし会場にいた20代の在日コリアン男性は「大学の卒業証書は通名、特別永住者証明書は本名で、就職の際に本人であると証明するのも難航が予想される」などと指摘。通名では日常生活に支障を来すという。
 寺井秀登・全国在日外国人教育研究協議会事務局長は「本名を名乗ることでいじめにあう現実が今も根深くある。自らの出自を隠さないで生きていける社会の実現に向けて、多くの人に現状を知ってほしい」と語った。【浅川大樹】


7月28日、29日と、夜間中学の歴史と今を総括する集いとして、白井善吾先生の呼びかけで、夜間中学の教員や運動の中にいたものが拙寺に集合した。
 
 
法務があって、全て参加できなかったが、それでも「教育権保障」という一点で日教組運動に参加してきた一人として、時間の許す限り出席した。
 
 
 
詳しくはかけない話が多いが、要は現状を何とか切り開きたいという教員と、もはや「夜間中学は死に体」であって、お弔いをする時期であるという教員と、そして、高野さん自身の言うように「夜間中学の学びが生徒を覚醒させて新しい生き方、すなわち社会的人間としての人生になるよには、実に夜間中学の先生たちが邪魔をしている」という、鋭い見方まで含んで、60前後のジジイが熱く議論したわけである。
 
 
その中で、初期の同和教育の原点であった、「今日も教室にあの子はいない」という痛みを教員が感じられるかという点で、もう大阪もダメになっているという実態が見えた。
 
 
残念である。悔しいというのが、nazunamの率直なところである。
 
 
八尾K中のT先生など、朝から晩まで児童生徒のことで走り回っておられた先輩の姿に育てていただいただけに、相手がわからなくても教科書授業を流し、生徒さんの生活には興味がなく、ましてや生徒さんの人生を社会的歴史的に立体像としてとらえる視点も失って。
 
 
 
「教育は大衆運動であって、大衆の中に教員は生かされる。」nazunaを在日朝鮮人問題やその教育運動に導かれたS先生やK先生の、地道であるが根強い取組もまた、夜間中学から消えようとしている。
 
 
そんななかで上記の記事である。衝撃的であった。記事を読むに、ひょっとして書かれた記者が誤解ではないかとも思ったが。
 
 
もし記者の言うとおりの視点であるならば、立ち上げたメンバーのはしくれであるnazunaは一言いいたくなる。
 
 
大阪の「在日外国人教育指針」や各市の「在日外国人教育指針・方針」を作成する過程で最も理解を求めて言い続けたのは、「本名指導」である。
 
 
すなわち、いわゆる外国人、日本語とちがう母語をもち違った文化習慣に暮らす人々がマイノリティ状態にあるとき、その母語や文化習慣を自己のものとする教育を保障するのであると。
 
 
だからこそ、学籍から卒業式に至るまで「通称名を廃止する本名指導を行って、親と児童生徒の理解のもと、本名で生きられる学校社会を構築して、そのことから本名で生きられる日本社会を目指す」と運動してきたのである。
 
 
全外教の前身である「全朝教」を立ち上げたそのときも、この方向がコアであった。
当然ながら、1970〜80年代の状況では、「在日」主体の側からも抵抗があって、「本名を名乗ったところで商売ができるのか」「本名だのなんだのと運動してもいいことは一つもない」「結局イジメの対象となり差別されるだけや」と、個々の教員は親からこっぴどく批判された。
 
 
しかしそれでも、私たちは「本名」で生きられる社会を目指すのは、日本人として日本社会のあるべき姿としての行動であり、またそれが政治的に不十分な戦後処理
問題の一つの解決を、教員として引き受けられる道でもあると、「本名を呼び名乗らせる」運動を起こしたのである。
 
 
呼んで字の通り、「本名を呼ぶ」が先である。すなわちこれが日本人としての覚悟であった。
 
ところが記事ではなんと、大学の卒業証書を通名で出すという実態が語られている。ついこの間傍聴させていただいた、守口市の人権教育研究集会では、現場の先生方が、公文書での本名記載の徹底、また様々な国籍の子が自分のルーツになる国の言語や文化が学べるシステムが不十分ながらも構築されて、機能している実践報告を聞き、安心していたのに。
 
 
改正入管法問題もむしろ反対で、過去の外国人登録原票(外国人登録法に基づく住民票に代わるもの)時代から、私たちはずっと通称名使用を批判してきたのである。この点、在日特権を認めないという人々とはからずも一致するのである。記事は正反対の立場である。まるで通称名使用を奨励するかのようである。
 
 
「自分を隠すことなく堂々と朝鮮人として生き、名乗り呼んでもらえる。夜間中学にきて一番うれしいことでした」とチマチョゴリ姿で卒業された生徒さん、朴さんの姿が目に浮かぶ。今でもわが夜間中学では通称名では生徒を呼ばない。
 
 
へタレの日本人が、偽善的な優しさで差別を助長する。特定永住権があるのだから、本名で生きるのは当たり前のことでむしろ、通名で通ることが恐ろしい。いや、65年の日韓基本条約問題から90年問題、そして外国人登録制度の改正運動と、本名で生きるため永住権保障と教育権保障を求めたのである。
 
 
何とも情けない話である。

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