ここから本文です

スウィートbonbon(壽光寺の内緒話)

書庫今月のお寺

記事検索
検索

2月の行事

イメージ 12013.1.13 御正忌報恩講団体参拝
 
 
打出の小槌     金子みすゞ
    
     打出の小槌貰ったら
   私は何を出しましょう。
 
    羊羹、カステラ、甘納豆、
   姉さんとおんなじ腕時計。
   まだまだそれよりまっ白な、
   唄の上手な鸚鵡を出して、
   赤い帽子の小人を出して、
   毎日踊りを見ましょうか。
 
   いいえ、それよりおはなしの
     一寸法師がしたように
    背丈を出して一ぺんに
     大人になれたらうれしいな。 


 年末から、桜宮高校の問題で大阪の教育界は大ゆれです。「顧問の体罰により、生徒は自殺」となり、訴訟問題となりました。それは一つの焦点です。しかしこの死は、学校の教育指導が「生きる力」を与え られなかったということではないでしょうか。
 
体育科は、体育の授業やクラブ活動だけをするのでしょうか?そんな体育科は、体育の授業やクラブ活動だけをするのでしょうか?
 そんなはずはなく、この生徒さんも国語や理科や社会の授業を ( う )けていたはずです。また、体育が今、生徒の最大の関心であったとしても、自己表現力(書く語る力など)を育てるのも、話題になった顧問への手紙やそれに至る日常の対話などで、生徒たちが学びをもとにいい状況を生み出していれば、悲劇はなかったかもしれません。学校も教育委員会も行政も、この当たり前の原点に立ってほしいのです。
 「早く大人になりたいな。もっとおおきくなりたいな」とみすゞが描く子どもの憧れの心情を育むことが生きる力となります。それには、そのように生きる魅力的な大人がモデルとして子どもの前にあることが、もっとも教育的です。親鸞さまは、そんな法然上人に出会われ、魅せ られて、本願力廻向へと導かれます。また、共に学びを深め念仏を喜ぶ仲間と邂逅されてのご生涯でした。その意味で、チームメイトやクラスメイトとのつながりも、どうであったのかと、見直す必要がありましょう。


2月の行事予定
○常例法座 12日(火)午後二時〜 ご讃嘆:門中浄光師(兵庫・廣宣寺)
○聞法の会 23日(土)午後二時〜 〈無量寿経分読〉ご讃嘆 住職
〇お朝事 土曜日午前7時半〜 2日・9日・16日・23日
 
★節談説教研究会錬成会(京都・2法会館) 7日・8日
★節談説教を学ぶ会(大阪) 24日(日)午後六時半〜
★住職出講
7日(木)午前10時〜   阪神東組仏教若婦人会(伊丹・稱名寺)
16・17日()()午前10時・午後2時 永代経法座(米原市・上妙寺)
 
二・三月前半の「じゅげむ」はイベント空です。ご希望あればレンタルします。
 
 
 

一月の行事

              新年の手紙(その一)          田村隆一
 
   きみに
  悪が想像できるなら善なる心の持主だ
  悪には悪を想像する力がない
  悪は巨大な「数」にすぎない
 
  材木座光明寺の除夜の鐘をきいてから
  海岸に出てみたまえ すばらしい干潮!
  沖にむかってどこまでも歩いて行くのだ そして
  ひたすら少数の者たちのために手紙を書くがいい  
 
                                 ★材木座光明寺―浄土宗大本山。鎌倉にある由緒あるお寺

                            
 
新春合掌。明けまして南無阿弥陀仏。
 昨年の暮れには政権交代。テレビの取材では、町の声のほとんどが景気 ( けいき )の回復を望んでいると つたえられました。
 ところが、失業率が高く、またワーキングプアといわれる低所得層の二〇代三〇代の若者の多くが、この選挙を棄権したのです。
 衣食住を親に面倒見てもらわなければならなくなってしまったこの世代。不安定な勤務条件や給与に対して、「ものもうす」べきことになっているはずであるのだが???
 詩人が言うよう「悪には悪を想像する力がない」とするなら、いっけんおとなしい羊のような、この世代は、相当な悪に犯されているともいえそうです。背筋が寒くなる話でありますけれど。わが宗祖、親鸞さまは比叡山時代にこの自己の罪業と格闘されました。そしてむしろ「自覚なき悪」こそが自らの大問題であるのだと、阿弥陀さまの本願力、善悪を超えた彼方へ向かうはたらきに導かれたのです。他力のはたらきを受けて罪悪深重と知らされること、それがそのまま救いに転じであること。
 何かを超えようとすれば、私たちの身心は痛む。しかしその痛みの自覚の中からしか、超えようとするものが実は、自分が生み出しているものであることに気づくことはできません。聞きましょう、法の声を。


行事予定
○元旦会 1日(火)午前0時〜 住職
○常例法座 12日(土)―ご正忌報恩講・午後2時〜
 お勤め:正信偈行譜  ご讃嘆:小林顯英師(大阪・法栄寺)
◎ご正忌報恩講団体参拝 13日午前8時半集合〜午後4時解散
 京都本願寺、法要(二門偈作法)・特別講演(総会所)、境内散策
 芋ぼう本店(昼食)、知恩院・円山公園散策
○壮年会婦人会新年会 27日午前11時半〜午後1時
〇お朝事 午前七時半〜 5日・12日・19日・26日
 
★じゅげむイベント
 
12日(土)午後6時 6時半 2500円
『〜初田悦子&鎌田雅人、天然デンネンズ、わたなべゆうライブ〜』
「きみのママ」の初田悦子さん登場。プロデューサーの鎌田雅人(hitomiのラブ2000の作者)までこられます! 
 
26日(土)「節談説教を学ぶ会」午後6時半〜 500円
27日(日)『大人の寺子屋2』 午後1時〜500円
 歴史講演「天満本願寺とは」仁木宏(大阪市大教授)
 

 
 

今月の行事

 
                                   
     海辺の恋   佐藤春夫     
   
  こぼれ松葉をかきあつめ
   おとめのごとき君なりき、
    こぼれ松葉に火をはなち
  わらべのごときわれなりき
 
    わらべとおとめよりそひぬ
    ただたまゆらの火をかこみ、
    うれしくふたり手をとりぬ
    かひなきことをただ夢み、
 
     入り日のなかに立つけぶり
     ありやなしやとただほのか、
     海辺の恋のはかなさは
     こぼれ松葉の火なりけむ。


 新宮市生まれの佐藤春夫。激情の人であった。谷崎潤一郎の薄倖 ( はっこう ) ( つま )、千代に横恋慕をした。彼女への想いを)ったのが「あはれ秋風よ〜」で始まり、「さんま、さんま、さんま苦いか塩っぱいか」と絶唱する『秋刀魚)の歌』。この恋は、谷口の合意で千代との結婚で成就する。
 東京オリンピックを前に急逝するが、門人三千人といわれるほど、彼を師と仰ぐ文学者を輩出した。その彼の〈殉情詩集〉からの一編。小椋佳さんが曲をつけて歌ってもいる。春夫は新宮の病院の息子に生まれた。新宮中学在学時代に、一歳年上の女性に初恋をしたといわれる。
 松葉は二針葉で一葉。木からこぼれ落ち、茶褐色に枯れ果てても二葉は離れないのである。その松といえば、十・八・公、と字解きをして、第十八願の主と真宗では古来 えられる。親鸞聖人伝説の中では、それゆえ将来十八願の本願力廻向を主とされた方の若き日のすがたであるとして、幼名を松若(丸)と申すと言われる。今年初めて口にかけさせていただいたが、「松尽くし」というご絵伝の絵解きもあるのである。
 木にあるときも落ちて朽ち果てても離れない松葉をして、「弥陀と衆生は二人づれ」といただく。どこまでもあなたのいのちと共にあると、この私のいのちを生きてくださる如来さまであり、私を仏へと仕立て上げて下さる仏であられた。松葉を見るたび、お慈悲をいただくことである。 (住職)
 
○12月常例法座(今年度・門信徒総追悼法要)12()午後2時〜
 ・阿弥陀経六首引き ・讃嘆 花岡静人師(奈良・勝光寺)
〇お朝事 午前7時半〜 1日・8日・15日・22日・29日
★除夜会 31日午後11時半〜勤行と除夜の鐘
 引き続き本堂にて元旦会 1日午前0時〜 
 ・正信偈(行譜) ご挨拶とご法話

今月の行事

イメージ 1
 
  世界が私を愛してくれるので
谷川俊太郎  
                      世界が私を愛してくれるので
                     
(むごい仕方でまた時に やさしい仕方で)
                     
私はいつまでも孤りでいられる
                      私に始めてひとりのひとが 与えられた時にも
                      
私はただ世界の物音ばかりを 聴いていた
                      私には単純な悲しみと喜びだけが 明らかだ
                      
私はいつも世界のものだから
                      空に樹にひとに 私は自らを投げかける
                      
やがて世界の豊かさそのものとなるために ……
                      私はひとを呼ぶ すると世界がふり向く
           そして私がいなくなる
 

  縁起の法と因果の法によって、おシャカさまは「真の自己」を、
 世界の中に見事に発見された。これを「さとり」という。
  詩人が直観しているようにそれは、完全なる孤独であると同時に
 存在全て(これを「世界」と表現する)と関連し与えられ、満たさ
 れていき流れとして注ぎ込まれる。残念ながら、おシャカさまや詩
 人のようにそれを悟り、或いは直観することは、比べたがりの私ど
 もには、なかなか難しい。
  見えるモノや知りうるモノばかりをたよりにして、全てをはかり
 それが人生だと思い込んでいるから。どの学校を卒業したか。誰と
 知り合いか。仕事は何か。顔やらスタイルがいいか。芸能に秀でス
 ポーツが上手か。金があるか。地位があるか。挙句の果てには、親
 が誰か先祖は誰かということで自分を飾りだす。おまけに、それで
 他までをはかりランクづけして自己満足する。
  比べたおしても、最後まで「本当の私」はわからない。分からず
 じまいの愚かな私なればこそ、「ナモアミダブツ」と呼んで称えて聞
 かしめて。他人の痛み哀しみを己がことといただいてそれを超えて
 いける道へと、目覚めせしむるのがお念仏。如来は私に豊かで嬉し
 い人生を育くんで下さるのです。

 今月の行事
○常例法座 12日()     午後2時〜  安方哲爾師(貝塚・正満寺)
 
○秋の遠足 25日(日)朝9時〜午後3時 貝塚・願泉寺報恩講参拝(詳細別紙)
 
○お朝事 午前7時半〜 3日・10日・17日・24日
 
★住職出講 
 3日(祝)    大圓寺報恩講(堺市美原区) 午後2時・7時 
 10日(土)    正覚寺報恩講(奈良県広陵町)午後3時・7時
 18日(日)    源正寺(伊丹市荻野)若婦人会 午前10時(一座)
                      浄願寺門徒報恩講(旭区今市) 午後2時
 
 
 

10月 報恩講

イメージ 1
旅から旅のご生涯
 
              野を歩けば       丸山 ( まるやま )  ( かおる )
 
         うっすらと 動かない雲
         高い 高い うろこ雲
         ああ 空は水のようだ

        
野を歩けば
        
草にも陽にも
        
さやかな秋の ( にお )いがする

        
きち きち と
        
音して 光って
        
はたおりはとび立った

         桔梗 ( ききょう )
の花を
        
つんでいこう
        
おみなえしの花を
         手折 ( たお )
っていこう
        
すすきの穂を
        
抜いてかえろう

         今晩はお月見だ
 
イメージ 2


彼岸すぎから秋めいて。あっという間に報恩講さんの季節大阪ではだいたい十月から十二月にかけて「お ( とり ) ( こし )といって、 一月の御正忌の時期を手前に取り越して、各寺院や家庭で ( つとめさせていただきます。お ( 斎には野菜 ( の煮物が多いが、野菜だって生きている。魚や肉を食べることだけが殺生(せっしょう)ではない。命を ( うば )わずに私たちは生きていけない。また、収穫の秋は食がすすみますねえ
 
コントのセリフで「あんたのお腹には死骸がいっぱいつまてるやろ」というのがありました。金子みすずの「大漁」で、オオバイワシの大漁でわく浜の様子を活写された。あれは今頃ではなかったか。ちなみに「オオバイワシ」は大羽鰯でサイズの大きいマイワシのこと。知っていましたか?
 
浜は喜びわいているが海の中ではお葬式が行われている、と言われて。
 
改めてはっとする愚かな私。命を食してある命。今その命を生きる私。何億 という命のかたまりが私であった。このちっぽけな頭でどうこうしていい命ではなかったと、気が付いたとき。
 
今、命が私を生きているのだと、逆転されるお念仏。いただきあげての南無阿弥陀仏であります。


イメージ 3
nazuna
nazuna
男性 / O型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最新のコメント最新のコメント

すべて表示

ブログバナー

検索 検索

よしもとブログランキング

もっと見る
本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事