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スウィートbonbon(壽光寺の内緒話)

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鳥取ループのHPから記述


Q. 鳥取ループとは誰ですか?

A. 個人の同和マニアです。趣味で同和について研究しています。

Q. なぜ同和地区の場所を晒すのですか?

A. 理由は様々ですが、第一に「同和はタブー」だと思い込んでいる人をおちょくるためです。(略)


 
世の中では、初めから誰かを貶めたり傷つけたりしようという心を「悪意」という。
 
鳥取ループは、同和地区(既に国家レベルでは指定は終わっている)を公表して何が問題なのか、という立場をとって、大阪や岡山や鳥取などなどの同和地区を特定公表している個人。
 
 
「どこが同和地区」なのか、ということを知識として知ること自体にタブーがあることに挑戦すること、またそれによって行政の矛盾を明らかにすること、それらが社会の言論を向上させることについて、異議はない。
 
 
けれども。鳥取ループは「おちょくる」ためにと、目的を明確に公表している。また「趣味で」とも。ここにひっかかる。
 
 
 
噂の真相という雑誌がかつて存在し、いろいろなタブーに挑戦していた。ある種の暴露雑誌とも見られまた、「その世界」といわれる裏社会とも、距離をとったりつながったりそれこそ、おちょくったりおもねったり。
 
情報を取り裏を取って記事にするために、いろいろと表に出せないこともあったようだ。愛読者の一人として、岡留編集長の後記など、楽しみにしていたが、だからといって雑誌の記事に全面支持していたわけでもない。反発してちがう!と言いたくなる記事もあった。
 
それがネット社会では無料で裏情報(裏付けの成否は別で)が手に入り、またそれに対する可否も発信できるようになった。だから、情報開示は無限定に正しいという立場に、鳥取ループは立っているように思う。
 
 
しかし果たしてそうか。知らないよりは知った方がいい。しかし、知るべきタイミングや縁というものもある。
 
「同和地区の人間は人種がちがう」とか「同和地区は昔からずっと同和地区で他の地域とは別」とか「解放同盟は利権集団」とか。ネガティブな情報にまず出会うのか。
☆念のためこれらは全て誤った情報である)
 
nazunaが識字の現場や各地域の支部で活動する名もなき一支部員のおっちゃんやおあばちゃんの口から聞かされたのは、上記のような言辞や行為を悪意なく語られたとき、すなわちそのおっちゃんやおばちゃんが地区住民であるとは知らずに無邪気に語られ多言葉であるからこそ、ショックであり深い傷を心におったということ。
 
 
そこに、思いをはせるとき。やはり、誰からどのような立場で、その情報を聞くかということが絶対に大切なのだと言い切れる。それはいいかえれば、聞く人(つまり私)がどの立場に立つのかを迫られる事実、情報だということである。
 
 
 
区長候補に暗いイメージであるといわれ、淀川区と合区して、同和対策の市営住宅や府営住宅を開発して新しい街づくりをすればいい、といわれたとき、客観的に町づくりを眺めている人は「なるほど」という人も生まれると思う。支持されるかもしれない。またそう言う人をして、田畑氏は優秀な人材として区長に選ばれたのであろう。
 
 
だがしかし、そういわれて。ネガティブに現状を評価されて、なお「そこで暮らし続けよう」「ここが自分の故郷であり生きていく土地である」という人々は、どう受け止めたであろうか???
 
 
つい先日、「桂文枝(元三枝)を西成PR大使に」という吉本と大阪市の記事が出た。三枝や文珍やきん枝は姫松荘というウチの近所のアパートに住んで、玉出中(当時は姫松通)の先代文枝宅に通っていた。中学の2年下が先代文枝の息子でその縁でわれわれの卒業記念に落語会が開かれたこともあった。
 
さて、この記事に対してスレッドが立ちそのいくつかを閲覧すると、「西成にPRするところなんかあるのか」「やくざとしゃぶ中を宣伝するのか」「見物すると言っても何を見に行くのか。生活保護者???」というようなカキコがあった。
 
いづれも事実を指摘している。書いた人はほんとうのことをさらしただけであろう。
 
でも、読んでいる私の胸はつぶれそうであった。悲しかった。
 
 
理屈ではない。自分が生まれた街が好きで、高校大学と世間が広がるたびに「こわいところ」「きたないところ」という目にさらされて、それでも小さいころから野宿しているおっちゃんとの交流やら、お寺にご飯やお金をもらいにくるおっちゃんやらと、ケンカしたり追い返したりはたまた、ちょっとのお布施をしたり。
 
そうやって今の自分が育てられていて。パチンコの玉が出るから玉出かと揶揄され。また釜ヶ崎の暴動にも巻き込まれたり。塀の向こうにいった同級生がいたり。波乱万丈で、善も悪もきれいも汚いもひっくるめて。今の自分。
 
だから、名指しされた三地区に暮らす、ふつうのおっちゃんやおばちゃんが、どんな気持ちでいるのかなあとおもうとセンシティブかもしれんが涙がこぼれる。
 
 
「はじめから別やから差別されてもわからんかった」といった、ナギのおばちゃん。インターネットで自分の故郷が「同和地区」と公表されていても、そもそもそこへのアクセス手段すらないじいちゃんばあちゃん。
 
 
悪意ではなく、善意でもって、彼彼女らは、「同和地区」の住人というまなざしにさらされる。そのようなまなざしにさらされていることすら気づかせてもらえないで。
 
「社会の発展に貢献」という善意であるが、誰の立場でさらすのか。いいかえれば、どういう関係性を地区や地区住民ともとうとしてさらすのか。
 
それらを等閑視して「おちょくる」ために公表していいとは思えない。鳥取ループの立場性だけは、どうしても納得できない。
 
 
鳥取ループのHPで問題の論文は読める。三地区もわかる。でも、地区住民がかつてそして今も、「あなたはどこから来たの」とか「どこにお住まいですか」という何気ない日常会話の中で、内心はドキドキしながら地区名を口にしたり、或いは言葉を濁したりして、ある人には過ぎ去っていく言葉が澱のように胸につっかえることは、地図や地区名だけを見ていてもわからない。
 
 
9月9日に国連識字の10年を総括する集会が、生野区民センターで行われる。
 
 
「賢い人、偉い人、力のある人が、考えはって命令しはったことで、戦争や差別が起きる。私らはそのたびごとに泣くだけやった。けれども、夜間中学で学んでからは、二度とおんなじ思いをしとうない。おんなじ思いをする人をつくりたくない。それ以外のなんにもない」イラク戦争反対の署名運動に邁進した夜間中学の生徒さんの言葉である。
 
 
 
故法然上人のおおせには「浄土宗の行者は愚者となりて往生す」もって肝に銘じて、悲嘆述懐す。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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