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思わぬ時間が生まれたので、ちょっと。
子育てが終わってから相当額を書籍に回せるようになった。 酒タバコにお金を使うことがないので、専ら音楽とサッカーと芸能に費やす。 読書と合わせて月数万円を購入費に充てているうちのコミック分を整理してみる。 順不同で、新刊を購入しているものをあげると。 2014ベストの②〜⑤と番外は当然購入。それ以外では以下。今のところの期待値を★で。 ①『ブルージャイアント(BLUE GIANT)』5巻 ★★★★ ②『いちえふ』2巻 竜田一人 ★★★ ③『阿吽』1巻 おかざき真里 ★★★ ④『昭和元禄落語心中』7巻 雲田はるこ ★★★★ ⑤『どうらく息子』11巻 『夏子の酒』の尾瀬あきら ★★★ ⑥『ゴールデン・カムイ』2巻 野田サトル ★★★★★ ⑦『夕空のクライフイズム』4巻 手原和憲 ★★★★ ⑧『神様のバレー』6巻 西崎泰正(渡辺ツルヤ) ★★ ⑨『雄飛』3巻 小山ゆう ★★ ⑩『商人道(あきんロード)』2巻 細野不二彦 ★★★ ⑪『たんさんすいぶ』2巻 上条明峰 ★★★★ ⑫『月をさすゆび』1巻 能條純一 ★★★ ⑬『天の血脈』5巻 安彦良和 ★★★ ⑬『俺物語』8巻 アルコ(河原和音) で当然、井上雄彦『バガボンド』と『リアル』は購入。あと浦沢モノと近藤ようこモノに二ノ宮知子と佐々木倫子に児玉ユキは要チェック。お金を出さずに喫茶読みするのは多数。人気スジは一応チェックしまーす。 |
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コメント(3)
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2014年コミックス・自己ベストです。コミックスの世界がすごく哲学していて、陳腐な道徳を説くオヤジたちを遥かに凌駕しています。おすすめ!
やや尻切れトンボ的であるけれども、今まで描ききれなかった世界をコミックスとして成立させた、その踏込に衝撃を受けた。 石田の内言と対照的に話せない西宮を外からのみ描くことで、「異化」された障害者が現れて、リアルさが生まれた。また西宮の内側を、少しズレを作って代弁する西宮家の面々のパフォーマンスもリアルであった。内部と外部を通じさせていく仕組みに、映画撮影をもってきたのも秀逸であったと思われます。新しい今の作品。イチオシです。 圧倒的な画力による、『寄生獣」の深化版になりそうな作品。エグさも十分。でも戦慄の中で善悪を相対化していく視点や力の支配の意味などが象徴的に描かれていきそうな予感が。エンターテインメントとしても、「なんなん???」と疑問符がいっぱいの現在です。 これまた絵が好きな作家さんです。説明的ではないくスケッチ風なのも好みです。ただ、ずーっとエピソードを読み重ねると、海の匂いと少しのエロスがほどよく配分されて、大人向きカクテルのような感じがします。何とも言い難いのですが、単純に好きです。 またまた絵が好きです。1巻の表紙絵に、孫が生まれた心情が感応したのかもしれません。うさぎドロップのダイキチとりんとの始まりを時代劇にしたような、二番煎じかもしれません。けれども、なんだろう。コマ間にもすごい緊張感があるんですね。朽木さんの持っている何かが切羽ヅマッテいる感があって。なんだか目が離せない。こちらが老いたのか、朽木さんにも雲雀にも、胸が詰まるんです。 あの『サイコメトラーEIJI』のコンビで、スピンオフ的に福島満が主人公となった学園もの。端的に(笑)でした。いやあばかばかしくて面白い。それだけですが、コスプレーヤーみっちゃんが、女性教師になって教壇に立つという設定でわくわくします。まあ、もともとの「マガジン」好きの延長かもしれません。 番外『あれよ星屑』山田参助 2巻まで 戦後の空気感が描かれた作品で大注目ですが、今後の展開を待ってということもありますので番外。 |
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承知のとおり、nazunaは「ミステリー」好きである。
TVもスポーツと音楽以外は、ミステリー系のドラマのみを視ている。
昨日は、地上波フジを2本とwowowが1本。もちろん録画視聴になる。
フジは『謎解きは〜』『ハンター』。wowowは、『クリミナルマインド・特別捜査班レッドセル』
映画もほぼミステリーしかみない。(ガッキーの映画は別!!!)
ミステリーは、謎があってそれが解決する。日常の謎もあれば犯罪もある。クイズに正答したカタルシスがその本質のように思われる。
しかし、実はエドガー・アラン・ポーがその嚆矢と言われるように、近代社会の現出とかかわる文学現象であった。その著「モルグ街の殺人」では、探偵オーギュスト・デュパンは、没落貴族であり、図書館と書物をその象徴とする存在で描かれる。
また、その場面背景や解決も重商主義から資本主義へと展開する社会の様相が象徴される。詩人ポーの直観が、富の拡大が世界を外部と内部に分け、流入する「新世界」に、キリスト教秩序が崩壊し、犯罪が現出していくという様相を示す。
さて、翻って現代。『クリミナル・マインド』は、妹を連れ目撃させて首つり殺人を連続してD・Cを目指す若者が犯人。このドラマは犯人捜しと動機探しのツインで進む。統合失調症の犯人の動機は、終盤になって明らかになる。
「直せるとは限らないんだ」「守れない約束はするな」という叫びの意味は?…。犯人と妹は犯人の病気のせいで親に捨てられたのであった。「帰ってくる」という言葉を残して、母が去り父が去った。妹は父の存在を知り、何度も何度も「帰ってきてほしい」と手紙を出すがなしのつぶて。
やがて、地方選挙にその父が出馬し、選挙ビラには親子の写真。父は既に別の家族を持っていた。ある日妹は首をつって自殺していた。犯人は死体を連れて旅をしていたのであった。その途中で、父親が家族に約束の言葉を言う場面に出会うたび、代理復讐をしていたのである。叫びは「約束は守れなくても直すことはできる
」という選挙ビラの父のスローガンへの拒絶であった。
最後に、父の元に辿りつき絞首刑にしようとした犯人を説得逮捕する。自殺しようとした犯人を正気に戻すために、主人公たちは死体を狙撃する。
明らかに、捜査官たちは犯人と同化し、犯人の孤独と苦しみを理解し、涙する。
兄の妄想の中で生きている妹を、「自由にしてやってくれ」というセリフ。
そして、妹の遺体を損傷させたことに対しての祈り。
「父と子と聖霊の御名において。来世に祝福を」。ひどい父への怒りは、主への帰属と祈りに昇華され、捜査官の「我々5人は、欠かすことのできないファミリーだ」という、チームへの賛美で終わる。
解説はしないが、信仰と死、罪と罰、そして裁きと懺悔、という普遍的なテーマが具体化されている。祈りの場面では涙した。
一方、我が国のドラマは…。執事とお嬢様のカリカチュアで描かれる「謎解きは〜」。賞金めあて犯人捜しドラマの「ハンター」それなりに面白いが、人間がうすっぺらい。
『メイちゃんの執事』でも取り上げられた執事。「守護する父」との契約の上で命じられた現世での役割を教会で果たすのが、もともとの執事。それが家宰に持ち込まれたのが、英国のバトラーである。
そういう掘り下げはドラマ化にはなかった。原作の方がまだしも、日本的な意味でない「義務」を下敷きにしていると思うけど。
ノブレス・オブリージュを倫理とした、ライオンズクラブもねえ。我が国では横領事件を起こすし。揶揄は批判であり批評であるのだが、サブカルチャーであった。いつしか我が国は、揶揄がメイン担ているように思われる。
まあ、100本に1本、ドラマから深いインスピレーションがあるということ。それが、演劇的なものに魅かれる理由かもしれません。
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湊かなえの「告白」が、本屋大賞だそうである。 週刊文春が2008年のミステリーナンバー1にしたのも???であったが。 本屋大賞となるとかの、伊坂幸太郎と並ぶことになる。あるいは投票からいうと、道尾秀介より上であるという評価になる。 はっきりいって、この作品を評価できないnazunaは、ここに異議をとなえたい。また、未読の年配のミステリーファンに読んでいただき、正しい評価を下してほしい。 と、前にも述べた。 作品そのものを貶める目的はないので、ストーリーを叙述することは避ける。 そして疑問点(実際に初読時に、そこでがっかりした)だけを書く。 物語の終わり「伝道者」の章。主人公の女教師・森口悠子のモノローグが問題。p262である。 森口の次の担任、ウェルテルこと寺田が、恋人桜宮の教え子であること。さらに森口と桜宮は3年同じ学校にいたこと。ストーリーの前提となる登場人物の関係と相互認識が語られるのであるが…。そこに、 寺田は前の担任が私であることを幸い気付かなかった 旨の記述がある。しかし、それは森口の主観的な認識としても、或いは事実としてもあり得ない話であるのだ。 著者、湊かなえは以下の事実を知らない。 担任事務の第一は、指導要録の確認担任氏名印の押印と出席簿の整備である。そこには中学なら3年分の担任の氏名印と印鑑の捺印が必須である。つまり、中学ではたとえ半年の臨時講師であっても、指導要録に氏名印と認め印を押さねばならない。(校長は年度末には全員の指導要録に捺印せねばならない)。これは途中で転校があっても必ず必要な事務処理で、教育公務員の常識なのである。文部省の生徒数把握は5月1日であるから、年度初めにある生徒を誰が担任していたかは、わかるのだ。(写真は様式例) クラス替えがあれば必ず指導要録の再分配から仕事は始まるのである。さらに、歓送迎会や挨拶を欠礼したとしても、人事異動について校長が発表するのでよっぽどマンモス校でなければ氏名が必ず公表される。 寺田が森口を前担任として知らないということが、ありえないのであるなら、この小説の展開もまた強引な展開になる。 しかも、これはミステリーである。私小説として読まれているのではない。森口がよっぽどのバカで自分のあとの担任が指導要録や職員名簿を見ることもないし、それを自分だとは認識できないと思いこんでいる人物造形であるならよいが、そうすると今度はエンディングのトリックが成立しなくなる。そんなバカには無理だとなるからね。 さあ、全国の本屋の店員諸君。この作品のどこを評価するのか????
また、ミステリーの専門家とする諸氏よ。設定の破たんしているミステリーを1位に推す理由とは??? 伊坂や道尾と肩並べていいのか??? |




